「除名」処分は 2市4町6件
 

 最近11年年間の地方議会 全国市議会議長会などによると、一九九〇年から二000年までで確認されている地方議会での「除名」処分は二市四町の六件。
 目立つのは暴言や誹謗(ひぼう)中傷などの不穏当発言や文書表明で三件。九二年の福島県常葉町議会では、議員が「議事録が改ざんされている」とする発言などが処分の対象となっている。
 そのほか、「陳謝がなかった」(九五年、宮城県若柳町議会)、「失そう(無断欠席)」 (九四年、埼玉県坂戸市)などの例があるが、今回の横浜市会での「議長席占拠」は「全国的にも前代未聞の騒動」(議会関係者)としている。
  「除名」処分後は、いずれも裁判にまで発展しており、「和解」(一件)となるか「原告側(除名された議員)の勝訴」(五件)に終わっているという。

除名処分の経緯

 井上、与那原氏は5月23日に開会した市会第2回定例会で、同定例会から実施された議場への日の丸掲揚、少数会派の発言時間削減につなかった質問時間見直しに反対。29日には小林昭三郎議長への直訴の際に旗のポールに手をかけるなどして議会事務局職員により議場外へ排除された。6月5日には議長席と議会事務局長席に座り込み、5時間余後に同様に排除された。同日に行われるはずだった各会派代表質疑が翌日に先送りされたことが問題視され、自民からみらいまでの6会派が構成した懲罰特別委員会が処分を検討。21日に賛成多数で「除名が妥当」との方針を決めた。
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媒体 神奈川新聞 掲載日 2002.06.26