昨年の県内政治資金収支報告 共産、再びトップ

純収入 9%減の82億2300万円 

 県選挙管理委員会は六日、県内の政治団体千九百三十一団体が提出した二〇〇一年分の政治資金収支報告書を公表した。前年繰り越し分を除く純収入額は八十二億二千三百十一万円で、同年には参議院選があったものの、総選挙で資金集めが活発だった前年(二〇〇〇年)よりも9・1%(八億二千三百七十七万円)下回った。

 支部を含む政党二百七十八団体の純収入額は四十三億四千四百八十二万円で、前年比11・5%減と二けたの落ち込みとなった。政治家の後援会など「その他の政治団体」千六百五十三団体の純収入額も三十八億七千八百二十八億円と、同6・2%減だった。

 政党の収入内訳は、党本部からの交付金額が前年並みで全体に占める割合は46・4%と最多。寄付については、前年は政治資金規正法で政治家の資金管理団体に対する企業・団体の寄付が禁止されたために、政党への寄付が一九九九年と比べて七割近くも増加し最多額だったが、二〇〇一年は二割以上も落ち込んで38・1%となり、順位も二位に下げた。

 各政党の純収入額は、共産党が前年比10・8%増の十八億一千三百九十六万円でトップに返り咲き。前年一位の自民党は同22・6%減の十五億三百九十五万円と二位に落ちた。以下、民主、公明、自由、社民と前年と同じ順位だった。

 政党の純収入額の上位の顔触れはほぼ同じだが、民主県連が前年の十八位から五位に名を連ねたのが目立った。

 自民党県連は、四月に誕生した小泉純一郎首相を描いたTシャツや携帯ストラップなどの「純ちゃんグッズ」収入を八百八十八万円計上。「その他の政治団体」(二十三団体)の寄付を二倍も上回る人気ぶりだった。

 政治資金パーティーを開いたのは、三十三団体で計六十二回。このうち収入一千万円以上の「特定パーティー」は十一団体による十一回。収入二千万円以上は前年が三件だったが、二〇〇一年は六件と倍増した。

 最高額は先月二十九日死去した高秀秀信・前横浜市長の出版記念パーティー。高秀氏の確認団体が五千八百四十五人を集めて開き、五千八百四十二万円の収入があり、経費を除いた収益は二千七百六十一万円だった。

関連リンク
媒体 東京新聞 掲載日 2002.09.07