本会議場に日の丸を掲揚へ


◆横浜市会、賛成多数で可決
 横浜市会の議会運営委員会(酒井喜則委員長)は二十二日、本会議場に国旗「日の丸」と横浜市旗を掲揚することを自民党、民主党、公明党、民主党横浜みらいの賛成多数で決めた。自民などは「すでに国旗国歌法が成立しているように掲揚は自然なこと」などと主張。共産、神奈川ネット・横浜は「十分な議論がされていない」などとして反対に回った。
 政令指定都市では三市目。早ければ二十九日の市会定例会本会議で、壇上横に三脚で掲揚されるという。
 今年に入って、市会団長会で自民から「サッカーW杯開催を機に議場に国旗を置くべきではないか」との提案があったのがきっかけ。以後、水面下で協議が繰り返されてきた。
 二十二日の議運では、自民党委員が「日の丸を戦時中とだぶらせてみる人もいるが、今はむしろ平和の象徴と考えている。反対派は時代認識がずれているのではないか」などと主張。公明党委員は「不戦を誓う式典などでも国旗掲揚はされている。そうした意味でも粛々と進めていきたい」と述べた。
 共産党委員は「日の丸は戦中に日本軍の先頭で掲げられ、被害を受けたアジアの人たちなどさまざまな思いを持っている人たちがいる。議会として配慮が必要だ」などと指摘。ネット委員も「市民の間でも議論は平行線の状態にある。議論が尽くされていない中で、あえて今やる必要はない」などと反論した。
 議運のメンバーではない市民の党(二人)は前日の二十一日、掲揚に反対する申し入れ書を酒井委員長らに提出している。
 中田宏横浜市長は二十二日の定例会見で議会側の対応に関連し、「市長室にも国旗は掲揚している。それが私のスタンスだ」と話している。


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収録媒体  神奈川新聞 掲載日  2002.05.23