傷跡深く 民主紛糾
県連定期大会で不満噴出

 民主党県連は十八日、横浜市西区のホテルで「第七回定期大会」を開き、前県連副代表の藁科満治参院議員(70)(比例)を新代表とするなど、新執行役員を選出した。今大会では、横浜、川崎両市長選で生じた県連内の「亀裂の修復」(藁科新代表)が期待されたが、出席した代議員から執行部に対する不満の声が相次ぎ、会議は紛糾。選挙の傷跡が依然として深刻なことを露呈した。

 大会では、分裂選挙となった両市長選について「議員は仲間であり、対立という愚を解消して謙虚に対応すべき」などとする総括案が議題となった。しかし、代議員からは「四選禁止」の党本部の基準に反して、横浜市長選で高秀秀信前市長を推した前執行部の責任を問う声や、「しこりは解消しない。分裂した方がよっぽどいい」などの意見が噴出した。

 新執行部を決める「役員選考委員会」の役員案に対しても、前執行部のメンバーが入っていたことから「責任の所在があいまいだ」「選考過程が不明りょう」などと不満が出た。

 執行部側は、「多くの議論を経た結果だ」として理解を求め、両案は原案通り了承されたが、納得のいく説明を求める代議員を議長団が「提案の変更はない」と遮る場面もあった。

 藁科新代表は就任のあいさつで「県連内にある亀裂を修復することが、来春の統一地方選勝利に向けた前提条件だ」と述べ、党員の協力を求めた。

 このほか大会では、来春の統一選に向け、県議選二十六人、横浜市議選二十一人、川崎市議選七人、一般市議選八人、計六十二人の公認候補を了承した。

 大会後の記者会見で藁科代表は「深い亀裂を感じたが、このままでは民主党県連に暗いイメージを持たれてしまう。対立する双方からよく話を聞き接点を探っていきたい」と話した。


関連リンク 斉藤勁議員個人HP
収録媒体  読売新聞 掲載日  2002.05.19