Coffee Break

経口投与。Cafeinが。胃から、食道から、口腔粘膜から。
吸収されていく。

熱気を逃がしながら、喉の奥へと滑り込ませていく。
琥珀色の液体。coffee.

脊髄の周りを覆っていた、透明な膜が、ゆっくりと剥がれ落ちる。
ざらついた。過敏に過ぎる神経が。剥き出しになっていく。

世界の実相が、自分の知覚神経に入力される現実が。
ざらついた物はざらついたままに。
醜い物は醜いままに。
薄汚れた物は薄汚れたままに。
罅の入った物、埃を被った物、中途半端に乾きかけた物。
ゴミ。

不整合な断面。(それで不都合はないにしろ)
窓ガラスに入った罅。(ガムテープで覆ってあるからこれも不都合じゃない)

現実。
預金残高。
投げ捨てられたままのチラシ。
床の上のゴミ。(元は食品だったり、元は衣服だったり、元は自分自身だったり)

自分。
自分を信じていない自分。
自分が自分を信じていないと言うことを信じている自分。

自分はおそらく世界と同じくらい不完全で。
そして、その一点で妥協する。

おそらくは不完全な世界に不完全な夢を紡ぐため。

CoffeeMakerが、煮詰めたCafeine。
喉の奥に全て流し込む。
薬理作用。

現実は明日。非現実は明後日。
どちらも同じぐらい醜くて、下らなくて、取るに足らなくて。
そして、それが世界。

飲んだ跡のコーヒーメーカーの始末。
バイトへと出かける。

good moon.


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