わたしの授業ノートから〜
人は一生のうちに約70t食べます。
しかしその食の内容は50年代と比較すると変わってきています。
野菜、果実、豆などの消費量はそれほど変化していないのですが、
穀類(御飯やコムギなど)の消費量は半減し、その一方で動物性食品(肉・牛乳・乳製品など)の消費量は増加しています。日本は現在長寿の国ですが、それはこの食生活に起因していると考えられています。
かつては御飯に味噌汁、漬物を中心とした食事でした。これでは高血圧、脳卒中、癌(胃がんなど)の発症に影響する高濃度の塩類を摂取することになります。そして現在私たちは、動物性食品により高たんぱく質やアミノ酸をバランスよく摂取しています。これらは感染症、癌などの免疫関連の病気を減少させると考えられています。ところが日本は徐々に過剰に脂肪を摂取する傾向にあります。過剰な脂肪の摂取により生活習慣病にかかりやすくなるのです。
病気の発症は遺伝的要因・化学物質・微生物環境(結核菌・エイズウイルス)・食生活や住環境などに影響を受けていますが、ここでは特に食と健康とのかかわりについて考えていきたいと思います。
加齢に伴って免疫力が低下し、癌など様々な感染症を発症しやすくなり、一方で若年層では食の欧風化や大気汚染、微生物感染の変化によりアレルギーなどの自己免疫疾患になりやすいのです。タンパクの所要量が少ないと必ず免疫力は低下します。食品で免疫の働きを高めるには以下のことに注意してください。
・適量のエネルギーを補給
・栄養価の高いタンパクの摂取
・脂肪は取り過ぎない
・多糖を多く含む食品の摂取
・
微量栄養素(ビタミンE、セレン、亜鉛など)を十分に取る