新横浜駅 北口に高層駅ビル

 横浜市とJR東海は十日、新横浜駅周辺の再整備計画を共同で発表した。駅北口約五千平方メートルの敷地に駅ビルを建て、改札口を作る二階フロアに約千三百平方メートルの広場を設置。駅前バスターミナルの上に新設する歩行者デッキと直結し、市街地や横浜国際総合競技場に行きやすくする。

 駅ビルの概要は今年度中にまとめるが、十五―二十階建て程度になるとみられ、商業施設やオフィス、ホテルなどの複合利用を検討している。地下には約三百台分の公共駐車場を設け、一階にタクシー乗降場を作る計画だ。

 また、駅舎に新幹線ホームの階段や切符売り場、改札口を増設する。駅ビル、歩行者デッキなどとともに二〇〇四年度に着工し、完成は二〇〇七年度の予定。

 総事業費は、ビル建設を除いて約二百三十億円で、このうち、国庫補助と市費で約九十億円を負担する。

 新横浜駅は一九六四年に開業し、七六年まで各駅停車「こだま」の専用駅だった。しかし、現在は、最速列車「のぞみ」の九割が止まり、新幹線利用者は七六年度に比べ四倍近くに増えた。JR横浜線と市営地下鉄を合わせた一日の平均乗降客数は約二十万人に上っている。

 再整備計画は、利用者の急増に対応するのが狙い。駅舎改良や駅ビル建設などで、JR東海は「『こだま』対応から『ひかり・のぞみ』対応の駅にふさわしくしたい」としている。

 再整備後に、すべての新幹線が停車するかどうかは決まっていないが、この日の定例会見で中田宏市長は「より多くの新幹線が止まるようJRに要請している。もう東京の次は名古屋ではない」と述べた。

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媒体 読売新聞 掲載日 2002.07.11