歴史歪曲教科書の文部省検定通過に関する声明書

●2001年4月6日 韓国「シベリア朔風会」の声明書

 
 韓国では、「作る会」の教科書が検定に合格したことに抗議する動きが各界で活
発です。
 国会では、在日韓国大使の召還を求める声まであがっているそうです。韓国の被
害者団体「シベリア朔風会」もこうした状況に対応して声明を出しました。こちらに届
きましたので、以下ご紹介します。他への紹介・転載歓迎!(翻訳=金英姫)

  歴史歪曲教科書の文部省検定通過に関する声明書

 日本の軍国主義が復活した。アジア諸国を無残に蹂躙した侵略戦争を「聖戦」と叫
びながら東京をねり歩く輩どもがいる。この輩たちが歴史教科書を作った。過去の侵
略戦争の罪状を巧妙に隠蔽し歪曲して、育ちゆく青少年たちの歴史認識を誤導し植
民地時代の栄華を再び取り戻そうとしているのだ!
 日本は敗戦色が濃くなった1944年、兵力不足から韓国人青年364186名を徴
兵して最前線に配置し、121845名の命を奪った。なかでも関東軍に入隊した者の
うち3500名は終戦直後にソ連軍の捕虜とされ、シベリアの凍土に連行されて3年
半もの間過酷な重労働を強要されたが、極寒と飢餓に耐えられなかった1200名は
シベリアで魂となってさまよっているのである。
 後日になって判明したことだが、日本は戦争賠償金を支払わないために関東軍を
スターリンに売り飛ばしたのである。背徳者日本はこのような非人道的で破廉恥な罪
業を微塵のためらいもなく犯したのである。
 ドイツはユダヤ人虐殺状況をすべて事実のまま歴史教科書に記録している。後世
に再びこのような犯罪を繰り返さないように反省と自覚を固める優れた国民性が伺い
知れる。
 日本は過去の犯罪史を矮小、歪曲して真実を永遠に隠蔽し埋葬できるものと錯覚
している。日本政府当局者はたとえ青少年たちが今はだまされたとしても、将来成長
して、天人共に憤怒する途方もない犯罪を知った時に彼らの不信感と憎悪心がどん
な形で爆発するのか想像してみたことがあるのだろうか?
 アジアの被害諸国が歴史を歪曲するなとこれほど抗議し忠告しているにもかかわら
ず、それを無視して検定を通過させた日本政府は手痛い報復を受けることを覚悟しな
ければならない。
2001年4月6日

韓国シベリア朔風会
会長 李炳柱
韓国仁川市桂陽区梧柳洞180 新東亜アパート112-907
TEL/FAX:+82-32-511-6897