横浜市会
2議員が議長席占拠


◆日の丸掲揚めぐり5時間余

 横浜市会第二回定例会の五日の本会議で、「市民の党」の与那原寛子、井上さくら両市議が議長席を五時間余にわたり占拠し強制退去させられる騒動があった。市会事務局によると「市会では前代未聞の実力行使」。同日、行われる予定だった中田宏市長と各会派との初論戦は翌六日に先送りされた。最大会派の自民党などの動議により十五年ぶりに懲罰委員会が設置される事態となった。
 開会予定時刻(午前十時)の直前から与那原市議が議長席、井上市議が隣の市会事務局長席に着席。五十分遅れで開会を宣言した小林昭三郎議長に退場を命じられたが拒否した。同議長は午後三時四十五分の再開直後、二人を壇上から強制退去させた。この際、傍聴席からやじを繰り返した「市民の党」の木内博県議も議長命令で退場させられた。
 「市民の党」は今回の定例会から実施された議場への日の丸掲揚に反対の立場。五月二十九日には与那原市議が小林議長に詰め寄り、井上市議が日の丸のポールに手を掛けたことから市会事務局職員ともみあいとなり、ともに議長命令で退場処分となった。
 「この際に井上議員が暴行を受け負傷した」などとして小林議長あてに質問状を提出。同議長が四日夕に行った「違法な行為はなかった」などとする口頭での回答に対し、あらためて文書での回答を要請していた。五日の本会議前の市会運営委員会でも関連発言を求めたが自民などの反対で退けられていた。


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媒体 神奈川新聞 掲載日 2002.06.06