| 反対議員退場、発言の削除… | ||||
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◆横浜市議会、日の丸めぐり波紋 二十九日の横浜市会本会議で、議場に「日の丸」が初めて掲揚されたことをめぐり、掲揚に反対する立場の会派が反発した。非交渉会派「市民の党」(二人)の所属議員が日の丸を撤去しようとして市職員ともみ合いになり、議長判断でそろって退場させられる一方、共産党(十人)が議案関連質疑の中で行った「掲揚反対」の意見表明は、掲揚に同意した三大会派の賛成多数により議事録から削除される見通しとなった。神奈川ネット横浜(十人)も「多数会派の横暴」などと問題視し議長へ抗議。共産も市会運営委員会の緊急招集を申し入れるなど波紋が広がった。 「市民の党」は本会議前の議会運営委員会で発言を求めた。しかし掲揚を決めた自民、民主、公明の三大会派は「非交渉会派(四人以下)の発言は認められない」と要請を否決。このため同会派所属の両議員は掲揚反対の意見表明を求めて本会議場壇上の議長に詰め寄った。この際、一人が議長壇上の横に三脚で市旗とともに初掲揚された日の丸を降ろそうとするなど、議会事務局員との間でもみ合いとなった。 共産党は議案関連質疑の冒頭、「多数会派が数の力で押し切ったのは問題だ」として日の丸掲揚と少数会派の持ち時間が減った質問時間変更を批判した。これに対し最大会派の自民(三十三人)が「議案関連質疑を逸脱している」として議長職権による議事録からの削除を要求。三大会派の他の二会派(民主、公明=ともに十六人)も同意した。ネットは「市会運営委で議論すべき問題」などと提案したが採決されなかった。 三大会派側は「ルールを守らなければ議会制民主主義は成り立たない。無用の混乱を招くパフォーマンスはやめてほしい」などと掲揚に反対した勢力を批判。市民の党は「これだけ重要な問題なのに反対の意見表明もさせないというのは民主主義に照らしてもおかしい」とコメント。共産党も「掲揚と質問時間変更が正に実施される当日だからこそ、意見を主張した。発言削除は言論封殺だ」と反論した。ネットは「少数会派にも発言の機会を与えるべきだ。発言削除も問題」としている。 |
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| 収録媒体 | 神奈川新聞 | 掲載日 | 2002.05.30 | |