■東京都教委ピースリボン処分に抗議!
月、(転載記事)
   
2・25、「日の丸・君が代」問題で静岡市議会へ陳情書提出!
    【平和と人権のための市民行動名で】
    ■押し付けないで…「日の丸・君が代」!



(転載です)

 東京都教育委員会は、ピース・リボン処分を決定しました。
 昨年の「国旗・国歌法」制定以後、さらに日の丸・君が代強制への圧力が高ま
りつつありますが、ついにここまで来たのかと驚き、また、怒りを感じざるをえ
ません。反対のプラカードやハチマキのような伝統的な抗議のシンボルばかりで
なく、こうしたものまでが処分の対象になることは異常です。それは、身につけ
るものまで含めて、教員たちが、学校管理職・教育委員会による恣意的な解釈と
処分の可能性にさらされるようになることを意味しています。
 私たちは、署名運動を通じて、こうした理不尽な処分の撤回を求めたいと考え
ています。
 私たちが今回の国立市の問題を特に重要であると考えたのは、ピース・リボン
の着用が処分の対象とされたことばかりでなく、『産経新聞』や右翼による攻撃
が国立市に集中しているからであり、また、人権侵害の言動を繰り返す石原慎太
郎都知事により任命された委員が今回の処分を決定したからです。
 石原都知事は、7月5日の都議会本会議で、国立二小の問題について「いかに
も教育の場にふさわしからぬグロテスクな出来事が起こったわけで、卒業証書授
与式に絡む行事において国旗を掲揚し、国歌を斉唱することは、私は当然のこと
と思います」と答弁しています。都知事としてのこの発言が、都教委による処分
を促進するものとなったことは容易に考えられることです。
 さらに、石原氏は、8月11日の定例記者会見で靖国神社参拝について「なんで
あそこに行っちゃいけないの、公人として」と述べ、公式参拝をしました。「三
国人」発言をはじめとして「公人」としての人権侵害的な行為が無規制で放任さ
れる一方、教員がそれぞれの職務を遂行しながら、ぎりぎりの手段としてリボン
により抗議の意思を表明したことが処分の対象とされています。こうした状況の
方がよほど「グロテスク」であり、絶対にゆるされるべきではありません。
 教員の処分は、国立市ばかりでなく、北九州市、高槻市、広島市、北海道など
でも相次いでいます。また、日の丸・君が代強制の問題と「三国人」発言や靖国
神社の問題はすべてつながっています。各地での多様な抵抗の動きが相互に重な
りながら大きなうねりをつくりだしていくためのきっかけとするためにも、ひと
りでも多くの方が下記の署名運動に賛同してくださることを願っています。

                  「反ひのきみネット」管理人(板垣竜太・駒込武・李孝徳)
                         http://www.jca.apc.org/anti-hinokimi/index.html
                                    e-mail :  owner-anti-hkm@jca.apc.org

・署名の集約は8月24日に行いますので、それまでにお願いします。
・署名はホームページからしていただくようになっています。
 
1.ホームページから署名する方法については、

http://www.jca.apc.org/anti-hinokimi/signature/index.html

をごらんください。最新の情報もここで得られるようになっています。

 ただし、ホームページにアクセスできない方にかぎって、電子メールおよびファッ
クスでも受け付けます。その場合は、管理者が代理で掲示板に署名します。

2.E-mailで
 下記のフォーマットにしたがって書き、タイトル(subject)を「署名賛同」と
してowner-anti-hkm@jca.apc.orgまでお送りください。

お名前(職業・所属):
メール・アドレス:
メッセージ:

*職業/所属は、会社・学校・団体・ネットワーク名、あるいは居住地等を丸括
弧に入れて記載してください。
*メール・アドレスは、署名者数の報告等、後日の連絡用のためにのみ使います
ので、非公開です。連絡不要ということであれば記入する必要はありません。
*メッセージは、もちろん、なくてもかまいません。

3.Faxで
 E-mailと同様のフォーマットで、075-753-3034(京都大学駒込研究室)までお
送りください。 
(以下、要求文)

東京都教育委員会 委員長  清水  司 様
同        教育長  横山 洋吉 様

                 国立市立小学校教員に対する処分撤回要求

 東京都教育委員会(以下、都教委)は、8月10日付で、国立市立第二小学校
(以下、二小)の教員に対し7名を訓告処分、6名を戒告処分、国立市立第五小
学校(以下、五小)の教員に対して、2名を戒告処分、2名を訓告処分にするこ
とを決定しました。この処分はまったく不当なものであり、私たちはすぐに処分
を撤回することを要求します。

 国立二小の教員に対する処分のひとつの理由は、「ピースリボン」とよばれる
青いリボンをつけていたことが「職務専念義務違反」にあたるというものです。
処分された教師たちは、校長の独断で日の丸が掲揚されたことに対する抗議の意
思をぎりぎりの手段で示すものとしてピースリボンを着用したものです。国立五
小の教師が校門で保護者にビラを配ったことについても、学校教育活動の一部と
して子どもに「日の丸・君が代」の拒否を強制したわけではなく、「職務専念義
務」に違反したとみなせる行為ではありません。憲法第19条の定める「思想及
び良心の自由」や第21条の「表現の自由」に照らしても、黙っていられないよ
うな状況をつくっておきながら、処分を盾として沈黙を強要するような対応は明
らかに不当であり、思想・良心の最低限の表現をも認めない不敬罪や治安維持法
の時代に逆戻りするかのような時代錯誤な措置と評せざるをえません。

 処分のもうひとつの根拠は、国立二小において、卒業式前に教員が卒業生らに
事前の連絡や確認をした際や、校長が日の丸を掲揚した件について卒業式後に校
長と児童らが話合った際に、教員が「不適切な発言」をしたことなどが、「信用
失墜行為」にあたるというものです。しかし、校長が教員との十分な話し合いに
もとづく合意もなく、卒業式の当事者である児童たちへの当然の説明義務も果た
さずに、都教委の意向にしたがって独断で日の丸を掲げたために一連の事態が生
じたことを考えるならば、「信用失墜行為」をしたのはむしろ校長自身であり、
実体の不明確な「不適切な発言」をあげつらって責任を教員に押しつけるべきで
はありません。

 さらに、重要なことは、教員の煽動のもとに児童が校長を糾弾したかのような
報告書を校長がつくりあげ、一部マスメディアがこの報告書を利用してセンセー
ショナルな報道をすることで、児童に対する深刻な人権侵害が生じていることで
す。今年4月26日には右翼の街宣車60台以上が国立に押し寄せ、国立二小で
は午後から休校措置をとる異常事態となりました。学校に子どもを送る親は、自
分たちの子どもが通学路において危険な目に遭うのではないかと懸念せざるを得
ない状況にまで追い込まれています。このように暴力による威圧を背景として養
われる「愛国心」とはいったい何なのでしょうか。子どもの人権を踏みにじりな
がら行われる「教育改革」とはいったい何なのでしょうか。私たちは、大いに疑
問を持たざるをえません。

 学校の内部で、たとえ校長・教員・児童のあいだに行き違いがあったとしても、
それは話し合いを通じて解決されるべきです。それにも関わらず、マス・メディ
アによるセンセーショナルな報道と右翼による威嚇を背景として事態を「正常化」
しようとすることは、「不当な支配」からの教育の独立を定めた教育基本法第1
0条にも明らかに違反しています。

 憲法の原則も、教育基本法の原則も踏みにじりながら、子どもたちが右翼とマ
スメディアによる攻撃にさらされる状態をつくりだした責任は、文部省・都教委
・市教委・学校管理職にあります。都教委は「教職員の意識改革」などを目標に
「国立市立学校教育改善検討委員会」を設置するなどの方針を決めていますが、
教員への処分に加えてこうした対策を施すのは、そうした責任を放置するばかり
か、事態をさらに深刻化させるものであり、絶対に容認することはできません。

 私たちは、次のことを要求します。

 一、国立二小および国立五小の教員に対する処分を撤回すること

 二、右翼やマス・メディアなどによる学校教育への不当な介入に対して厳重に
抗議し、そうした児童に対する人権侵害の原因と責任を明らかにするとともに、
国立市立学校教育改善検討委員会の設置を含む対応策を撤回、再検討すること

 三、国立市をはじめとする全ての学校現場に対して、処分を盾にして一律的に
「日の丸・君が代」の掲揚・斉唱をせまるような強制的な指導をやめること



【署名呼びかけ人(8月17日時点、五十音順、敬称・肩書き略)】

阿久沢悦子、板垣竜太、入江輝之、 岡真理、炭谷昇、駒込武、酒井直樹、
佐藤秀夫、鈴木香織、田崎英明、徳永理彩、中野五海、中野敏男、西原博史、
早尾貴紀、タカシ・フジタニ、松岡勲、米山リサ、李孝徳

(呼びかけ人は今後追加の可能性があります。詳しくはホームページへ)

http://www.jca.apc.org/anti-hinokimi/signature/index.html




大阪府高槻市・むくげ後援会ニュース第102号より転載

今年の卒業式について

 今年の卒業式は、高槻市も「日の丸」と「君が代」で揺れた。
 六年生を送るために「君が代」が流れる卒業式に出席せざるを得なかった五年
生の娘の保護者が、学校宛(五年生)に書いた文章を転載する。

五年○組、李〇〇の父です。
 五年生である李〇〇には、今度の卒業式では六年生を送ると言うとても大切な
役割があります。しかし、李〇〇は卒業式には出席しません。父としては李〇〇
が卒業式に出席できないことはとても残念です。本人も平静を装っていますが、
内心は非常に残念がっています。
 李〇〇が卒業式に出席しない理由は、今年の卒業式から「国歌(君が代)」と
「国旗(日の丸)」が出てくることになったからです。特に、「国歌(君が代)」は
卒業式で歌う(テープが流れる)ことになりました。
 先生たらは「国歌(君が代)」を歌うことは強制しないと言っていますが、私は、
「国歌(君が代)」が流れること自体が、とても嫌で、娘の李〇〇にもできること
ならそのような歌は聞かせたくないのです。
 みなさんには、突然、「国歌(君が代)」や「国旗(日の丸)」と言っても何の意
味かよく解らないと思いますので、簡単に説明します。
 昔、李○○のハルモニ(おぱあちゃん)は赤ちゃんのとき、韓国から日本にやっ
て来ました。それは、日の丸(国旗)を持ち、君が代(国歌)を歌う日本人が韓国に
攻めてきたからです。その時、抵抗した韓国人の多くは殺されました。殺した人
は日本の国の命令でそんなことをしたのです。そして、ついには、日本は韓国を
日本のもの(領土)にしてしまいました。
 それからというもの、韓国人の生活はとても苦しくなったのです。韓国人なの
に韓国語を話すと、日本人からとてもひどい目にあいました。韓国人の名前はみ
んな、日本人の名前に無理矢理変えさせられました。学校では一番えらいのは日
本の「天皇」だと教わり、「天皇」のためにはいつでも死になさいとも教わった
のです。
 韓国人は、こうしたやり方に強く抵抗しましたが、抵抗すると警察に連れて行
かれてひどい目にあったり、殺されたりしたので我慢するしかなかったのです。
 三月一日は、韓国では祭日になっています。それは、昔、日本に一番強く抵抗
した記念すぺき日だからです。それから、同じ頃、日本が起こした戦争(第二次世
界大戦)のために、日本には無理矢理連れてこられた韓国・朝鮮人がたくさん住む
ようになりました。
 こうした出来事があって、李○○のハルモニ(おばあちゃん)が日本に来るよう
になったのですが、日本に来てからの生活も大変でした。
 昔の日本人は韓国人をよく差別して苦しめました。それは、とてもひどい差別
でした。私(〇〇の父)が小学校に通っていたときなどは、学校の先生までもが韓
国人を差別していたぐらいです。
 こうして、昔のことを振り返ると、日本人と韓国人の間には嫌な出来事がとて
も多く、気持らが暗くなります。昔の日本人がしたことを「反省」してくれれば、
気持ちが晴れるのですが、日本人の大人は、なかなかちゃんと「反省」してくれ
ません。「反省」することは恥すかしいことでもないのにおかしなことです。
 「反省」は、少しの勇気さえあれば、簡単にできることです。そして、こう言
えばいいのです。「昔、悪いことをしてゴメンね。もう、韓国人の嫌がることは
しないから、これからは仲良くしようね」と、こう言えぱ全てがすむことなので
す。
 でも、これまでの日本人の大人は、例えば総理大臣が「昔、韓国に悪いことを
して迷惑をかけました」と言っても、別の大臣が「悪いことは何もしていない」
と言って、せっかく反省したことをつぶしてしまうのです。今まで、こうしたこ
とが何回もあり、その度に、韓国人の心は、暗くなってしまいました。本当に、
悲しいことです。
 私は、日本人が昔したことは、しっかり反省した方がいいと思っています。と
ころが、残念なことに、現実は反省しないまま、いろいろな事が行われようとし
ているのです。
 その一つが、今度の卒業式です。小学生や中学生から「国旗(日の丸)」と「国
歌(君が代)」を登場させ、広げていこうとしているのです。つまり、今年の小学
校の卒業式などから「日の丸(国旗)」を掲げようとしたり、「君が代(国歌)」を
歌わそうとしたりしているのです。
 先にも言ったように、韓国人にとって「国旗(日の丸)」と「国歌(君が代)」は
とても嫌なものです。この「国旗(日の丸)」と「国歌(君が代)」によって、三六
年間もとても苦しめられた経験を持っているからです。ましてや、昔したことを
反省しないまま、「日の丸(国旗)」を掲げようとしたり、「君が代(国歌)」を歌
わそうとしたりすることなどは、絶対に許せません。
 それは、昔のように、「日の丸」を持ち、「君が代」を歌う日本人に、また、
韓国人がひどい目に合わされるのではないかと、ものすごく心配になるからです。
 私は、李○○の通う小学校だけでも、今まで通りの「日の丸」や「君が代」の
ない卒業式をやって欲しいと強く願っています。先生にもお願いしていますが、
残念ながら、その望みは叶いそうにはありません。
 それならば、せめて李〇〇だけでも、昔、自分のハラボジ(おじいちゃん)やハ
ルモニ(おばあちゃん)たちを苦しめた「君が代(国歌)」を立ったまま聞かされる
ことがないように、歌わされることがないようにしたいと考えるようになりまし
た。
 そして、そのためには、つらいけれども李〇〇を卒業式に出席させないように
するしかないと思うようになりました。
 六年生の皆さんには本当に申し訳ありませんが、こうした理由で李〇〇は卒業
式を欠席することになります。どうか、このことは十分理解して欲しいと思いま
す。
 最後に、五年生の李〇〇も来年は卒業しなければなりません。その時又、今回
のように苦しまなければなりません。今度は、目分の卒業式ですから欠席するわ
けにはいかなのです。だから、その苦しみは今回以上になると思われます。
 親としては、来年の卒業式は李○○が苦しまずに、心から喜ぴ参加することが
できる卒業式になってほしいと願うばかりです。
 校長先生を始めとした先生方や五年生のみなさん、どうか来年の卒業式が李○
○が心から喜べる卒業式になりますよう、努カしてもらえないでしょうか。心か
らお願い申し上げます。
                       二〇〇〇年三月一六日
                         五年二組李○○の父より
 

 この後、李〇〇の友達は校長先生に「君が代」を流さないで欲しいと訴えた。
そして、翌日校長先生宛の手紙を書いた。

校長先生へ
 昨日、話をしましたように、私たちは君が代を流すことに対して、とても、反
対しています。
 それはなぜかというと、日本人は今まで、いろんな国の人を苦しめてきました。
とくに、かん国ちょうせんの人。とくに!せんそうで、家族をなくした人や、殺
された人、むりやり日本につれてこさせられて、学校にも行けず、むりやり名前
を変えさせられて、今でも苦しんでいる人たちなど、ほかにもたくさんいます。

 〇○ちゃんのおばあちゃんや、おじいちゃんもそうです。そんな日本の国歌を
卒業式に導入されることになって、先生もしっているとおり、五年〇組の李〇〇
が一八日に行われる卒業式に出席できなくなりました。
 ○○ちゃん本人も、その家族としても、ほかの友達や、先生たちとしても、出
席させてあげたい、したいと思っていると思います。もちろん私もそうです。で
きることなら、出席させてあげたいです。
 でもそれは、君が代を流すことをやめるしかないと思います。お願いです。
「君が代」を流さないで下さい。
 来年は私たちが卒業する番です。〇○ちゃんは卒業生を送ることができなかっ
た分、来年はちゃんと出席して、きもちよく卒業させてあげて下さい。
 だから、来年の卒業式では“絶対”に“君が代”をながさないで下さい。
 おねがいします。
                         五年○組   ○○〇〇

 卒業式に抗議の欠席をするつもりでいた李○〇に、思いがけず、友達が「私も
君が代は聞きたくない。君が代の時、一緒に退席しよう。だから、卒業式には参
加しょう」と働きかけてきた。とてもありがたい話である。
 この友達は教師を遙かに凌いだ「教育」を李〇〇にしてくれた。
 卒業式の当日、君が代流れる前に二人は退席した。
 二〇〇〇年三月一八日高槻教育が死んだ日は、たった十一歳の児童が「教育」
を蘇生させた日でもある。
 あなたは、今まで通りの教師をしますか?

<転載の了解を得ましたので、「オモニ(No.66)」(大阪府・高槻)から転載し
ます。>

娘たちの卒業式    金優子

 3月10日、長女が中学校を卒業した。この日を迎えるまでに、我が家では娘と親
・子ども会指導員の三者で語し合いがもたれた。勿論「君が代」がテーマである。
 「そんなんど一でもえ一やんか」という今時中学生の娘は、こんこんと話を詰
めてくる親や指導員に対して、スネたりふくれたりして真正面からこの問題に向
き合おうとせず、「韓国人に生む方が悪い」と言い放ったりした。この発言に私
はショックを受けた。私も思春期の頃「なんで朝鮮人に生んだ」と母を恨んでい
たからだ。何度かの話し合いの後、娘が出した結論は「着席」(「君が代」が流れ
ている間着席すること)だった。
 そして卒業式、開会宣言のときに起立させられていた生徒達は、「君が代」が
流れると次々に着席していった。保護者席から「立ちなさい」と促す声があがり、
別の保護者からは「強制はするな」と発言があった。結局10数人の生徒が所在な
げに立っていた。
 その後式はとどこおりなく進行していったが、私は27年前の私の卒業式となん
ら変わらない式に落胆していた。解放教育は日の丸や君が代を否定していたのに、
まわりまわって27年前に戻ってしまった。
 一週間後の18日は小学校の卒業式があった。5年生の二女は在校生として出席し
なければならなかったが、欠席という形で「国歌」斉唱に対して抗議することを
決めていた。何故娘が卒業式に出席できないのかという手紙を父親が書き、それ
を担任の先生が5年生の学年集会で読んでくださった。
 この手紙に応えるように、二女の友人たちが校長先生に「君が代」を流さない
ように直接交渉に行き、校長先生に手紙を書いてくれた。そして二女に「私も君
が代を聞きたくないから、君が代が流れる前に一緒に退席するから卒業式に出よ
う」と、ラブコールを送ってくれた。一人ではできないから休むと決めていた二
女は、友人に励まされ卒業式に出席した。そして「国歌」斉唱の前に二人で退席
して行った。
 涙が出た。長女の卒業式が27年前と同じだったことに。5年牛の子どもたちが真
剣に娘の事を考え、行動してくれたことに。
 今年の二つの卒業式は、娘たちだけでなく私にも教えてくれたことがある。あ
きらめずに闘うことと、人との連帯の大切さを。


2月25日提出!


静岡市議会議長
杉山三四郎 殿
                          平和と人権のための市民行動

          「日の丸・君が代」問題に関する陳情

     陳情内容
1.卒業式や入学式において参加者に「日の丸・君が代」を強制しないこと。
2.市の行事や市民生活上において「日の丸・君が代」を強制しないこと。
3.市議会議場に「日の丸」を掲げないこと。
(抜粋)
 2月25日、静岡市議会の自民系の会派が3月議会で、議場に「日の丸」掲揚
の緊急動議がある。との情報が入りました。
 この動きに対し、佐野、渡辺両議員が本会議、前田議員が文教委員会で反対
表明することとなり、私たち「平和と人権」も市民側から支援する立場から、同日
緊急ではありましたが、「日の丸・君が代」問題に関する陳情書を静岡市議会に
提出しました。
 陳情内容(上記)から文教、総務、議運の3委員会で意見陳述を行いました。
 その結果、静岡市議会議長名の回答があり、文教委員会からは、「願意に沿
い難い、なお、当局においては十分に学習指導要領を理解して行動されたい。」
総務委員会からは、「願意に沿い難い。」議運からは、「願意に沿い難い。」の
文書が送付されてきました。
教育現場、議会、市民生活において「日の丸・君が代」の新たな「強制」が進んで
います。これらの動きに対し市民として怒りの声を表明しましょう。
 なお、議場への「日の丸」掲揚については、議員の反対表明や私たち「平和と
権」等の行動もあり、今回については、議長判断で、見送りとなりました。




 あなたは、嫌いなものを「好きになれ」と言われて好きになれますか?                    
 また、「好きにならないと×××××だ!」と脅かされて好きなフリをしても、苦痛な
だけではありませんか?
 昨年来マスコミに大きく取り上げられ、注目を集めた「日の丸・君が代」は、法制化に
伴い「心の強制」という危険な動きを見せ始めました。
 たとえば国旗に礼をしなかったり、国歌を歌わなかったりすると処罰されることもあり
得るというのです。


 国旗・国歌と定められたからといっても、脅かしてまで頭を下げさせたり、歌わせたり
することはできません。
 誰に対しても「心の強制」は許されないことです。
 世の中に不安を感じると、私たちは秩序やまとまりを求めたくなります。
 愛国心がその典型ですが、旗に礼をし、歌を歌うことが愛国心などではありません。
 ほんとうの愛国心とは、自分が生活する場所を大切にすることの延長であり、同じ
場所で生きる他人を自分と同じように尊重することです。
 それはけっして、一つの価値観を強制し、それと異なる人をイジメ、排除することで
はありません。
 一人一人がのびやかに生きることのできる世の中を、私たちは望みます。
 私たちは「日の丸・君が代」の強制にNO!と言い続けます。