このHPでは日本人研究者による神経科学分野での
最新論文を分かりやすく紹介しています。


考えたり、ぼけたり、感じたり…それって全部脳のしごと。今、脳神経科学分野はどんな研究をしているの?日本の研究者達は、何をしているの?そんな疑問をもつ方は、たくさんいらっしゃることと思います。しかし残念なことに、一般の方がこのような興味を持たれてもなかなか知る機会はありません。

内容が専門的すぎるというのも事実でしょうが、その理由のひとつに、研究結果は出ると同時に英文化され、英文専門誌へ掲載されてしまうからです。全てではありませんが多くの自然科学雑誌は海外誌です。そして大きな研究成果ほど、一流の海外誌へ速やかに掲載される傾向にあります。

日本から生みだれた業績は、こうしてはじめに日本を素通りして海外へ渡ってしまいます。(海外に渡った日本人研究者の業績はなおさらです。)そして渡った研究のほんの一握が、メディアを通して翻訳され、知られるのみです。

膨大な税金を主体としてなされる研究の結果が、日本人の知的財産となるよう、もっと多くの日本国民の目に触れ、耳に届くべきでは?と感じる方もおられるでしょう。日本の研究者は本当に意味のある研究をしているの?と尋ねたくなる方もおられるでしょう。各機関のHPでも研究内容や業績が数多く一般公開されていますが、その内容は専門的すぎて、とても一般人向けとは言えません。

ところで、研究の真の価値とは何でしょう。もちろん、国内からノーベル賞クラスの研究が生まれることかもしれません。海外の研究室へ移り、世界標準の中で成果を出すことかもしれません。しかし、今行われている研究がどんなものか、日本国民に知ってもらったり、素人なりに面白そうだと感じてもらうことは、研究者にとっても社会的に必要であり、また励みになるのではないでしょうか。

それでは、国内の研究者がもっと母国語でオープンにしたらどうか、という意見も出ることでしょう。しかし、研究に携わる者自身が発信に専念するのは、とても難しいのです。なぜなら、世界中でトップ争いをする者が、専門外の素人に噛み砕いて説明をするのは、とても骨が折れるからです。そして説明に骨を砕いている間に、世界のライバルに実験結果を出されてしまい、業績を発信できなくなるという矛盾が生じてしまうからです。

このホームページは、神経科学に興味のある一般の方々に、この分野で活躍される方々と、その研究内容を広く知って頂くためのサイトです。神経科学分野の一流海外ジャーナルから日本人研究者の論文をピックアップし、可能な限りタイムリーで分かりやすく、論文要旨を翻訳・紹介させていただいています。海外の日本人研究者の論文についても、海外ジャーナルから逆輸入の形で取り上げ紹介しています。このサイトを通じて、より多くの一般の方々が神経科学分野に興味をもたれ、また一線で活躍される数多くの日本人研究者への理解が深まれば幸いです。


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