はいあらい

 
●ハイアライ島奇問

ハイアライ島 
 南方戦線にて従軍中に一時駐留しておりました。
 満月の晩に海岸を埋め尽くした蟹の群れと、それを捉える為に上がって来たとおぼしき巨大な烏賊の姿が忘れられません。(岩井玉人)
 

ハイアライ海溝
 鼻行類で有名だったハイアイアイ群島の西方にある海溝の名前です。岩井玉人氏が駐留したという島は、この近くの島と思われますが、確証はありません。(ある調査によるとハイアライ島は、赤道付近だけでも三つあり、本家争いをしています。どうやら同じ民族が移動して同じ名前を付けたらしいのですが、いずれも民族発祥として譲らず、第二次世界大戦時にはそのために敵味方に分かれたとか。)さて、この海溝ですが、かの異端の博物学者ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の報告によると、巨大な円盤状の生物が生息しているとのことです。観測されたものは、大きいものは、直径20メートル、小さいものは1メートルで、様様な光で発行し空中をジャンプしたとか。非常に人懐っこく、博士の手から直接餌を食べたといわれています。(さちはる)
 

ハイアライ島後記
 さちはる様のご指摘、興味深く拝読いたしました。
 寡聞にして「鼻行類」を存じませんでが、「ナゾベーム」の図版を目にし、もしや当時目にしたあの「烏賊」は、この種の生物であったかと目から鱗の思いでございました。ありがとうございました。

 月明りの下で私が見た「烏賊」は、水中に半身を沈める様にして、波打ち際から長い「触手」を何本も伸ばし、蟹を捉えては「口」へ運んでおりました。触手の長さは3メートルほど、水上に見える体高は1.5メートルほどでした。(岩井玉人)
 

奇跡の島ハイアライ島
 おおっっ!!!
 絶滅したと思われていた鼻行類が生きている可能性が出てきましたね。本家(?)のハイアイアイ群島は沈んでしまったのですから。私は鼻行類の知識は名前ぐらいしか知りませんが、海生のものがいるとは初耳です。(さちはる)
 

ハイアライ動物群
 わたくしも岩井玉人さんの烏賊情報が気になって少し調べたところ、このようなページをみつけました。

◎イカチュウモドキ(ハイアライ動物)
../../../HeartLand-Icho/2648/unikuloj/haiarai1.htm

おそらく、玉井さんが目撃した「烏賊」は、イカチュウモドキのことではないでしょうか。このページの図版をみるかぎりでは、鼻行類とはちがうもののようですが、一体なんなのでしょうね、これは。
 ところで、触手の長さが 3メートルというと、この絵の生物が手にしているカニは甲の幅で 1.5メートルはありますね。イカ状生物の謎もさることながら、カニの巨大さにもおどろかされます。(ちんじゅう)
 

 それから、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士が記録した円盤状の生物は、これのことでしょうか?(ちんじゅう)

◎スカイゼリー(ハイアライ動物)
../../../HeartLand-Icho/2648/unikuloj/haiarai3.htm


●ハイアー・ライ

higher-lie
 higher-lie 高級な嘘と言いたいところだけどlie は古典英語で性交渉の意味がありチョット解釈に苦しむところ (^_^;) (rev.すみえ)
 

ハイアー・ライ Hire Rai
 わたくしのおともだちに、ライさんというアルジェリア人と日本人のハーフがいるんですけど、ハイアー・ライという貸し切り自動車の会社をはじめたら、毎日へんな電話がかかってくるっていうんですよ。
「(息もたえだえに)はぁ はぁ……ハヤク ライ キテクダサーイ プリーズ」
こりゃ大変だ、病気の外国人が英語のわかる運転手をもとめてるんだろうと思って、ライさんは大慌てでかけつけたらしいんですけど、電話の主は変なこと言うんですって。
「オーノー クルマ イリマセーン。 アイ ウォント ハイアー・ライ!」

 ……それからライさんがどうなったかは、残念ながらここには書けないんですけど、どうしてこんなことが起こったのか、higher-lie の解釈を読んでやっとわかった気がします(赤面) (ちんじゅう)


●ハイ・アライ

High ari(stocracy)
 貴族政治の高度に発展した形。日本の「摂関政治」の訳語だと思っていただければほぼ間違いありますまい。(しぇーん)


●祭り

ハイヤ来雷
 天草の春を彩る「牛深ハイヤ祭り」
 毎年、4月下旬に開催されるこの祭りは阿波踊りのルーツとも言われていますが、このハイヤ祭りの後、雷の発生が増えるのです。
 俳句で雷と言えば夏の季語だそうですが、統計上、日本で雷が多く観測されるのは、5〜6月です。ハイヤとは南風(はえ)のことらしいですが、お祭りが南風とともに雷もつれてくるんですね。(広義解釈人)



●スペインのドロボウ

ハイ新井
 日本の人は、よく聞いてほしいネ。スペインに、悪い男いたよ。日本人だけをねらうドロボウだったネ。旅行中の日本人をみつけると、親切そうな顔をしてこう言うネ。
「ハーイ、新井」
日本の名前で呼びかけられたら、日本人だれでもふりむくネ。人の良さそうな男を見て、日本の人ゆだんするネ。
「ジョ ノ ソイ アライ、ソイ タナカ(私はアライではくタナカです)」
「オー、ゴメンナサイ。ワタシ ニホンノナマエ シッテル アライダケ!」
こうして、話はずんでるうちに、男はサイフぬすんでるネ。つまり「ハイ新井」は日本人ねらうドロボウのことネ。(La bestia rara)



●やんごとなき歯痛

歯い荒い
 平安期の女房言葉で「歯痛」のこと。「い」は強調の終助詞。
 一説によれば、虫歯の痛みは腸捻転に匹敵し、人間が意識を失うことなく耐え得る極限のそれなのだとか。
 炭水化物の過剰摂取と決定的なミネラル・蛋白質不足のため、歯周病が多かったと言う平安貴族のこと、お得意の間接話法や隠喩を用いることすらかなわぬ激痛にさぞや悩まされたのでありましょう。
 「痛や、いたや」ではなく「荒や、あらや」とあ行音のみで嘆くあたり、唇を動かすことすら忌避させる痛みのものすごさを感じさせます。(ぶっち)


●洗い系

灰洗い
 茶道では大切な作業の一つです。

 秋、落ち葉や稲藁を燃やしその灰を大きな瓶に入れて清水を注ぎ、燃え残った炭などを漉して取り去り、沈殿を待って上澄みの灰汁を取ると言う作業を何回も繰り返し、初釜の頃に、やっと使える灰が出来ます。
 とても地味ながら大切な作業ですので、手を抜かぬ様心掛けたい物です。(ひろこ)


肺洗い
 肺洗いっすか?
 あっしも先日体験したんですが、あれはかなりイイもんですぜ。
 鼻と口に太いチューブをつっこんで、なんとかいうムズカシイ名前の液を、ずぶずぶっと肺に流し込むんですが、これが不思議と息苦しくないんですよ。
 煙草飲みならいっぺんくらい、肺洗っといたほうがいいですぜ。(珍八)


牌洗い
 麻雀の用語「洗牌(シーパイ)」のことに他なりません。
 局の準備行為として、すべての牌を裏向けにふせたまま、よくかき混ぜること。
 トウシロウの方々はつい勢いよく洗ってしまうため、牌の表が見えてしまい、それが不正行為の疑いを招くこともしばしばですが、上級者になると、牌が表に返ることがないばかりか、かき混ぜる際の音さえしないと伝え聞きます。そのレベルに達した御仁が自己の技術を控えめに自慢する際に、専門用語の「洗牌(シーパイ)」ではなく、「牌洗い」を使うと聞いたことがあります。(ガンバ)


 広辞苑による「はいあらい」の解釈は……

ハイアライ jai alai
 スペインのバスク地方で起こった球技。三方を壁で囲った室内コートで、選手が片手にはめた長いバスケットで小さな堅いボールを壁に打ち付け合い、得点を争う。回力球。
 

 さらに大辞林による「はいあらい」は……

ハイアライ jai alai
 スペインの代表的球技。敵味方の選手が同一壁面にボールを交互に打ち合う競技。用いる用具によって、打ち合うもの、捕・投を行うものに分かれる。コートの種類も種々ある。ペロタ。回力球。

 もとはスペイン語(バスク語源)だそうでございます。


 
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