「職人を大事にする社会」の実現。私たちSSFが掲げる目標です。SSFは建設業界で満願する
サイト・スペシャリスト=職人を中心に、考えを同じにする人々が集まってつくった団体です。
 今春、ものつくり大学が埼玉県行田市に開学し、初めて新入生を迎えました。その先導役 を果
たしたのは私たちSSFの活動でした。 SSFが結成されて早10年余、その間に職人を巡 る状況も
大きく変わっています。 建設業界は日々厳しさを加える経済環境の只中にあります 。とりわけ、
専門工事業、職人は困難な状況下に置かれています。これまでわが国の経済基盤をつくりだす建
設産業を支えてきたのは、現場で働く職人=サイト・スペシャリストたち です。世界的に定評の
ある建設技術や高度な生産システムを確立してこられたのも、こうしたスペシャリストたちの
いレベルの技能(腕)、現場での創意工夫(頭脳)、より良いものを造ろうという心意気
(心)を暗黙視に期待できたからです。こうした人たちが本当にい なくなってしまったら、どう
なるのでしようか。 サイト・スペシャリストは建設業全体、社会全体の共有財産です。その腕、
頭脳、心はどこか特定の組繊のみに属するものではありません。だから、皆が職人を大事にし、
次世代の 職人を育む必要があるのです。私たちSSFが訴え続けてきたのはそのことなのです。  
 SSF大賞はものつくり、ひとつくりに著しい功績のあるサイトスペシャリストに感謝の意 を
捧げ、ともに未来を切り開いていくために、4年前に創設されました。新世紀初頭、続く世代の
力と思いを結集し、ささやかながらも活動を続けていこうと、SSFは決意を新たにし ています。