通関時間延長、土日も

◆横浜税関、24時間化視野に

 横浜港の「元日を除いた二十四時間フル稼働化」に向けて、横浜税関は十月十五日から二〇〇三年三月末まで、試験的に通関職員の執務時間を延長する。海外主要港の二十四時間稼働が進む中、国際競争力の低下を懸念する港湾関係者から通関時間延長の要望が相次いでいることを背景に、フル稼働実現のための際の問題点などを洗い出す狙い。コンテナ貨物の扱いが多い東京、神戸など全国七税関でも実施される。
 現行の税関の執務時間は平日の午前八時半〜午後五時までで、原則、職員もこの時間内にしか配置されていなかった。試行では本牧ふ頭出張所(横浜市中区)で、平日の職員配置を午後九時まで四時間延長し、土・休日の午前八時半〜午後五時までも対応する。
 延長時間では、同出張所が大黒など他の出張所分を含めて横浜港全体の通関業務を行う。
 これまでは時間外に通関を希望する場合、税関の執務時間内に申請することで臨時に窓口を開ける「臨時開庁制度」で対応していた。試行後は、延長時間は申告は必要なくなる。
 今回の延長時間は、現状の港湾業者の稼働状況を踏まえて決めた。〇三年四月以降について横浜税関では、試行期間中の需要などをみながら、あらためて検討していく方針だ。
 「元日を除いた三百六十四日、二十四時間」は〇一年四月、日本港運協会と港湾関係の労働組合が、競争力強化のために実現させる方向で協定を締結。経済団体なども関係省庁にフル稼働実現を要請していた。

関連リンク
媒体 神奈川新聞 掲載日 2002.09.14