今日の巻頭言(0531)
5月29日の「退場事件」

 新聞報道等でご存じの方が多いかと思いますが、29日に市会で大変残念な事件が起きてしまいました。多くの新聞で報道されたのは詳細が省かれた情報でした。議場に掲揚された日の丸を実力行使で撤去しようとして2市議が退場させられた、という非常に単純化されたものでした。
  第一報: 国旗を引き下ろそうともみ合い、2市議を退場…横浜市

 神奈川新聞や朝日新聞をご覧になっているかたはもう少し細かい情報をご覧かと思います。この記事情報と私の持っている情報からすると「真相」は以下のようです。
  神奈川新聞:反対議員退場、発言の削除…
 
 前々から書いておりますように日の丸の掲揚は少数会派の発言時間短縮とセットで議会運営委員会で決められました。しかし、議院運営委員会とは全会派が参加する場ではありません。また、決議に法的拘束力がある性質のものでもありません。国会などの「国対会談」などと同じく半ば非公式な協議の場です。だから議事録もありません。(公開はされていない)

 採決に参加どころか、意思表示の場も与えられず、議場外で決まってしまったのだから市民の党が反発したのは当然でしょう。せめて発言の機会を、開会前に要求したら議長が拒否して開会を宣言してしまったので井上議員は日の丸を実力で撤去しようとし、(って女性一人に男が何人もで飛びかかったんだからねぇ、、、)与那原議員は立って抗議を続けたら二人とも退場になってしまった、のが流れです。

 さらに、共産党が議案関連質疑で議場外でこの2件が決定されたことに抗議したところ自民、民主、公明の3党の賛成で議事録から削除されてしまいました。記録上では日の丸の掲揚は誰からも反対されなかったコトになります。

多数が賛成すれば本人の同意もなく議事録を捏造するのが民主主義でしょうか!?

 さらに更に、ネットが公式な場である「市会運営委員会」での討論を要求したところこれも拒否されました。

どうあっても議事録を残したくないようです。

 市民の党の与那原議員はともかく、井上議員の直情的な行動は批判されるべきだと思います。議会は言論の府であってプロレスのリングではありません。相手がどんな理にかなわない行動をとろうとも同じコトをして良いことにはなりません。理不尽な市政を続けた高秀市長が最後には落選したことを忘れるべきではありません。また、そのきっかけの一つは御自分達も参加した「市長を変えよう!」の運動だった事を思い出すべきです。

 しかし、与党会派がインタビューに答えている

「ルールを守らなければ議会制民主主義は成り立たない。」
  神奈川新聞:反対議員退場、発言の削除…

 なる言葉はそっくりそのままお返しします。市民の付託を受けて当選した議員を採決に参加どころか発言さえ許さないのは議会制民主主義を愚弄しています。更に議事録の捏造も市民を嘲笑している、としか受け取れません。
 
「発言の機会は今後も与えられるのに、許し難い」市議会に疑問の声

 世間をなめるのもいい加減にしてもらいたい。ネットが議論を提案したのに拒否したのは誰でしょう?発言持ち時間を短縮しちゃったのは誰でしょう?現実に発言の機会を奪っておきながら出鱈目も程々にしておかないとバチが当たるぞ、と思うのは私だけでしょうか?

 この上常任委員会での発言時間まで短縮する予定と聞きます。

これも議事録が残らないよう、市民の目に触れないよう、細心の注意を払って談合するのでしょうか!?