くのえこう

 
 珍獣情報では、米沢市の山奥のある村で、白いサルのことを「くのえ猴」と呼ぶそうです。
 ひどい飢饉で人々が飢えていたとき、くのえ という娘が共同の食料倉から稗を盗んで食べたというので責め殺されました。それからしばらくすると、村の近くで白いサルが目撃されるようになり、誰いうともなく、「あれは くのえ の生まれ変わりだ」ということになったらしいのです。
 盗みはいけないこととはいえ、飢えているのはみな同じ。一歩間違えば自分も犯したかもしれない罪で、娘を死に追いやったことを、村人たちは悔いていたのかもしれません。
 米沢市の山奥では、今でも白いサルが発見されます。(珍獣ららむ〜)


 亡くなった、お祖父ちゃんが、俳句をやってたんですが、ちょうど今頃の季節になると、一年分の発句の、反古にしたのを、みんなで持ち寄って、焼くんだって言ってました。
 最近は、ちょっと焚き火をしても、消防署に通報があるので、大型焼却炉で焼くもので、風情が無くなったそうです。(ひろこ)


 苦の絵講(くのえこう)は地獄絵図を見ながら夜明かしをして煩悩について考える行事です。群馬県のごく一部地域でさかんにおこなわれていましたが、庚申講とごっちゃになって、今では廃れてしまいました。(珍獣ららむ〜)


 あー、やはり地域差があるものですね。うちの辺りでは、「苦の経講」くのへこう→くのえこう、ということで、婆ちゃん達が集まっています。
 元々は、一晩中、お経を唱え続けてたんですが、近年になると、娯楽色が強まって、最初は、お経を唱えて、後は、カラオケ、と言うパターンになっているようです。(ひろこ)


 クノエコウは、コウノトリの一種です。大陸の鳥ですが、たまに季節風に乗って日本に迷い込むそうです。
 昔、岐阜県のある村でたちの悪い疫病がはやり、村人が次々に倒れてゆきました。このままでは村は全滅するというある日、見慣れない鳥が村いちばんの大木に舞い降りて、
「この枝を切りとって祀れ」
と、言い残して飛び去りました。
 村人がその通りにすると、病人はたちまち快癒して、村は救われたということです。この時の鳥がクノエコウだったと言われています。

クノエコウの画像
 ../../../HeartLand-Icho/2648/unikuloj/kunoekou.htm
意外と普通の鳥ですね?(珍獣ららむ〜)
 

そして答えは

くのえこう(薫衣香)
 衣服を薫ずる香。丁字香・沈香・麝香・白膠香・蘇合香などを練り合わせた薫き物。くぬえこう、くんえこう、などともいう。

でした。


 
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