無党派市民派・自治体議員と市民のネットワーク
   予算勉強会資料(93年2月15日)

   自治体財政のチェックの観点


             寺町知正
         TEL・FAX 0581−22−4989

●●●違法性(最低限これは許さないぞ!)、制や習慣の問題の指摘、
              =「数」に変わる「力」

 ◎議会での質疑、議論。法的措置。住民運動。

 ◎是正すべきこと・・・不当な支出 → 
住民監査請求(地方自治法第242条1項)
違法・不当な財務会計行為(但し、支出から1年)と怠る事実→損害

 ◎直ちにやめるべきこと・・・「著しく不当な場合は違法」と「明らかに違法な支出」 
  → 住民監査請求の結果(通知)から30日以内に住民訴訟(法第242条の2)
◆議会費
 ◎旅費(第204条)、費用弁償(第203条)
   議会の活動能力は?(第101条1項)
    ◇会期中  費用弁償 議員への費用弁償=名古屋市、岐阜県、
    ◇閉会中  委員会  特定事件の付議議決ある場合のみ(第109条6項) 
           議会・委員会の閉会中の活動
               旅費    個人=高槻市
                     会派=和歌山市

 議会=町村議会の例
    都道府県議会の議員議会野球大会

旅費・費用弁償の実費性の原則と定額制の実態 →(残ったときどうするのか)

法定外特別委員会(第110条3項の範囲)

 ◎食糧費     議会委員会(議員、執行部、民間人)=秋田県常任委員会
執行部・民間人・議員=各地

 ◎交際費 長・議員の宴会=津市、
          長から議員への視察せんべつ=山梨県

 ◎分担金=相手方の活動実態の資料。受益の範囲(第224条)。条例(第228条)
 ◎負担金=同資料。
 ◎補助金=同資料。(第232条の2)。規則、要綱等。
          実体が無い場合、意味のない場合。
          政教分離(憲法第89条(第20条))=目的と効果。

 ◎寄附金=同資料。する場合。もらう場合(第232条の2)。予算書歳入は頭だし。
 ◎委託料=契約の締結(第234条)、入札・随契(施行令第167条〜)
    検査=契約の履行の確保(第234条の2)。実体が無い場合、意味のない場合 
   入札制度 随意契約が著しく多い自治体がある

 ◎費用弁償・報酬(二重払い、支出根拠なし) 
         報酬と報奨費・謝礼など
          給与(ヤミ・特殊勤務手当など各種手当)

 ◎職員派遣=公社、外郭団体、第三セクター (公益法人等への派遣に関する条例)

 ◎経費補助=デザイン博、山口・船舶事業

 ◎癒着の温床の隔絶=関係業者、
   長の兼業禁止(第142条)、議員の兼業禁止(第92条の2項)=請負禁止
     議長及び議員の除斥(第117条)、監査委員の除斥(第199条の2)

 ◎下水道

●効率性、経済性=費用対効果
●政策や事務事業を財政的にみると
      金をかけなくても、すぐにやれること
      金をかけたら、すぐにやれること
      金をかけても、すぐにできないこと

●審理・修正
  予算書ができたら変わらない。いわないと、次ぎも変わらない。
決算で、次年度予算に関連づけてやらないと変わりにくい
・特定事業の終了や開始があると予算の配分も変わる
 《歳入》
◆税収の増減
◆徴税事務 普通徴収と特別徴収      プイバシー保護
      前納報奨金
      現年課税分と滞納繰越分  金銭債権と消滅時効(第236条)
      収納率の向上・・納税組合 (法・プライバシー・不公平)
             →→徴収専門員
      督促手数料   延滞金   減免措置
◆寄付金
◆分担金、負担金

《歳出》
・総務費 庁舎管理費   OA化
広報(平等、広範)    自治会活動
・消防費 防災計画
・民生費 高齢者福祉対策費  ヘルパー 人数  派遣委託 派遣延時間当経費
・衛生費 予防接種費
     ゴミ処理
合併浄化槽・下水道
・農林商工費 補助金 職員派遣
・土木費 道路改良 (特に市町単独)“どぶ板”との関連
・教育費 児童・生徒数の将来予測と整備の方向 
耐震調査、対策 給食施設・内容

◇「予算の見方・つくり方」(学陽書房・03-3261-1111、最新版がよい)

※予算のヒアリングとは・・・
 予算書の右端の節あるいは細節(もしくは備考欄)に名称が記載されています。その事務事業について担当課長(あるいは課の担当者)に説明を求め尋ねること。その中身、歴史、経緯、規模、人数、単価、現状、今後など、事項に応じて、自分の知らないところ、疑問をもったところ、興味をもったところなどについて、巧みに聞き出す作業。決算審査の続編でもある。
 予算書でヒアリングを行ってください。そうすると本番の3月議会の新年度予算審議で、他の新人議員より(多分幾らかの2、3期議員より)、何歩も前からスタートすることができます。
 また多分、楽しいおまけとして、オープンな考えの担当者からは、現在、査定中の新年度の新事業の話をいくつも聞けるでしょう。