「できる限り手を尽くす」

◆中田市長がドリームランド跡地へ

 横浜市の中田宏市長は二十七日、中古車オークション会場への転用に周辺住民が反対している同市戸塚区の横浜ドリームランド跡地を視察した。住民側から代替市有地との交換といった解決案が示されていることなどに耳を傾け、「考えられるできる限りの手を尽くす」との意向を表明した。
 中古車オークション会場をめぐっては「来場者の車に加え、カーキャリアの往来もひんぱんになる。周辺の渋滞がさらに深刻になり生活に支障が出る」などとして周辺の町内会が対策協議会を設置。二十四日には八町内会の住民を中心とした四千七百九十五世帯一万五千八百九十一人分の反対署名を中田市長、小林昭三郎市会議長あてに提出した。また二十二日には、この日の視察に立ち会った大滝正雄(公明党)、岩崎広氏(共産党)ら同区選出の市議七人が超党派で開発業者への行政指導などの徹底を市長に申し入れている。
 中田市長は約千人の住民が出迎える中で、対策協メンバーの案内で三十分にわたり跡地を見学。「業者側の態度は紳士的で話し合いの余地はある。市が適切な代替地を用意してくれれば跡地の緑は守られる」との説明を聞いた。帰り際には「皆さんの意思は私からも業者側に伝える。関係部局はこの問題に真剣だが、法律に従った手続きは認めざるを得ないという行政側の苦しい立場も分かってほしい」などと話した。

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媒体 神奈川新聞 掲載日 2002.07.28