日本国政府首相様                         2002年12月15日
防衛庁長官様                         NO!AWACSの会浜松

            イージス艦の派兵中止を求める要請

 2002年12月16日、政府はイージス艦を横須賀基地からインド洋に派兵し米軍を支援しよ
うとしています。


 わたしたちはここに、この派兵を中止し、派兵中の全艦隊を撤収することをつよく求めます。
 20世紀末、自衛隊は、海外へと派兵し米軍と共同作戦をとることができるイージス艦、揚陸
艦(おおすみ)、AWACS、F2、空中給油機などの導入配備をすすめてきました。そしてこと
あるごとに、海外への派兵をもくろんできました。


 今回のイージス艦の派兵は、「冷房装置の完備」などを口実としていますが、イラクへの戦争
を準備している米軍を支援するものであることは明らかです。それは憲法違反であり、アジアの
人々を殺戮することにつながる派兵です。人々をだまし、参戦・攻撃支援することは、詐欺と殺
人の重大犯罪です。


 12月13日わたしたちは、浜松駅近くにある過去の戦争で生き残った木の下で、イージス艦の
派兵反対を訴えました。この間、さまざまな場で問いかけてきましたが、多くの市民が派兵に反
対の意思を持っています。また自衛官自身の疑問や反戦への想いも深まっています。

 政府は派兵によらない平和的外交をこそすすめてください。インド洋に派兵している艦隊は
すべて撤収すべきです。最低限、自衛隊員には派遣の拒否権の存在を明確に示すべきです。

 来春、政府は米軍の空中給油機をつかって日本の軍用機への給油訓練をおこなう計画を立
てています。またNATOのAWACSのイラク攻撃への支援計画も報道されています。浜松基
地のAWACSの海外派兵計画もたてられていくことになるでしょう。わたしたちはこのような海外
派兵の拡大の動きに反対します。


 アジアの人々を再び殺戮する行為につながる今回の派兵に対し、わたしたちは平和を求める
市民団体として、断固とした抗議の意思をここに示します。即、派兵計画を撤回し、艦隊を撤収
し、米軍によるアジアでの戦争拡大をやめさせる外交をすすめてください。また不平等な日米地
位協定の改訂をすすめるともに、自衛官の人権を尊重し、自衛隊が参戦しアジアはじめ世界の
人々を攻撃することのないような政策をとってください。