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就職活動エンジェルス・フルスロットル
「就職試験で隣に座った学生は、あなたにとってはライバルです。彼に、あ
なた達は勝たなければいけない。でも、本当は、隣に座った彼は、自分の 学んだことや経験を活かして、働くことを通じて社会に貢献したいという同 じ気持ちをもった仲間のはずなんです」
就職ガイダンスにいらした講師の方の言葉です。
この言葉に、けっこう感動めいたものを覚えました。
けれど現実はそうもいかなくて、やっぱり「隣の学生」には勝たなければい
けない。
それでも、この気持ちは忘れずにいたいなと思います。
先日、企業訪問に行ってきました。
学術書関係の出版をメインに古美術商や美術館経営もしている会社です。
性別に関係なく優秀な学生を採用している会社ですが、それが原因で女子
社員の比率が高くなってしまったので、しばらくは男子学生を中心に採用を 考えていきたいとのことでした。
博物館学芸員課程でお世話になった教授から、京都市に新設される文学
博物館職員採用の情報を聞きました。
専門分野が違うので、日本文学を専攻している院生にそれを教えました。
後日、その採用は男子学生を考えているらしいと、教授が申し訳なさそう
に言ってきました。 あーしんど
就職活動を始めて、いきなり現実を見せつけられました。
ある意味で、有り難い経験をしました。
性差を跳ね返すほどに、企業にとって魅力のある学生になればいい。
そう思って、これから頑張っていきます。
…で、私はどんな仕事をしたいのでしょう。
学芸員にこだわることも、総合職にこだわることもやめました。
自分が本当にやりたいことを仕事にする、そう決めました。
院修了を評価してくれる会社も、そうでない会社も関係ない。
要は自分が社会貢献という目的を持って頑張れるかどうか、だと思いま
す。
私は就職資料室でアルバイトをしているので、学生の就職支援活動をする
立場でもあります。
大学生活全般の相談や、人生相談になることもあります。
学生の経済状況や家族関係に立ち入ることもあります。
いろんな事情を持った学生がいて、それぞれに悩みながらも前へ進もうと
しています。つたないながらも私もそのお手伝いをしているのだと思うと、 気の引き締まる思いです。
おそらく4月より、大宮就職資料室は私がアルバイトの責任者になります。
アルバイトの先輩たちが引退するそうです。
私、まだ半年も経ってない新米なんですけれど、いいんでしょうか。
ぽん吉「…これで、私もバイトを辞めたいんですけどって言ったら、ここ(大
宮就職資料室)はどうなるんでしょうね」
先輩「いっそのこと閉鎖するんちゃう?」
笑えない…。
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