| 2市議除名「妥当」 議長席占拠問題 | ||||
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| 横浜市議会の懲罰特別委員会は21日、本会議場での日の丸掲揚に反対して議長席を占拠するなどした「市民の党」の井上桜市議と与那原寛子市議に対し、除名処分が妥当との結論を出した。25日の本会議で採決され、出席議員の4分の3が賛成すれば除名が決まる。委員会で除名に賛成した4会派の全員(70人)が賛成に回れば、4分の3に達する。 議員資格を奪う除名は地方自治法にある議員への懲罰で最も重い処分に当たる。事務局によると、除名処分となれば、同市会では初めて。 委員会で除名に賛成した会派は自民党(33人)、民主党(16人)、公明党(16人)、横浜みらい(5人)。共産党(10人)は公開の場での陳謝を提案して反対し、神奈川ネットワーク運動(10人)も「懲罰で問題は解決しない」と、処分の必要はないと反対した。 自民の嶋村勝夫委員は「自己中心的行動で議員としてあるまじき行為」と発言。民主の谷田部孝一委員は「弁明に反省、謝罪がなく一貫して自分の正当化を図っている」とし、公明の石井睦美委員は「今後も自分たちの意思が通らない場合は、こういう行為を起こすような姿勢が見える」と述べた。みらいの小幡正雄委員も「議会人として恥ずべき行為に反省がない」とした。 一段軽い処分に最大7日の出席停止があるが、これでは25日の本会議で可決されても議会閉会中に停止期間が終わる。このため、自民などは「実効ある処分」として除名で意思統一を図った。 一方、共産の荒木由美子委員は「議会制民主主義を否定するもので反省を求める」としつつも、「市民の負託を受けた議員の行為に制限をかける除名には反対」と主張。神奈川ネットの柏美穂委員も「迷惑をかけた市民に反省を示すべきだ」と述べたが、「日の丸掲揚に関する議論など、多数会派の強硬な議会運営が今回の事態の引き金にもなっている。議会制民主主義のあり方を考える上で議員全員が受け止める必要がある」と、処分自体に反対した。 |
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| 媒体 | 朝日新聞 | 掲載日 | 2002.06.22 | |