
| 浜岡原発事故の経過とこれから |
| 11月7日に1号機の重大事故が起き、中電や国の情報開示は、アメリカのテロ&報復 戦争に関する報道と同じくらい一方的です。中電は16日と29日の2度にわたって県内 各戸に「蒸気漏れや濾水はわずかだった」「環境に放射能の影響は無かった」「多重の安 全装置があるので大丈夫」と事故の規模と影響を過小評価し、事実を覆い隠そうとするビ ラを配布しました。しかし真相は驚くべきものです。 緊急炉心冷却装置作動試験中に起きた内径15cm厚さ1.1cmのL字配管の爆裂では、 総量62.1kgの引き千切られた破片が5個、周辺の機器にぶつかって飛び散り、扉まで 吹き飛んでいました。2トンの水蒸気が噴出、原子炉建屋内の放射線量は35μSvから、 290μSvに上昇、誤って入った保修員が被曝、建物より1kmの民家での測定では通常 の3倍の放射線が測定されました。原因はウォーターハンマー現象説、熱や放射線による 金属疲労説等が唱えられたが、12月13日の中間発表では前代未聞の水素爆発説が取 りあげられました。水素発生や発火の原因究明、充分な対策検討も無いまま、L字管の前 に弁をつけて止めてしまえば稼動してよい、ということになりました。この対策が万全でなけ れば、地震などによる全電源喪失時に炉心を冷やす唯一の装置が働かず、メルトダウンの 大事故に至る可能性が大きいのです。 もう一つの炉心下部からの濾水は、88年にも同様の事故があり、構造欠陥と老朽化が原 因です。地震時には傷が広がってメルトダウンを引き起こす可能性が大です。 2号炉もほとんど同時期、同構造なので同じ問題を抱えています。 これら重大事故に関し、安全を守る立場であるはずの経済産業省の保安院は、中電が2 号機を止めたことを良く思わず、同じ配管を持つ全国12基を止めずに手当てする手前、2、 3号機も早く稼動させたいのです。このまま行けば3号機は定点検が終わる12月中に、2 号機は02年1月頃に稼動する可能性がありますが、せめて浜岡原発は東海地震に備え 万全を期して止めておくべきです。 <今後の行動> 1月7日(月)13時…静岡県防災局への申し入れと話し合い 1月8日(火)13時…経済産業省保安院(東京)に申し入れ (2,3号機運転再開阻止) 1月9日(水)13時…中部電力本社(名古屋)に申し入れ(同上) ●全国規模の署名活動…内容については検討中 ●裁判について…各方面からの提案について、県内他団体個人に広く呼びかけて検討 【連絡先】…浜岡原発を考える静岡ネットワーク 代表…長野栄一(0548−52−0330) |