中田NOW 市民も市にお任せダメ!

『“お上意識”脱却を』
 ■外国特派員協講演 ハマ発改革を強調

 横浜市の中田宏市長は四日、東京・有楽町の日本外国特派員協会の昼食会に招かれ、講演で自らの市政運営の理念を紹介、国政の現状などについて感想を述べた。

 「日本のメジャーシティーで最も若い市長」と紹介された中田市長は「ヨーロッパでは、サッカー・ワールドカップ(W杯)に出た中田英寿選手が最も有名な中田です」と英語で切り返し、国内外約七十人の報道陣らの笑いを誘った。

 この後、外国人記者に知られる「お上意識」との言葉を挙げ、「官僚出身の市長が二十年以上続き、市民にもお上を頼る意識が生まれ、市政はかなりよどんだ。財政が厳しい中、市民も市に何でもお任せではいけない」と強調。さらに「そうした意識を引っくり返し、横浜から日本を変えたい」と、情報公開の徹底で民の力を生かす社会を目指す考えを示した。

 また、中田市長は「三重、宮城県などで知事が代わり、地域の体質が変わった」と紹介した上で、「自らも横浜市民に成功体験をもたらし、国政にプレッシャーをかけたい」と、“中田改革”の意気込みをみせた。

 講演後の質疑で、衆院議員当時の首相指名選挙で票を投じた小泉改革の現状について問われると「小泉さんにやる気があるのに、自民党にない。妥協を最小限に抑えて案件を進めていけば、日本の政治は変わる」。

 二人の市議が市議会から除名処分を受けた「日の丸問題」について、「議長席を何時間も占拠しては、処分を受けざるを得ない」とした一方、「日の丸」について、「社会を象徴する国旗に敬意を表するのは当然だが、歴史的意味から日の丸にけちがつくのが日本の問題だ」とし、「わたしは敬意を払っている」と答えた。


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媒体 東京新聞 掲載日 2002.07.05