| ★カッパ博士のサルでもわかるかもしれない(?)説明★ |
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| 青酸カレー…もとい青酸カリをはじめとする青酸化合物が生物にとって猛毒なのは、それら青酸化合物がお腹 (胃) に入った時、消化液の胃酸と化学反応してシアン化イオン (CN-) を発生し、さらにそのシアン化イオンが、細胞の呼吸 (celler respiration) に必要な鉄イオン (Fe3+) を奪い取ってしまうからである。細胞の呼吸とは、細胞が酸素を取り入れることで、細胞、つまり生物が活動し、生きていくために必要なエネルギーを作りだすことである。シアン化イオンにより細胞中の鉄イオンが不足し、細胞の呼吸ができなくなれば、当然、細胞はもとより、生物も死んでしまうのである。 |
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| 砒素は毒性と薬理作用という相反する性質を持つ元素 (elements) であり、生物にとっての数ある必須元素のうちの一つでもあります。砒素は体内に入ると酵素などに含まれている基質、スルフヒドリル (sulfhydryl) 基 (-SH) と結合します。これにより、スルフヒドリル基を電子伝達の起点とした酸化的燐酸化が行えなくなってしまいます。結局、さきほどの青酸カリの場合と同じように、細胞内でエネルギーが生産できなくなってしまいます。青酸カリの場合、阻害されるのは細胞の呼吸 (respiration) でしたが、砒素の場合、阻害されるのは細胞の代謝 (metabolism) の部分です。 |
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| アジ化ナトリウムはその爆発性を買われ、自動車のエアバッグの起爆剤に用いられています。特異的な解毒剤、拮抗剤がないため、基本的処置、対処療法を十分におこなわなければなりません。また胃酸などの酸 (acid) により、アジ化水素が発生するため、吐物・胃吸引物による二次汚染にも十分に気をつけなければなりません。さらにエアバッグなどの場合には、エアバッグ作動時に小量発生する、水酸化ナトリウム (sodium hydroxide)、炭酸ナトリウム (sodium carbonate)、炭酸水素ナトリウム (sodium hydrogencarbonate) などの副産物による眼損傷、顔面熱傷に注意しなければなりません。特に水酸化ナトリウムなどの強アルカリ性の物質はタンパク質 (protein) を溶かしてしまうため、目などに入らぬよう十分注意しなければならない。失明してしまうことがあります!! |

| ★カッパ博士のサルでもわかるかもしれない(?)説明★ |
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| クレゾールはやせ薬ではありません、念のため。クレゾールは殺菌消毒剤として一般に広く知られている物質 (液体 liqud) です。芳香族 (aromatic) の物質であるため、ベンゼン (benzene)、シンナー (トルエン toluene)、ナフタレン (naphthalene) などに代表されるような、特有の臭いがします。微生物を殺してしまうような殺菌剤が人体によくないわけがありません。とくに芳香族系の物質は毒性が非常に強いため危険です。みなさんも甘い言葉には十分注意して下さい。こんな薬で痩せられるなんて、世の中そんなに甘くないですよ。 |

| ★カッパ博士のサルでもわかるかもしれない(?)説明★ |
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| ダイオキシンの急性毒性 (1回投与による毒性) はパラチオン (parathion) や青酸ナトリウム (sodium prussiate) の約1万倍にも達し、皮膚障害のような慢性毒性、発癌性や催奇形性も極めて強い物質です。その毒性発現機構は、ダイオキシンが細胞中の核の遺伝子に作用して AHH (aryl hydrocarbon hydroxylase)、EROD (ethoxyresorfin O - deethylase) などの酸素添加酵素 (oxygenase) を誘導し、ダイオキシンは、反応性の高い中間体を生成し毒性を発現するものと考えられています。ダイオキシンは都市ゴミ焼却炉からの飛灰や残灰、煙突からです排ガス、排水などに含まれており、これらは環境汚染の原因となっているものです。人間は、環境汚染によってきれいな空気や水を失い、ダイオキシンのような有毒物質を得ているのです。人間の敵はやはり人間なのでしょうか? |