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作成 08/10/02(土)
校正 08/13/02(火)

- 消費電力の測定方法 (3/3) -

無事にテスターが届きました。 秋月さん、ありがとう。 1,400円とは思えない程立派なものです。ちゃんと、温度プローブも付属してます。

さあ、始めよう。 まずは、電源の投入電力を計測しよう。 その前に、検査をするテスターはの精度を検証します。というか、電球なら、ばっちり 消費電力はワット数がでているので、テスターの側と一致するはず。

レンジを交流の電流のところへ、持っていこう、、と思ってみたら、無い! 交流は電圧しか測定できない。 まずいじゃん。 えへ、、、大丈夫。 ちゃんと消費電力は測定できます。 測定方法のイメージ画です。 手書きで、拙い図ですが辛抱して下さい。 昔懐かしいオームの法則です。 電圧/抵抗値=電流 です。 閉じられた回路における電流は一定である。 電球との間にセメント抵抗をはさみ、そこに流れる電圧を測れば電流が求められます。 電球のように単純なものならいいけれど、ATX電源の回路にはキャパシターやコイルや、 いろいろ、複雑で、、、なんてちゃちゃを入れないで下さいね。 問題は、レンジが600/200Vの2つしかないことです。 分解能が2桁しかでません。ちょっと辛いです。
必要な材料は、下記の通り。

・ 鰐口クリップ
・ セメント抵抗
・ 電気スタンド
・ 20W 40W 60W 100W 電球

手持ちの抵抗の在庫には、適当なものはない。探しましたが、見つかりません。 とりあえず、セメント抵抗8.2オーム(10W)を使いました。 左側(写真)が使用後の 状態です。 右側が未使用品です。

何とかなるだろ。 さあ、実測です。電気スタンドに電球をセットして、 鰐口クリップからテスターのプローブにつなぎ、固定しました。
電球 実測電圧 抵抗値(Ω) 電圧(V) 消費電力(W) 誤差 誤差率
20W(18W) 1.2 8.4 104.5 14.93 5.07 33.96%
40W(38W) 2.8 8.4 104.5 34.83 3.17 9.10%
60W(N/A) 4.3 8.4 104.5 54.49 5.51 10.11%
100W(90W) 7.0 8.4 104.5 87.08 2.92 3.35%
100W(95W) 7.4 8.4 104.5 92.06 2.94 3.19%
100W(98W) 7.6 8.4 104.5 94.55 3.45 3.65%
(注)
・ 8.2Ω(10W)のセメント抵抗を使用。抵抗値を実測した値は 8.4Ωでした。
・ 8.2Ω(5W)のセメント抵抗でも、結果は殆ど同じでした。
・ コンセントからの供給電圧の実測値は104.5V
・ 電球の表示 100W公称の明るさを示す単位、実際の消費電力は括弧内

絶対比較をする時には、 誤差の加重平均 10.56% を、補正値とする。 それにしても、 誤差が大きすぎる。電源ラインに直列に挟んだ抵抗の数値が大きすぎる。 後日、テストをやり直します。 計算には入っていませんが、これに、抵抗の消費する電力があるので、誤差はさらにひろがる。 とりあえずの相対的な消費電力として、検体の誤差を無視します。 これをベースに
電源の比較テストをします。

8.4Ωのセメント抵抗はかなり熱を持ちます。 900Wのトースターでは、セメント抵抗から白煙がでました。びっくりです。 絶対にまねないでください。とりあえずの抵抗選択でした。 抵抗値 1.0Ωがお薦めです。なんといっても、計算しやすい。

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