もいらい

 
もいらい

(1)
 正確には『もいらい音頭』でぇ〜っす。
 70年代に少年誌上で連載された、永井豪氏の大人気漫画『おもらいくん』の中で、登場人物らによって歌われていた1節に、この言葉が出てきますぅ〜。
 おもらいくんっていうのは、この漫画の主人公の名前で、肩書きは乞食なの。
 今じゃ放送禁止用語よね。そのせいか、復刻版とか見ないんだけど、これ、文庫とかになってるのかなぁ?
 私も、このお話を読んだのは遠い遠い昔の事なので、もう記憶は朧なんだけどぉ〜。
 確かねー、おもらいくんのライバルってことでー、『あもらい』『いもらい』『うもらい』『えもらい』の4人衆ものもらい集団が登場してきてぇー、それでおもらいくんを取り囲んで踊り狂う時に歌っていたのが『もいらい音頭』。
 永井先生は、文字通りに『ものもらい音頭』にしたかったみたいなんだけど、マンガって音がでないでしょ?字面だけで、リズムのいい、メロディを感じられるような言葉に置き換えて出来た言葉みたい。
♪そぉ〜っれ!
  もいらいもいらいものもらい〜
   俺達ゃみんなでものもらいぃ〜
  しゃんしゃんゴミ箱あさろうぜ〜
  スイカ〜浣腸なんのそのぉ〜
  もいらいもいらいものもらい〜
 あっ しゃんしゃんしゃぁ〜んでしゃんしゃんしゃんっ

 後半はよく覚えてないので、適当です。
 スイカ浣腸は『イヤハヤ南友』の方の下痢ピー音頭だったかも…。(イヤハヤ南友研究家)
 

(2)
 もい・ら・い関西地方山間部に残る方言。
  もい=美味い
  ら=等
  い=居
 「美味しい物があるねぇ」と言う意味。
 美味しくない時は「もみない」と言う。(ひろこ)
 

(3)
 「もいらいうた」といのは、古代日本のまじない歌のひとつで、

  もいらい の もいねむちろ の もろいちや
  ふもとらむちもろいちとみ ぞ

というもので、くさなぎ流陰陽道で、よく使われる呪文です。この歌の意味には諸説ありますが、

  百五億五 の 百五億六千万 の 百万五千八
  二百十億六千百万五千十三 ぞ
  (10500000005 + 1056000000 + 1005008 = 21061005013)

と解釈するのが現在では定説になっています。古代人は大きな数字になんらかの神秘を感じていたのかもしれませんね。(億億六)
 

(4)
 「ものもらい」の方言です
 元々は『もらってない ものもらい もういらいら いらん』と、いうものもらいを治すおまじないから訛ったようです
 「もいらん」とも言い、お年寄が主に使います(まじない集め)
 

(5)
    もい と らい はとってもなかよし。
    今日も2人で おでかけです。
    もいとらい、もいらいもいらい。
    2人が 森の中を おさんぽしていると……

 という書き出しで始まる、学童用読み物。そのタイトルが『もいらい』。
 もっとも、一般書店に並ぶ前に盗作疑惑が持ち上がり、世間一般には流布していません。
 噂によれば、森の中に落ちていたのは巨大な『タタミイワシ』だったとか。どう着地させるつもりだったのでしょう?(すくえあ2)


モイライ

(1)
 そういえば、蝦夷の族長にモイライって人がいましたね。坂上田村麻呂に討伐されたという伝説があるらしいんです。(ちんじゅう)
 

(2)
 ほほぅ、たほいやで英語の出題とはめずらしいふつうは超マイナー言語からが多いんですけどね
 モイルは英語で「仕事熱心なあまり、空回りするようす」をあらわす動詞で適当な和訳が見つからないけど、モイライはその形容詞形ですね
 あえて訳すなら「骨折り損のくたびれ儲け」か?(正解しちゃったら晒し者だ)
 

(3)
 モンゴル帝国皇帝フビライ汗に仕えた武将モイライ(孟威烈)のこと。若くして重用されたというが、その出自については謎が多い。
 後世の書物によっては、第4代皇帝モンケ汗の落胤とも伝えられる。(人間好不思議)
 

(3)
 東南アジア一帯に伝わる妖怪の名。地域によって、ムイラ・イ、モーラ・エなどとなる。モイラは、妖怪、恐ろしきものといった意味で、最後のイは、お嬢さんというような尊敬の意を表し、お化け嬢というようなことになるか。魔女の年を経たものが妖怪化したとも、この世に恨みを持って死んだ女性の霊ともいわれるが、これといった定説はない。むしろ、妖怪や幽霊の女性、魔女といったものの総称として考えたほうがよいであろう。
 その姿は、あるものは絶世の美女といい、あるものは老婆であったという。更には、長い毛で覆われた怪物であったともいう。実体を持たず、相手によって容姿を変えているのであろうといわれる。
 夜道を歩いている男に背後から忍び寄り、気づかずにその精気を吸い取るという。更には、気絶させることもあるという。(一部に地域では、夜出かけてその訳を説明できない男が、モイラ・イに襲われたと言って取り繕うとか。)しかし、気に入った男には、様々な幸をもたらすとも言われている。
 もし。襲われそうな気配がした時には、「お嬢さん、今夜は先約があって急ぎますので。」と三回言って、脇に避けると難を逃れられるという。(さちはる)

 あー、間に合った〜!
 東南アジアのモイライといえばどっかに資料があったはずだと思ってさがしてたんですけどやっとみつけました。
 モイライの近縁種でモーラエの画像です。(ちんじゅう)


モイライ(ン) 

 むかしむかし、電話回線がデフォルトでは一社独占だった頃、それではイカンという事に気づいた民衆が起こした一揆の事。しかし、独占してた会社も一揆に参加してしまったので、なにがなんだか解らないうちに収束したらしい。(はてさて胴下)

モイラ・E

 チャウシェスク政権下のルーマニアで「レジスタンスの歌姫」と呼ばれた地下放送の華、モイラ・Eのことですか?
 1988年以降、ぷっつりと消息が途絶え安否が気遣われています。(しぇーん)


Meuler E

 モイラーエンジン(音と振動の少ない新式のディーゼルエンジン。ドイツのモイラーの発明による)の略。(しぇーん)


裳苛ひ

 板の間に出来た隙間、頭の出た釘、すりへって毛羽の立った敷物等、「裳」をひっかけて破くおそれのあるような古くなった建具を嫌って呼んだ平安期の女房言葉。
 「裳」を身に着けるような身分ある女性が、こうした不具合のある住居に暮らすということは、経済的に困窮していることのあらわれとも言える。
 転じて、夫の足も遠のき、女房・雑色等に当り散らすばかりの始末におえぬ主を当てこすって言う言葉ともなった。(ぶっち)


喪いらい
 古くなった道具にやどった憑喪神を追い出す儀式のこと。古くは「喪やらい」と言った。(ララァ)


喪入相

 夕暮れ・日没時を表す古語「入り相」からの転化で、「今にも喪に入りそうな様子」、すなわち「危篤」あるいは「臨終」を示す。
 鎌倉後期にはさらに転じ、「確実に失敗するであろう事柄≒命取り」の意に用いられた。(ぶっち)


藻灯雷

 「藻灯雷」。「もひらい」→「もいらい」。
 ある気象条件のもとで雷が起きると、雷の光が藻のようにゆらゆらとなるそうです。オーロラと雷をあわせたようなものをイメージするとわかりやすいと思いま
 室町時代の記録に、ある嵐の夜にこの藻灯雷が見られたという記述がありますが、それ以降の記録は今のところ見つかっていません。一瞬のことなので、観測もかなり難しいようです。(くろねこぶんた)


萌礼

 もえらい・もいらい
「儀礼(ぎらい)」などと並ぶ、中国、儒教の経典の一つ。二五編からなる。
物事が起ころうとする気配、兆候などを感じ取るために、物、生き物、自然などの観察方法、観察記録を記録などを
 収録したもの。この書を学ぶことで、遠い未来の事でも予測することが可能となる。
現代では、今後の経済動向をも予測出来ると言うことで、経済学者などは必携の書となっている。(TAP(^^)/)


水来

 もひらい。
 佛のことを如来(にょらい)とも呼ぶがこれは「真如の国から来た者」という意味
 対して水来(もひらい)は、水の国から来た者を表す古文書に希に見られるが、具体的に何を指しているかは諸説あり定まっていない(フェイク和尚)



 
 辞書に出てくる「もいらい」は……

モイライ Moirai
 ギリシア神話で運命の三女神のこと。糸を紡ぐクロト、長さを定めるラケシス、糸を切るアトロポスの三神。ゼウスとテミスの娘。ローマ人はパルカイをモイライと同一視した。

 だそうです(わたくしこの人たち知りませんでしたわ、おほほ)。北欧神話のノルンみたいなものですかしら。古今東西のちからづよい「もいらい」がせいぞろいして女神たちも影がうすいですわね。


 
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