2002年10月18日 ヨーロッパからのメール。日本とドイツ。


 ヨーロッパに留学中のN君からメールが来た。下がそのメールの一部です。

  木下君の「歴史は繰り返す」じゃないけど、今日はドイツ人のこがプレゼンやってね、第二次世界大戦の話だったのよ。それで、話はいつのまにか今のアメリカの話になってさ。で、出てきたのがブッシュのことね。・・・俺が思ったのはアメリカ人は確かにブッシュに対する批判というものを持ってるということ。でも、その意見がブッシュの政策や外交に反映されないのは、やっぱりブッシュがディクテーターだから?と思ってしまった。一応うちのクラスにはスウェーデン人、アメリカ人、ドイツ人、日本人がいるんだけど、やっぱりどの国の人もブッシュに対してそう良いイメージは持ってないね。でも、やっぱりアメリカ人の話を聞いてると、どこかでアメリカ一番っていう思想がにじみ出てきて る、そんな感じでした。

メール終わり。

   N君もヨーロッパで良いい経験をしているみたい。ブッシュが独裁者だから、民意が反映されていないのだろうか?って事は俺もアメリカの階級で書いたように同じ事を思ったんだけど、最近はアメリカ人の間でも、イラク攻撃に反対する意見が増えてきて、ブッシュもだいぶやりにくくなってきたみたいだ。アメリカの民主主義はまだ完全には麻痺していなかったみたいで安心した。それでも、まだブッシュはあきらめていないみたいだけど、これであまり無茶は出来なくなったじゃあないかと思う。

   「アメリカが一番って思想がにじみ出てきている。」って、言う意見も面白いと思う。これはヨーロッパにいるからこそ感じた事じゃないかなあ。だけど、俺はアメリカ人の気持ちもわかる。実際、アメリカが一番なのは事実なわけだし。自分が住んでいる文化から異文化の土地に行った時って、必要以上に自分の国の優れている所を主張したがるものだ。俺も、アジア出身の留学生に対して、日本はアジアで一番だぞ見たいな優越感を持っていたときもあった。だけど、「お前が日本をつくったのか?」って聞かれて、俺は何もしてないわけだってわかった。最近は、大学で働きながら勉強も頑張っている発展途上国から来た留学生を見ていると、とてもじゃないが頭が上がらない。要するに、そうやって偉そうにしているやつほど、自分自身の中身がない。N君もそのアメリカ人が友達なら忠告してやった方が良いと思う。おごる平家は久しからず、って言うし。日本も最近は中国の経済成長に怯えている。

 N君のメールで一番面白いと思ったのが、ドイツ人の留学生のプレゼンテーションが第二次世界大戦から、ブッシュ批判に変わっていったという事。ドイツ人はかつて、ヒトラーという煽動政治家によって無謀な戦争に突き進まされてしまった歴史があるから、そう言うことに敏感なんじゃあないかと思う。ドイツはアメリカのイラク攻撃に真っ向から反対している。日本もドイツと同じ第二次世界大戦の敗戦国だけど、ドイツがすでに国として自立しているのに対し、日本は未だに戦勝国アメリカの従属国みたいだ。日本はドイツから学ぶべき点が多々あるように思う。国としての自立だけじゃなくて、ドイツは外国人労働者を受け入れて、経済を成り立たせている。日本も2010年には外国人労働者を受け入れなければ、経済活動が成り立たなくなるそうだ。ドイツのやり方を勉強するのも良いかもしれない。  

 日本とドイツは共通点も多い。敗戦から、今では経済で世界第2位、3位までになる復興を成し遂げたという点、性能の良い車をつくれる点?何よりも、過去に間違いを犯したからこそ、同じ事を繰り返すまいと、平和活動に熱心な点だ。アフガンなんかでも、アメリカが破壊した後を日本やドイツが復興させようと頑張っているそうだ。俺は、日本とドイツがより協調する事で、超大国アメリカにも影響を及ぼす事ができるんじゃないかと思う。ドイツはもうアメリカの尻拭いは嫌だと言っている。より積極的な平和活動に取り組みだした。日本もいつまでもアメリカの尻拭いをしている時ではない。ドイツと日本が一緒になってアメリカに主張すべきだ。「アフガニスタンの復興もまだ終わっていないのに、次はイラクですか?いい加減にして下さい。あなたのお尻にはまだウ○コが付いていますよ。」ってね(下品ですいません)。  

 とまあ、今回はドイツについて考えて見た。キューバの次はドイツ?って感じですね。テキサスにあるFREDERICKSBURGって言う町に行った事があるけど、そこのレストランで飲んだビールがかなり美味かった。いつかドイツに旅行して見たい(本音はビール?)。まあ、今度はちゃんと社会人になった後にしないと、親に勘当されてしまうかな。N君はドイツにも行ったんだっけ?また面白い話があったら教えてください。