「除名」問題で横浜市会検証

◆横浜・市民団体が報告会

 横浜市会の「除名問題」をきっかけに発足した市民団体「横浜市政・市議会をチェックする会」(事務局・安田八十五関東学院大教授)は三十一日夜、同市中区の市民活動支援センターで報告会「横浜市議会で何があったのか?」を開いた。
 同会メンバーや市民ら約三十人が参加し、情報公開請求した議会議事録や各会派に要望した公開質問書への回答などの資料をもとに議論を行った。各会派には議員の出席を依頼したが、除名賛成の会派などは「係争中」を理由に断った。共産党の柴田勝豊市議は参加した。
 同会の目的は、日の丸掲揚に反対し議長席に座り込むなどした「市民の党」の二人の元市議を除名処分するまでの市会の意思決定のプロセスを検証すること。日の丸掲揚の是非については論じないとしている。
 集会では、市会運営委員会の前に開かれる議事非公開の理事会などで日の丸掲揚の提案・議論が行われていた点について「市会運営委員会が、理事会での結果だけを押し付けられる形になっている」(安田教授)、「理事会は黒い箱で中でごそごそやっているが内容が見えない」(同会・沖田郁雄氏)などと指摘された。
 さらに同会の皆川昭一氏は「日の丸掲揚などの問題が本会議に議案として上げられていない」点を重要視。「議運での決定が、なぜ議会全体を拘束する決定になるのか。検証が必要だ」と指摘した。
 会場からは「景気対策などもっと重要な議論が必要な時に、一連の問題はこっけいなもめ事という印象に尽きる。議会のこうした現状をもっと多くの市民に知らせることが必要だ」(鶴見区の男性)との声が上がっていた。

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媒体 神奈川新聞 掲載日 2002.09.02