サンフランシスコ報告

●文責 松谷 清     2002.2.21

1月6日から9日まで、「バーバラ・リーさんを日本に呼ぶ会」の先遣隊の一員としてサンフランシスコ
訪問団に参加しました。この会は、2月14日に結成されました。松谷は、「虹と緑の500人リスト」の
国際プロジェクトの活動の一環でした。
 同行者は、
 ■小林一郎さん(CYANCE事務局長)
 ■鳥井一平さん(全国統一労働組合書記長)
 ■青野美恵子さん(ビデオジャーナリスト)

 今回のサフランシスコ、オークランド、バークレイでの活動をサポートしてくれたNGOで、代表が柏
木宏さんと言う方。オークランドの事務所に行って、彼が市民デモを案内してくれることになりました。

1.「平和のために組織されたメリット湖周辺住民」(LMLOP)のデモに参加  6日

 3時からということで、柏木さんの車で移動。なかなか、場所がわからず、デモ隊を発見するが出発
した後で、はしって追いかける。参加者は、40人くらい。湖のまわりをウオークするだけということで
拡声器もない。プラカードも好きなものを持っていて、静岡市内デモみたい感じでした。その意味でア
ットホームな雰囲気。でも、結構長くて1時間30くらいの長さ。途中、デモ隊に車からクラクションを鳴
らす人が結構いて、あとで、戦争反対の人はクラクションをというのが呼び掛けになっているとの事で
した。
 毎週日曜日デモという事で今回で16回目。途中知り合いがいれば、キャーキャーと抱き合ったり、
市長がランニングしていたりして、ブーイング。戦争に賛成をしているのか。
 国会議員だったという事もあるということで地元では有名な政治家の一人らしい。

 青野さんが、ビデオでインタビューしたりしていて、その間、僕は柏木さんという人がどういうひとで、
どんな考えの人なのか、話ながらリサーチ。48歳。同志社大学,80年代の初期にアメリカへ。
 今回の目的について、どうすれば実貌できるかということなど、1時間半もあったので、結構、状況
把握には役に立った感じ。「ソ連・中国の後はアメリカですか」という逆質問に少し、シニカルな人とい
う印象を持ったが、これは認識違いであった。具体的な交流のテ山マをもって臨まないと何のために
あまり意味がないというアドバイスを受ける。例えば、3・1ビキニデーに合わせて日米で平和を考え
るとか、自治体の都市提携している所があるから、そうしたチャンネルの活用とか、具体的にオーク
ランドと福岡市、バ←クレイと堺市が都市提漢しているとの事であった。そう言う市民レベルでの継
続的な関係の構築というような。

2.米太平洋資料ネットワークの事務所で柏木さんとミーティング 6日

 訪問の目的3日間のスケジユールについて話合う。鳥井さんから、日本の平和運動の嘲札そのな
かからバーバラ・リーさんを日本に呼ぶ運動が始まった、こちらから2月下旬に訪問団を出したい、3
月にバークレイ市から日本に来てもらい、そのあとバーバラ・リーさんを日本にきてもらう事で日本の
平和運動を新たに作り上げたい、など全体を説明。ここでも、柏木さんから、テーマを決めて交流しな
いとうまくいかない、何故訪問団が来るのか、何のテーマに関心があるのか、明確にする必要があ
る。今はアメリカというよりアジアではないのれ山見、戦争賛美山色のように見えるかもしれないが、
いろんな動きがある、今日のデモにしても石を投げられるような状態でもない、9月30日には1万5
000人の集会もやっているが報道がされていないだけ。アメリカに日常を暮らしている立湯からする
と、アメリカに学びたいといっても、なんというか、漠然としていて、日本とそう変わらないアメリカ社会
の現状に何をしたいのか。

 柏木さんの具体的な共同行動として1月20日からマイノリティをテーマにワシントンヘと向かうピ
ース・ウォークがあるがそこへの参加と共同行動とか、3・1ビキニデーとか、「日米行動ネットワー
ク」のなかには、自分の世代とは違った感覚の留学生たちの動きがあるが若ものどおしの交流と
か…。その中の一つに、バークレイ市のような自治体を日本でも作り出そうと言う運動があるがそう
いうような動きを作るという事があげられた。

 これについては松谷としては、この時期にそれも何か、時期にあわないという感じがするということ
で、日本でも幾つかの自治体で決議は上がっている、という話をした。ここでの食い違いは、バーク
レイ市が進んでいるといっても、現実に報復戦争が始まり、アメリカの平和団体だって敗れている。
 僕らが求めたのは、10月7日の前に、全世界の平和運動のネットワーク、統一行動とかで、報復
させないという、そうした運動をつくりたかったが、できなかった、追求もしたがいくつかの障害でで
きなかった、それを何とか突破する為に日米のネットワークや共同行動が必要だ、だから、ここに
来ている、という松谷の認識とのずれのように感じた。それに対しては、アメリカというところは自分
たちが「世界」であるという認識だから、平和運動にしても、外と繋がろうなどという意識は持ってい
ない、という事が話された。

3.「戦争に反対する日米行動ネットワーク」の新年会に合流 6日
 ミーティングのあと、柏木さんの車で、15人くらいの人たちが集まっていたKさんたちの共同住宅
に到着したのは、18:30くらい。何故か、立食鍋でそれはそれで楽しい時間であった。

 一通りの食事の後、自己紹介を兼ねた議論が始まった。福岡から来ている在日韓国人のKさん、
Fさんという在米30年という60年安保世代の方でバ−バラ・リ−さんのサボ−トメンバ−でもある
らしい、留学しているというK君、小林君とも面識のあった、そして、現在、アメリカのNPOでインタ
ーンしているというM君、それからWさん、在米20年という、まさに全共闘世代であったと思われ
るNさん、あと名前を忘れてしまったが若い留学生やカップルの2人、途中から合流した人など、私
たちの4人と柏木さんを合わせて15人くらい。  ‘

 ここで、青野さんや小林君がもってきたビデオを見ようという詰もあったのだが、Nさんが討論しよ
うと提案して、議論がはじまった。奈良さんの質問は、何のためにきたのか、という1点につきてい
て、アメリカに学ぶものはない、アメリカは、「屈するしかないという事を教える国だ」、マイノリティで
ある私たちが感じているアメリカは…。松谷としては、湖の議論からすると3回目であるので、また、
同じ話をせざるを得なかった。本当は、グローバリゼーションの結果としてテロがあるとするなら、
グローバルに平和運動が世界で繋がって報復戦争を止めなければならなかったが、それができな
かった。日本で見るアメリカは、戦争賛美一色でなかに戦っている人がいることが伝わってこない、
逆にアメリカから見ても日本で本当に多くの人が平和のために立ちあがっているのに伝わってい
ない、アジアでも、ヨーロツパでも、そこをつなぐ為にここに来ている。

 柏木さんが、「ここにすんでいる日本人としての意見は、アメリカに住むマイノリティとして感じてい
る事だが、日本から来た人たちは、バーバラ・リーを象徴的に活用する事で日本のサイレントマジョ
リティにインパクトを与えようとしている。そうして考えれば、それはそれで意味がある。」ということ
で、まとめてくれた。

4.グローバル・イクスチェンジ訪問。 7日

 日本でいえば、ピースボートとパルクNGO。スタッフは40人と言うことで、事務所のスペースとし
て韓国の参与連帯くらい。財政的には年間予算6億円だが、基本的には低賃金で人件費が成り
立っているとのことであった。印象的に残った話は、1月末に貿易センタービルの被害者4家族で
アフガニスタンを訪問しアフガニスタンで家族を無くしたアフガニスタン人のための基金を立ち上
げるとのこと。これは面白い企画であると思った。

 もう一つは、9・11以降のヘイト・クライム(人種差別犯罪)、アラブ人への差別や暴行に対しての
抑止キャンペーン。人権問題として重要なテーマであると認識しているようであった。戦争賛美一
色のマスコミの中で独立系マスコミの存在が大きかったと言う指摘もあった。ここで、印象的であっ
たのは、「アメリカが世界でやっている過ちをアメリカ人達は学んでいない」という指摘であった。

 一方で、今回の戦争をストップさせることが出来なかった、そしてこれからしていくためには平和
のための国際的なネットワークが必要であると言う日本側からの問題提起に、そこまで、自分たち
には出来ないと明確な回。,これは、市民団体らしい素直の表現であるのか、6日の在米日本人
たちが言っていた、アメリカ人は、世界は自分たちであると言う認織非常に強いのでおそらく、外と
つながって戦争を抑止しようなどと言う発想は持っていないという指摘の現れであるのか。

5.バークレイ市議会訪問。 7日
 市役所についたもは、約束の5時には、ちょっと早めの4時40分くらいでした。入り口にはいろう
とすると、車椅子の身性がスロープを上ろうとしているところで、このひとがドナ・スプリングさんで
はないかと思いながらも様子見をしていましたが、中の受付でやはりそうである事が確認されまし
た。5階の会議室に行くとビデオ担当のスティブンス・ブラウスさんと放射能汚染の研究者のローレ
ン・モレットさんが待っていました。彼女は、核研究所で政府の核兵器の推進に抗議してやめた3
人の科学者のうちの一人で日本にもきているとのことでした。地元のプラネット新聞社の記者も取
材に来ました。この訪問は1月9日のプラネット新聞の1面に載りました。記者も、2月の訪問にと
ても関心があり、4人くらいなら自分のところに泊まってもいいといってくれているそうです。報道さ
れた新聞あり。ローレン・モレトさんは、核兵器反対運動や反原発運動に科学者として関わってい
る方で、子供の乳歯に蓄積する微量の放射能についての研究者とのことでした。

 以下は、インタビュウの内容です。

 松谷…バーバラ・リーさんの行動についてはどのようにみていらっしやいますか。
 ドナ…私は緑の党であるけれども、バーバラ・リーを支持しています。3月に民主党の予備選挙
     がありますが、候補者としてのバーバラ・リーに反対する人はいません。オークランド、パ
     ークレイ、リッチモンドなど民主党の支持者の80%の支持をえています。国のほとんどが
     戦争賛成という状況の中で、これだけ強いサボートをえているという事は、非常に面白い
     現象であります。
 松谷…バークレイ市議会の決議があがった経過について話してください。
 ドナ…10月の報復戦争が開始された直後から、このバークレイ市はじめカリフオリニア州のあ
     ちこちで、大学でも、地下鉄の駅前でも、いろんな集会がありました。その中で15000人
     集まった集会があり、そこで、私が考えた決議を紹介しましたが、それが議会決議にいた
     る背景にありました。
     その内容は、今回のテロ事件に対しては、人道的に対応すべきというものでした。
     ところが、バークレイ市以外の別のメディアやテレビのトークショーなど、実は地元のメディ
     アの1部も、これを批判的に取り上げ大きな騒ぎになりました。
     議会では、9人の議員がいますが5対4で可決したんですが、多くの方から「裏切り者」と
     呼ばれる状況もありました。実は,マイヨ議員が、9月11日のテロに対してボランティア活
     動している人たちの意見も聞いてくれ、私の案を修正してくれました。非暴力的な方法で
     今回の事件に対応すべきであるということなど。
 松谷…「裏切り者」というのは、バークレイ市民からもあったんですか。
 ドナ…それは、バークレイ市以外の人たちです。バークレイは他の地域と違って平和運動ではア
     メリカの中心的な地域です。ベトナム戦争の時アメリカの軍事介入に最初に反対壌動が
     起こったところです。ここは、戦争に対して違った考えを持つ人々が住んでいる地域です。
     300人のアンケート調査でも、59%がアメリカの空曝に反対しているという結果もでてい
     ます。
 松谷…日本から見ると、アメリカは戦争賛美一色でこうしたバークレイ市のような平和運動
     が伝わっていません。
      また、日本でも9月11日以降、様様な平和運動が起きているがおそらくアメリカの平和
      運動に伝わっていないと思います。アジアでも、ヨーロツパでも、全世界でアメリカの報復
      戦争に反対する声が上がっていました。それでも、報復戦争をとめる事ができませんでし
      た。ブッシュの「反テロ」というキャンペーンがすごくうまかったという気がしますが。
 ドナ…ブッシュは、人々の恐れ、いつか自分たちがアタックされるかもしれないという心理を利用
     して戦争をしかけました。アルカイダは、ブッシュを力強くさせてしまいました。人間は、恐ろ
     しい状況に至ると暴力がいけないとわかっていても、暴力で対抗しなくてはと考えてしまい
     ます。バークレイは、平和運動にとっていい場所であり、重要な場所ですこ社会的正義を
     追及する場になっています。
 松谷…「バーバラ・リーさんを日本に呼ぶ会」は、2月末に日本の平和運動にかかわっている
     人たち20名くらいでバークレイ市にも訪問し、日米の平和運動のネットワークを強めていき
     たいと考えていますが、受け入れてもらえでしょうか。
 ドナ…受け入れは可能です。皆さんがこれから訪問するグループなどお呼びしたいいくつかのグ
     ループに直接連絡をしてください。 2月の日程が決まったら連絡してください。このバーク
     レイ市のシティホールの5階の会場を提供できるようにしたいと思います。
 松谷…3月にはアメリカの平和運動にかかわっておられる皆さんにも日本に来ていただきた
     い
と考えていますが、ドナさん始め民主党の議員の皆さんに来ていただく事は可能でしょ
     うか。
 ドナ…私自身は、障害のために国外に出ることはできません民主党の議員の皆さんにはお伝え
     する事はできます。
 松谷…「バーバラ・リーさんを日本に呼ぶ会は」超党派の集まりですが、アメリカの緑の党に
     ついて質問させてください。ドナさんは緑の党に所属していると聞きました。アメリカの緑の
     党の存在は、昨年の4月のオーストラリアでのグローバルグリーンズという世界の緑の党
     と緑の政治を進めようとする国際会議で知りました。この地域での緑の党についてどんな
     活動をされているのですか。
 ドナ…国際会議のについては聞いていましたが、私自身、先に述べましたように障害があり国
     外にはいくことはできませんでした。ニュージーランドの緑の党は、反原発運動で成功した
     と聞いています。バークレイ市には6000人、郡全体で12000人の党員がいます。バー
     クレイにはオフィスもあります。戦争に反対する事や環境、貧困など運動と政策作りなどを
     進めています。選挙に向けた候補者リストも作っています。
 松谷…アメリカの緑の党は二つのグループに分かれてると聞きましたが。
 ドナ…何年間かの間に二つに分かれました。ナショナル・グリーンパーティとグリーンパーティ
     USAです。私自身は、内部の紛争に関心はありません全米的なミーティングな場もありま
     す。大統領選挙にラルフ・ネーダーを出した経験がありますこ 9月11日のテロ問題以降、
     二つのグループ含め、全国的な平和運動に発展させていくための活動を推し進めています。
 松谷…マイノリティが参加できる選挙制度についてはどのように考えていますか。
 ドナ…選挙制度は、緑の党が選挙に勝つための重要なテーマです。連邦では、二大政党制です
     ので緑の党は当選する事はできません。ですから、今は、地域、地域で当選していく事を
     目標にしています。バークレイでは、2002年11月から、新しい投票制度が始まります。そ
     れはランク制度というもので、有権者に市議会議員選挙で1番目に当選してもらいたい候
     補者名、2番目に当選してもらいたい候補者名を書いてもらうのです。それまでに、投票シ
     ステム、ソフトウェア準備をしなければなりません。
 松谷…ありがとうございました。緑の党のことやバークレイ市の自治体の事などいろんなことをお
     聞きしたいのですが、今回は「バーバラ・リーさんを日本に呼ぶ会」のメンバーということで
     の訪問ですので、違った機会に交流を深めさせていただきたいと考えています。
     日本の平和運動とアメリカの平和運動が今回の訪問で相互理解が深まり、ネットワークが
     広がっていく事を期待しています。
 ドナ…私たちも同感です。日本で憲法9条が変えらられようとしていると聞いています。大変厳し
     い状況であると思います。2月の訪問を楽しみにしています。

<バークレー市議会 9月11日以来の一連のできごとに関する決議文>  清水耕介・訳

 勧告:平和や社会的公正を含む国内・国際的問題に関する発言の長い歴史を持つバークレー市
 は、2001年9月11日のテロリストによる攻撃に対して以下の点について決議し、私たちが選ん
 だ代表(プッシュ大統領、ボクサー、フェインスタイン上院議員、リー下院議員)に送るものです。

1) 2001年9月11日の数千人に及ぶ大量殺人を非難し、ニューヨーク・ワシントン・ペンシルペ
 ニアで先月亡くなった数千人の犠牲者への深い哀悼の意を表し、警察と消防、市政府、連邦政
 府の献身的な救助活動について感謝・サポートし、
2) 私たちの代表に対して、暴力の連鎖を断ち切り、爆撃をできるだけ早く終わらせ、アフガニス
 タンの無関係の市民を巻き込むような行為を避け、アメリカ軍人への危険を最小化するよう求め、
3) 私たちの代表に対して、先月の暴力的攻撃に関与した人々に正義の裁きをもたらすためにす
 べての資源を投入し、そのために国際機関と協力することを求めるように促し、
4) 私たちの代表に、一部の人々をテロリズムへと駆り立てる貧困、栄養不足、伝染病、抑圧、そ
 して服従などの状態を解決し乗り越えるために、わが国の政府に対して、世界中の政府と共同す
 る形で、最高の努力を払うことを求めるよう促し、
 私たちが中東からの石油に依存している状態を改替するための国レベルの運動を展開し、太陽
 光や燃料電池などの再生可能エネルギーへの国家的な転換を5年以内に行うことに義務付ける
 ことを要請する。

6.バーバラ・リー事務所訪問。  8日
 秘書のイン・リーさんが応対してくれた。彼女は、リタイアしていてバランタリーでバーバラ・リー
を応壊しているとのこと。ここは省略します。とにかく、セキュリティがきつかったです。

 6日段階での日米行動ネットワークでのバーバラ・リーさんが、プッシュに反対したの空証文を与
えないと言っただけで、外に出た時にアメリカの外交にマイナスになることを許すかどうかという不
安は、イン・リーさんとの会話では気にならなかった。きちんとアメリカの民主主義の問題を話して
くれそうな感じがした。印象的であったのは、イン・リーさんも「アメリカ人は世界でアメリカの悪い
役割を教えられていない」という事を言っていたことである。一方で、日本での「新しい教科書を作
る会」の動きに、「あきれるかのような」態度での発言が気になった。

7.サンフランシスコ出身の上院議員への戦争に関しての
 申し入れ行動に参加。部分的報告。 8日

 前日のドナ・スプリングさんから紹介された市民デモと申し入れ行動。20人くらいの集まり。平
日の申し入れ、正に日本と同じ構図。新聞、、テレビ取材はあった。確かに、いろんなグループの
代表者の集まりと言う感じであった。通訳の伊東さんがほとんどのグループのアポをとっていてく
れて、アメリカ訪問の時にはその情報は役立ちそうである。

 上院議員の事務所まで1キロくらい歩いたが、旗を持ったり、チラシまいたり…。警官も人数も
少ないし、にこやかな対応。とにかく、本当に議員事務所と連絡を取っているのかとりーダーにし
つこく尋ねていた。自転車の荷台に乗せてあったバケツの中の手作り焼きたてパンが非常にう
まかった。
3つも食べてしまった。

8.法律扶助協会訪問。 8日
 この団体は核兵器反対のことや反原発の活動をやっている団体。元々は、反原発運動で警察
に弾圧された時の財政的な或は権利擁護の支援をする団体であった。

 二人の活動家が付き合ってくれたが、女性は日本に5回くらい来たと言っていて原水禁と原水協
の違いはわかっているとのことで、私達の置かれている位置も十分に理解できるといっていた。高
木仁三郎さんのことはよく知っていた。男性の活動家が、高校生の頃からベトナム反戦運動に関わ
っていて、それからいろんな戦争があったが、今が一番厳しい状況であるとの認織を示した。この
点は、感覚として非常によくわかった。この事務所の雰囲気は、私たち70年型の人たち共通のも
のがあり、とてもなじんだ意見交換ができた。

 いろんな議論したのだが、松谷の方で気になった3つの問題について簡単に紹介。
 アメリカが日本を支配していることが日本の平和運動に悪影響を与えていないか。それについて
は、松谷の方から、これは、アメリカのアジアにおける「びんのふた論」としてあり、アメリカがいなく
なることに対してのアジアの不安をどうするかと言う問題もあり、感単な答は出来ないということで
議論を始めようとしたが、混戦状態でうまく出来なかった。特に、今回のアメリカのテロはやられる
理由が過去のアメリカのパレスチナ、湾岸戦争など世界政策の中にある。今回のテロで、テロを支
持する考えも静岡の平和運動の中にもある。その時の議論として、日本が原爆を投下された時に
アジアの人々空は拍手喝采であった。しかし、これは間違いである。同じように、アメリカのテロに対
して拍手喝采という事もあるが、これも間違いである。と言う議論がなされたことを報告した。そのこ
とから、アメリカは日本に謝罪をしなければならない、日本はアジアに謝罪をしなければならない、と
言うような話が進行した。
 アメリカの抜きのアジアの平和戦略はどうするのか。
 ミサイル防衛構想をどうするか。
 議論おわり頃にバークレイ市であったローレン・モリットさんが登場した。

9.柏木さんとの食事会。 8日
 ここで、一気に柏木さんとの信頼関係が深まった感じ。
 彼が米国籍を取得しない理由は、「アメリカ帝国主義に囲い込まれるなんて…」。ぽくが、冗談で
「大和魂ですね」。大笑いとなり、一気に打ち解けました。