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異質な善意
このサイトの運営中、掲示板でのやりとり以外にもメールでの相談や感想もたくさんいただいてきましたが、そのなかには「マルチをやっていたけど目が覚めた」という人からのものもなかりあります。(私宛の私信ですので公開はできません)
そのなかで目立つのは「自分は商品に惚れ込んでいる」と「思おうとしていた」という人です。
「本当はお金目的である」ということを否定したがるんですね。
あくまでも自分は「人のため」にしている「善行」だというふうに思い込もうとする。
マルチもビジネスとしてやる以上、お金儲けを目的にして当たり前なのですが、なぜか「お金儲けを主目的にすることは悪」であるかのように考えるんですね。
だから、「商品否定」は「商品に値段分の価値はない=金儲け目的」となるわけなので、自分の「善行」が否定されているのと同じということになります。
自己否定に近いので、必死になって商品はいい、商品はいいと繰り返しますし、かつ、商品について疑問を呈されるととんでもなく反発するわけです。
その「善行」が生む行為も実にめんどくさい。
自分のやってること(勧誘)は善行であるから「広めなくてはいけない」と思っているし、善行なので「多少のルール違反をやってもしょうがない」とまで思ってしまう人までいて、往々にこの「善意」の暴走がみられるわけです。
掲示板なんかでよくみるでしょう、そういう人たち?
知り合いを食い物にするという後ろめたさも「善行を行っている」にすりかわってしまう。
商品への否定的な根拠は、自分たちはいいことをしているのに「既存勢力によって妨害されている、ネガティブキャンペーン」と考えてしまう。(陰謀論唱える人多いですよね)
さらに、たとえビジネスとして成功しなくとも、「私は善行をやっているんだ」という自分への言い訳で精神逃避を行う、というマルチ主催会社にとって実にオイシイ人になるわけです。
そういう人たちを目を覚まさせようとするのは実に難しい。
「お金儲けは悪いことじゃない」と自らの欲望に正直になってもらったうえで、成功する難しさ(成功していないこと)を説くか、単にその商品そのものの肯定は「だまされているんだ」ということを説くか、代償行為としての思い込みの深さによって変わるように思えるんですが、なかなかその見極めが難しいというのが私の経験上の感想です。
いずれも、別のマルチに移ることを「儲からなかった自分」や「だまされていた自分」への代償行為になる可能性がありますから。
ここから「なぜマルチでなくてはいけないのか?」を正面から考える、本心にある「不労所得でウハウハ」という考えの甘さを認識してもらわねば、同じことの繰り返しになってしまうのです。
(2005年07月31日) |
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「割り算」のススメ
みなさんは「割り算」を使ってますか?
「ばかにするな!割り算ぐらいできる!」と怒る方もいらっしゃるかもしれませんが、私が言っているのは「できる」かではなくて「使っているか」です。
私には、マルチに夢を見ている方々には、「割り算が使えていない」人が多いようには思えてなりません。
最近ベストセラーになった本に、「さおだけ屋はなぜ潰れないか」(光文社新書)という本があります。山田真哉という会計士の人(「女子大生会計士の事件簿」シリーズとか面白いですよ)が書いた会計的なセンスについて書いてある本です。
その中で、会計センス、ひいては経営センスに「割り算」が大事であると述べられてます。
例えば、進学塾が2つあるとして、A塾は20ヶ所に教室を持つ大手で有名大学合格者は500名を誇り、B塾は町塾で教室は1ヶ所で有名大学合格者は30名だとします。
会計センスのない人が見たら、「へぇ、A塾は20ヶ所もある人気塾で500名も合格者がいるのか。それに比べてB塾はぱっとしないし合格者も30名しかいないのか。A塾ってすごいな」と思ってしまう。
しかし、会計センスのある人がみると、「なるほど、A塾は20ヶ所で500名合格ということは、1ヶ所あたり合格者は25名だな。一方、B塾は1ヶ所で30名合格してる。B塾の方がすごいじゃないか。」と判断するわけです。さらには、1ヶ所あたりの塾生の人数も勘案した上で、合格者を生み出せる率を割り出すことでしょう。
もっとも、この例題については、今回は最初に「割り算」と振ってるので種がばれてるでしょうけれども、要はマルチをビジネスとして考える際に、そういう感覚を持っているのかということです。
売上高○○億円という数字や、立派な本社ビル(資産○億円)を見て「スゴイ!ここで自分も成功を!」と夢見てしまう人がいます。これは会計センスがない。
会計センスがあるなら、その売上や資産の形成に何万人のDTが働いたかを調べ、それで割り算して「DT1人当たりはどの程度稼げたのか」を見て、その平均額の少なさに愕然とするはずです。ましてや、「トップDTは年収○千万円」というのがいるならば、その分、その他のDTの平均額はさらに小さくなることに気づくはずです。
「今年は○○人の(ランク名)が出ました!」というのを見て、「ランクを取れる人が○○人もいるんだ!」と納得してしまう人は会計センスがない。
会計センスがある人ならば、当該ランク者の加入年度以降に加入した人数が何人いるのか調べ、それで割り算して「○○人中1人しか(ランク名)になれない」ということを見、その可能性の少なさに苦笑するでしょう。
「前年比売上高○○%アップ」というのを見て、「伸びがすごいから波に乗れる!」と思って飛びつく人は会計センスがない。
会計センスのある人ならば、売上率と加入者数の伸び率で割り算をしたものを年度ごとに比較して、一人当たりの購入額はどうなっているのか調べるでしょう。
(比較して小さくなっているのは、無理な勧誘で加入者数は増えたがリピートしていない、大きくなっているのは買い込みなどの悪徳蔓延の兆しなど、色々分析できます)
いくつか例を挙げましたが、要は一面的な数字や外見にとらわれず、会計的・経営的センスをちゃんともって多面的に数字を見て判断しなさい、割り算はそのツールとして基本的なものですよということです。
マルチのDTというのは個人事業主という経営者のはずですが、こんなあまりにも基本的なツールすら使えない会計センス・経営センスがない人、外見の景気のいい数字に踊らされている人が多いのは嘆かわしい限りです。
もっとも、そういうセンスがあれば、そうそうマルチなどに手を出さないでしょうけれどね。
(2005年7月17日) |
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機能不全のマルチ商法の「伝える」
まず、本来「口コミ」というのは、「情報頒布を意図する者が積極的に関わることなく『伝わる』こと」を意味するのであって、「意図的に『伝える』」ものでないことは申し添えておきます。
ところで、その「伝える仕事」といってるマルチ商法、本当にそれが機能しているのかといえば「そうではない」ということは周知のとおり。
会社側の許可した情報内容から逸脱したり、勝手な思い込みや願望で事実をねじまげたり、伝言ゲームで内容が変わっていたり、中には「内部資料」と称するアヤシゲなものを持ち出して宣伝に使ってるDTがいます。
DTから言われたことの一部が間違っている可能性があり、しかも「何が正しくて、何が間違っているのかわからない」ということならば、DTから伝わった情報は全て主催会社のサポートセンター(サポセン)に照会せざるをえない、そうしないとなにが本当なのかわからないということになります。
「伝える仕事」のはずなのに、その真偽をはなっから疑われて、結局サポセンに照会しなくてはならないというなら、なんのためのDTなのか。
ここに、現状のマルチの「伝える」という機能が機能不全を起しているという根拠があります。
たとえ話をします。
世の中には色んなOCRソフト(紙原稿や紙からスキャンした画像から文字を読み取ってテキストデータに変えるソフト)があります。
(社内文書の電子化の過程で使った人も多いのでは?)
メーカーは認識率○○%といってその読み取り精度を誇るわけですが、正確なデータが欲しい人にとっては認識率100%でないかぎり、いくら認識率が高かろうとOCRをかけてそれでよしとはいきません。
たとえ99.9%の認識率であろうと、残りの0.1%がある限りは人の目でチェックと修正を入れないといけないし、ましてやその誤認識がどこにあるかわからないわけですから、原本の文書と比較して全てをチェックしないといけないわけです。
このOCRの事例を、DT全体をOCRをかけた文書全体、悪徳による嘘・間違った情報を誤認識、一部というのを誤認識率、サポセンへの照会を人の目による原本とのチェックと考えれば、「一部の悪徳が嘘・間違いを伝えている」現状が、結局「全部サポセンに照会しなくては何が本当なのかわからない」という相当深刻な状態であることを指し示しているということが理解できるかと思います。
「悪徳は一部」などといって小さな問題に過ぎないかのように言っているDT、自分とは関係のない世界で起こっていることのように思っているDTがいますが、上記の事例から考えるそれがいかに甘いか。
それは消費者に対して甘い考えを持っているというだけでなく、自分さえも正しい情報を受けているかがわからないことを認識していないという、DT自身のビジネスに対する甘さというのもさておきながら、自ら行っているマルチの機能の存在否定につながることに気づいていないという甘さでもあります。
しょせん「ビジネスごっこ」といわれるゆえんがここにありますね。
(2003年7月26日) |
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おや、矛盾しているぞ?
マルチのセミナーでよく言うことには「マルチは21世紀に主流になる」、そして「マルチはみんなに平等なシステムである」とのこと。(もちろん従事者はマルチとは言わずにMLMだのNBだのといいますが)
そしてまた別にいうことには、「将来は貧富の差がとんでもなく激しくなり、勝組と負組に分かれる」とのこと。
もちろんこれは「だから、今のうちにマルチをはじめて勝組になりましょう」って意味ですね。
これらをよく吟味してみましょう。
マルチが21世紀の主流になる、つまり人が一般的にマルチに関わる状態になって、しかもそのマルチというシステムがみんなが平等に幸せになれるシステムだというなら、一般的に人が平等に幸せになれるということ。
そういう状態なのにどうして貧富の差が激しくなるんでしょうね?
平等じゃなかったの?幸せな人が一般的じゃないの?
おやおや、なんかどう考えても矛盾しているぞ?ってことになりますね。
まあ、「将来は貧富の差が激しくなる」というのも根拠が示されてないので論評するだけバカらしいものではあるんですが、マルチのシステムでは、下から上にお金が流れていかねば富者は出来上がらないわけです。
しかし、貧富の差が極端に広がってるなら、貧者はほんの少ない額しか消費に回せない、つまりアップへの報酬も少なくなるわけです。
末端一人当たりがアップに差し出せる報酬が少なくなっているわけですから、よっぽど富者が少なくて貧者が多くなければ、富者の富は維持できないわけです。
現在100万以上のアクティブDTがいるわけですが、現在の「まあみんなある程度はお金を持っている」っていう状態ですら、アクティブDTの中で成功者といわれてる人はほんの一握り。
もっと貧富の差が激しくなって、お金を運んでくる人が少なくなったら、その富者の富はいったいどこからくるのか?
そして「今のうち」といえるほど従事者数はまだ少ないのか、よくよく考えて欲しいものです。
そもそも、マルチが貧富の差が激しくても維持できるようなものでだというなら、もっと早くアジアの国々に進出してるはずですよね。それらの国は日本なんか比じゃないほど貧富の差が激しいんですから。
ところが現実は、それらの国が経済発展して、国民全ての所得水準が上がってからの進出。
こういうところから見ても、マルチっていうのはただ単に多少の余剰資金ができてきた人々の集団の中で、その余剰分があって始めてなんとか維持できる、成立条件の限られたゲームに過ぎないもので、経済だの流通だのを変えるような力はありはしないといえるのではないでしょうか。
本件、「デタラメ理論」のコーナーに入れてもいいのですが、まあ
上記3つのトークを同じ人が言っているとは限らないのでこちらに入れました。
(2003年2月8日) |
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またか!ハーバライフ!
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ハーバライフの勧誘広告の無断掲示、前回の電車車内へのものに続き、また見つけました。
今度は、都営バスのバス停標識塔への無断掲示です。
場所は、港区の溜池バス停。前回は写真が撮れずに残念だったんですが、今回はその現場をしっかり押さえることができました。
写真は六本木方面行のバス停ですが、逆の新橋行の方にもはってありました。
写真を見ればわかりますが、この標識塔にもちゃとお金を払って広告を出す場所がありますから、やっぱりこれも無断で広告料も払わずにやっているものです。
記載のURLを見ると、やっぱりおなじみのワーク・フロム・ホーム・グループのページ。もちろんブラインド勧誘の違法広告です。
やりかたは前回の車内へのと同じで、透明ビニール袋に小型チラシを入れてあるタイプ。
こういうやり方が特定DTの暴走ではなく、グループとしてやっているのだということがこれからわかります。結局はハーバライフ本体もこういう行為をろくに取り締まってないということも併せて言えるでしょう。
まあ、広告料すらろくに払えない、こんなセコいことをやってるところが、リッチな生活を夢見させるなんて大笑いですね。
まだまだ他のバス停にも貼られているかもしれません。
みなさんも、見つけられたら速攻ではがしてポイしましょう! |
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これが貼られていたチラシ
車内のと形式は同じ |
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(2002年12月31日) |
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いいかげんにしろ!ハーバライフ!
「ワーク・フロム・ホーム」なるタイトルの金太郎飴のようなサイトで勧誘するグループ、もちろんサイト上には特商法で記載されるべき項目どころかそれがなんの勧誘なのかも全く明らかにしていない、その正体がハーバライフのあるグループの手法だというのは知ってる人は知ってることですね。
いくら注意されても全く減る様子もない掲示板SPAMで大迷惑な悪徳集団です。
彼らの主要な勧誘方法は上記の掲示板SPAMと、ポスト投げ込み小型チラシ、連絡先をちぎれるようにした大型チラシ、そして、透明ビニールに入れた名刺サイズのチラシです。
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そのチラシの配り方がひどい!
ポスト投げ込みはしょうがないとして、団地のお知らせ壁掲示板に無断掲示したり、電柱にはったり、好き勝手し放題で、私自身も一再ならずみつけてはがしています。
そして先日見つけて呆れるやら怒るやらだったのが、電車の中に無断掲示してたことです。
この6月上旬、たまたま乗った京浜東北線でのこと、降り際にドア横に違和感を感じて見つけたのが写真のチラシです。
ドア横に掲示する広告、それも抜き取れるようになっているものなんて、正規の広告にありはしません。
おまけにそこに記載されたURLはかつて見たことのあるワーク・フロム・ホームの1URL。
速攻ではがしてきました。(急いでたのでそこだけでした。他にも貼られてないかチェックしたかった)
なんというか、ここまで非常識なのは初めて見ましたね。
ピンクチラシやサラ金なんかが貼ってはいけないところで広告掲示をして問題になることは時々ありますが、それでも、列車の中での無断掲示なんて見たことがない。
そもそも、列車の中の広告というのは、どんな小さなものであっても契約の上、広告料を支払わなくてはなりません。
こんないうまでもないことを平気で破る非常識さ。
よくマルチ肯定者は「MLMでは広告宣伝費をかけないので安くできる」といいますが(論破済み)、これでは単に「広告料を盗んでいる」だけではないですか!
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これが問題の車内に貼られていたチラシ |
もちろん、ハーバライフの自称「自分は真面目」DTは、それは一部のグループのやってることだと言うでしょう。
しかし、ハーバライフは本国である米国でも政府から宣伝方法について警告されてますし、ワーク・フロム・ホームのサイトに登場しているのは内部では有名なトップです。
結局、ハーバライフはろくに違法広告、非常識広告を取り締まる気がないということを露呈しているわけで、いまや、「悪徳は一部」なんて論法が通じるような状況ではありません。 |
(2002年7月12日)
結局、閉鎖の掲示板
前回書いた森木亮なる経済評論家の掲示板なんですが、結局、閉鎖しちゃったようです。
閉鎖の理由についてはとくにコメントはありませんでした。
もっとも、閉鎖の前から森木氏は気に入らない意見はバシバシ削除していましたが。
前に書いたとおり、もともと「国会ニュース」に掲載されていた内容が誰かの受け売りとしか言いようのないもの、少し調べればわかることすら調べていないフィールドワークの形跡もろくにないお粗末なものでした。
そして掲示板で森木氏が書いていた内容も同様で、オリジナリティのかけらもないものでした。
使われていた例え話とかでそれは如実に表れています。
そこの掲示板でひとつ面白いことがありました。
この森木氏、掲示板末期になぜかニューウェイズだけ擁護してたんです。
私の見る限り誰もニューウェイズ単体を議論に出してはいなかったんですが
(もっとも、上述のとおり削除が頻繁にあったので、断定はできませんが)
いったいこれはどういうことだったんだろうって思いますよね。
受け売りの元はニューウェイズのDTだったんでしょうか?
私は「あなたの論説内容は誰かの受け売りにしか見えない。いったい誰が後ろにいるんですか?」という内容の意見をその掲示板に書いたのですが、掲示板閉鎖はその直後でした。
人からもらった意見を自分で検証もしないであたかも自説であるかのように発表、それに反論があっても黙殺したり話を摩り替えたり、挙句の果てに掲示板閉鎖とはなんとみっともないことでしょう。
経済評論家という肩書なんですから、自分のメインフィールドのはずがこの体たらくとはね。
その掲示板は閉鎖してしまった今となっては見ることができないが残念です。
こんなに急な閉鎖があるとは思ってなかったのでログ保存なんかしてなかったのが悔やまれます。
(2002年4月14日)
国会ニュースのこと
「デタラメ理論」のところでも書いたんですがここでも。
むこうと同じことを書きますが「『国会ニュース』誌は民間企業の出してる雑誌であって国が出してるものじゃないです」、「国会図書館収蔵は法律で定められた義務であって、国会ニュースが収蔵されているのは国がその内容を認めたからではないです」
という前置きはおいといて・・・・
掲載記事の内容ですが、森木亮なる経済評論家が書いたものです。
あるDTがネットにアップ(おそらく無断)していたので私も見ることができたのですが、これがなんともお粗末なシロモノで、定型的なマルチ礼賛トークの受け売りにすぎないものです。
マルチの勧誘を報酬をもらっているのに「クチコミ」と評したり、マルチの悪評を誤解扱いしたり、実態もなにもわかってない、まさに「誰かの言ったことのコピー」であって自らフィールドワークや調査をして情報を集めた形跡がありません。
自ら調べてないということは「ネットワークビジネスはハーバード大学の単科科目になっている」と言い放っているところからもうかがえます。
さらにマルチ商法の定義が無茶苦茶で、「マルチ商法とネットワークビジネスとの違い」というのを5点挙げてるのですが、これも無理やり定義づけているもので、その前に自ら「マルチ商法という言葉に悪いイメージや語感があるためにネットワークビジネスという言葉を使い始めた」と言ってるのと大きく矛盾します。
まあこんなふうに無茶苦茶な理論なんですが、実はこの森木氏、自分でサイトを持ち掲示板も持っています。
http://www.moriki-akira.com/bbs/glight.cgi
当然、この掲載記事に対していろいろとツッコミが入っているのですが、すっかり登場しなくなりだんまりを決め込んでおり、それに対してまた批判がなされています。
こういったデタラメ理論がマルチの勧誘に使われていること(経済評論家がマルチを礼賛といってるDTもいる)ことから、同氏が社会に与えた悪影響は大きいのですが、だんまりとはどういうことでしょうかね?
いい大人でましてやそれなりの社会的地位・名声を持っている人(といっても私はこの人を知りませんでしたが)が、自らの間違いを認めるというのは屈辱的で心理的に難しいことかもしれませんが、間違いは間違いときちんと認めておかないとどんどん評価は地に落ちていくだけです。
それこそ2ちゃんねるあたりで「森木祭り」となる前に手を打って(掲示板閉鎖じゃないですよ)おいた方がいいと思いますね。
(2002年3月23日)
伝わってないじゃない!
「商品のよさを伝える」、「ビジネスを伝える」、マルチ従事者がいつもいう言葉です。
しかし事実はどうでしょうか?
伝わっている情報が歪んでいる場合がひじょうに多い。
商品については誇大表現や「好転反応」などというでたらめな医学知識が流布されています。
ビジネスについてもハーバード大学だの米国の流通の60%だの無茶苦茶な話が平気ででてきます。
明らかに正しい情報が「伝わっていない」ですね。
もしこれが意図的に歪められた情報だというならそれは詐欺にも等しいことが行われていることになります。
そしてもし、意図的ではなくて伝えていくうちに情報が変ってしまう、つまり「伝言ゲーム」のように間違って伝わってしまっているというのなら、それこそ「よさを伝える」というマルチ商法の前提が「思惑を外れて間違ったもの」ということになります。
どちらにせよ、伝わってないのですから、「伝える」ことがマルチの利点ではありえないということになります。
もっともそれはマルチ従事者の無責任さの表れでもあります。
「消費者参加ビジネス」などと自称する彼らですが、その実態は報酬をもらって活動する営業員、つまりプロなのです。
プロが商品知識や自分のビジネスについていいかげんにしか理解していない、伝えるべき情報が歪んでいることに気付かない、こんな無責任なことはありませんよね。
ところで、ほとんどのマルチにおいてセミナーやラリーを参加者が録音したり撮影したりすることを禁止しています。
なんでだろうかと疑問に思うDTがいないのは不思議です。
「伝える」のが仕事なんだったら、情報源たるセミナーなんかで語られることをきちんと記録して、後になっても確認できるようにするべきですが、伝える手段が禁止・制限されているっていうのはどう考えても矛盾している。
どう考えても「あとで反芻されては困ることを語っている」としか思えないですね。
イベント時に録音を禁止するようなマルチに出くわしたら、それはでたらめを伝えている(それも意図的に)ところである可能性が高いですから、貴下寄らないほうがいいですね。
(2001年10月28日)
「一緒に成功しよう!」の嘘
知り合いからの勧誘でよく聞かれるせりふが「一緒に成功しよう!」ですが、果たしてどこまで本気なのやら?
ご存知のとおりマルチはダウンの売り上げによってアップはコミッション収入を得るわけです。
つまり、ダウンが必死で売り上げたことに対してアップは何の苦労もなく収入を得る(これが彼らの夢である不労所得ですね)ということ。
全然収入を得るための労力がイコールじゃないですね。。
また、アップ−ダウンの関係が階級社会、体育会系の先輩−後輩の関係に近いもので対等ではないというのは実態から明らかです。
これのどこが「一緒に」なんでしょうね。
さて、こんな風に誘われた場合に相手がほんとに「一緒に」と思っているのか確かめる方法は?
「じゃあ、対等のパートナーとしてあなたと私の収入を足して2人で折半しよう」と言ってみることです。
別にダウンにつく必要もありませんし、同格になるために相手のアップの直下になる必要も、言ってしまえばDT登録をする必要もありません。
夫婦DTがやってるように一緒に活動すればいいだけのことです。
「収入を折半」っていう条件を飲まないならその友人は「一緒に成功」なんて本気で思ってはいない、あなたを金蔓としか見てない証拠ですよね。
さて、(いるとは思えませんが)その条件を飲んで一緒に活動したとしたら、必ず行き当たるであろう問題があります。
それは「人にはそれぞれ適性ってものがある」ということ。
営業(勧誘)に向いている者、顧客対応(ダウンへの求心力)に力を発揮するもの、そして事務(経理や発注事務)にやたら力があるもの。
一緒に同じことをやっているより、それぞれ得意な分野に注力したほうが効率がいいということがわかります。
もちろん業務分業による効率化も期待できますから、1+1が2どころか3にも4にもなるということです。
ただ、これもつきつめていくと、前に書いた経理分業と同じで、マルチ肯定者が否定している会社組織というものになっていきます。
やはりそれに気付かれては困るということで、正しい意味での「一緒に成功」なんてされちゃ困るんですよね。
社会の仕組みを隠して、わざわざ非効率的な手法をとってるんですから、マルチ商品が高いのももっともなことです。
(2001年7月7日)
経営手法について嘘を教えられているマルチ
前回の続きということになりますか。
いくら儲かってるか、厳密にいうと費用と収入がどうなっているかがわからないということは、個人事業主として失格ということに留まりません。
国民の義務たる税金はどうしてるの?っていう問題が出てきます。
サラリーマンなら会社が源泉徴収してくれますからそんなことを気にする必要はあまりありませんが、個人事業主は税申告を自分でしなくてはなりませんから、収支構造がわかっていないというのは大きな問題です。
ぶっちゃけた話、税金を払ってない人だらけなんじゃないでしょうか?
マルチDTを洗えば税務署の役人は相当のポイントを稼げるのではないかと思いますね。
なんでこんなに経理がわかってないのか?
マルチではダウンに向けて「細かいことにこだわると大きく成功できない。細かい金勘定をするな」と教えてるからなんですね。
確かに、せっかくでっかい夢・妄想話で煽ってるのに、現実的な話(今、自分が動かせているお金)を思い出されては煽りの効果がなくなってしまいますもんね。
そしてその逆に上位になると「大きなお金を扱うようになるので」ということで税務セミナーに参加するように言われ、それに参加できることをステータスみたいに言ってるところもあるそうです。
でもそれって逆でしょ?
経営の苦しい初期、自分の経営方針について試行錯誤しなくてはいけない初期ほど会計や経理の知識が重要になるんでしょうに。
いくら事業の投下すべきか、進むべきか引くべきかを細かく、逐次判断しなくてはいけないのが、事業初期というものです。
それをさせない、しないように仕向けるっていうことは、現実のお金の回り具合を見せないようにしているとしか思えませんね。
意図的に危地に陥れている嵌め手、まさに悪徳というものです。
その逆に事業が波にのってお金が回り始めたら、それほど細かい判断をしなくてもよくなり、もっと大きな経営判断というものをすればいいんです。
それこそ、そんなに儲かっているなら経理は専門の人を雇ってその人に任せればいい。
その方がよっぽど事業体としては効率的です。
でもそれをつきつめていってしまうと、業務分化を進めた結果であるところの会社組織に行き着いてしまいます。
マルチでは会社組織を否定(というか卑下するという価値転換)するところから始まりますから、そんなことは口が裂けても言わないんでしょうね。
こんなことやっときながら「経営の神様、船井幸雄がマルチを賞賛」とか言ってるんですから、そのデタラメぶりもわかります。
(2001年5月30日)
いくら儲かってるかぐらい把握したら?
「このビジネスで私は月○○万円の収入を得ました!」
「月収○○万円も夢じゃありません!」
マルチ商法の勧誘でよく聞かれるセリフで、マルチ商法に参加することの素晴らしさを訴えるものなんですが、これは妙な言い方なんですよね。
マルチのDTは事業主なんですから、収入(売上)もあれば支出もあるのであって、収入-支出=利益をいうならともかく、収入分だけ大きいのを誇ってもそれが儲かっている素晴らしいビジネスなのかどうかはわからない。
究極的には収入<支出で持ち出しになっている可能性もあるわけです。
サラリーマンなんかだと月収がすなわち自分の手元に残るお金ですから、セミナーなんかで言われると利益と錯覚してしまう場合もあります。
それが意図的にそう使っているのか、自分でも収入と利益の違いがわかってないのか?
最近は「実はDTもその違いがわかってないんじゃないの?」と思うことがしばしばあるんですよね。
議論の場で「私は月収○○万円」と言ってる人に、「じゃあそれだけの収入を得るのにかかった経費はいくら?」と聞いたら途端に黙り込むことがしばしばなんですよね。
勧誘経費はもちろんのこと、商品についても、販売用、デモ用、譲渡用、自己消費用もみんないっしょくたになってて、どこまでが経費なのかもわからなくなってる人も多い。
自分の利益がいくらなのか、儲かってるのか、儲かってないのかすら把握できてない人だらけです。
ビジネスというのは利益を出すためにやるもの。
利益がでてるのか把握できてないのに、よくそれで自分のやってることをビジネスなんて呼べるよなと呆れてしまいます。
(2001年4月16日)
メル友募集サイトがマルチに狙われている!
ビジネス系の掲示板でマルチ商法の宣伝SPAM投稿がはびこっているのは周知のことですが、最近はメル友募集の掲示板などがマルチのダウン狩りの舞台になっているとのこと。
もちろんマルチ商法であることを表に出すはずはなく、目的を隠したブラインド勧誘です。
さらにビジネス系のところよりも悪質化しているのは、勧誘目的でありながら当初は普通の話題から入り、次第に引き込むという手段をとっているということです。
例を挙げてみましょう。
下のURLは2ちゃんねる掲示板の「ハーバーライフってねずみ講なんですか?」というトピックに書き込まれたものです。
強引なやり方で批判の多いハーバライフですが、その中でもとりわけ評判の悪いグループ(skydebというドメインと「ダイエットメーリングリスト」という名前でお分かりと思います)の、スーパーバイザー用掲示板に書き込まれていた内容の密告です。
DTがいかに自分が相手を引っ掛けているかを述べています。
http://yasai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=venture&key=967126121&st=644&to=645&nofirst=true
ブラインド勧誘はもちろんのこと、たとえそのサイトの主催者に宣伝を禁止されても目的を隠して普通のメル友募集を装って投稿する、返事をくれた人がダイエットに興味がなさそうだったら即切り捨てるとか、一般的な話題でさえ定型コピペ文を用意して数に対応できるようにするとか。
さらにひどいのは、こんな非常識なことを書いてるのにそのグループの中では批判がないということなんですね。
それどころか、どこの掲示板やチャットだと引っかかりやすいかを自分の戦果とともに自慢してたりするとのこと。
全然、メル友を求めて返事を返してくれる人の気持ちなんか考えてないんですよね。
見てるのはその先にある宣伝メーリングリストへの加入と、自分のダウンにして金儲けすることだけ。
よく「突然の同窓会の誘いに出向いたら、幹事がマルチDTで、その場はマルチの話ばかりされた」とか、「何年ぶりかに電話してきた同級生が会おうというので、会いにいったらマルチ勧誘だった」という話を聞きますよね。
今や「突然の旧友の誘いには宗教、選挙、マルチのどれかと疑え」などとも言います。
「人と人とのネットワーク」とかいいながら、実態は人間関係を疑心暗鬼に陥らせるようなことをしているのがマルチ商法です。
そしてマルチ商法が今度目をつけたのが「メル友募集告知」。
もちろん普通にそして誠実に「ダイエット」や「健康」、「将来の夢」を語り合える人も大勢いるんですが、マルチ商法の連中がこういう卑怯な手段を用いるために、入り口ではどちらかのかわからなくなります。
近いうちに人の温かみ(もしくは愛欲)を求める場であるメル友募集の場も、「もしかしてマルチじゃないの?」、「すぐ裏切るんじゃないの?」という疑心暗鬼の世界に陥いるかもしれません。
こういう内部からの告発を見ると、まったくもってマルチの連中のきれいごとは信用できないと思いますね。
(2001年3月29日)
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