7月

 7月29日

 土曜日と今日連続でデジタルピッキングがらみのトラブル
が続発して出荷作業が大幅に遅れている。特に今日は出荷
作業終了は午後8時。残業してくれたパートさんもヘトヘトだ
った。最後に商品を積み込みした配送のドライバーも帰宅は
10時頃。翌早朝の配送のため4時間も寝れればよい法だ
ろう。

 今回のトラブルはデータ受信端末がデータを受信できなく
なったもので、2時間遅れでトヨピーが近くの加食ベンダー、
三友○網へフロッピーを持って行って、雑貨のデータをそこ
に流してもらい、持ち返ってようやく出荷作業が開始できた。

 加食ベンダーへ行ってきたトヨピーは開口一番、

「凄いっすよ」

 塵ひとつ落ちていないという。しかも事務所は不猟ベンダ
ーとは比較にならない程整頓されて、端末はWindowsNT
に統一されている。不良ベンダーは残念ながら3,0や新しく
て95だ。

 社員達は8時過ぎから明日の棚卸の準備に取り掛かる。
ま、明日はまた棚卸本番で遅いし、あさっては再棚卸で遅い
し、月初は入荷ラッシュで遅いしまたまた深夜帰宅が続く。


 7月26日

 「きち君」が神奈川センターへやってきた。表向きはGMS
部門のパートさん用エプロンの数量点検、実は「らいおん
丸」がねだった大阪での御土産を届けにきたのだった。

 活発な「らいおん丸」と理知的な「きち君」。間に「痴的」なぐ
うさん。「らいおん丸」は「きち君」のお土産に無邪気に喜ん
でいた。

 「きち君」は「らいおん丸」の活発さにびっくりしていたようだ
った。

 さて3人が外で話していると、どこでかぎつけたかシゲ所長
がやってきた。シゲ所長、まったく「きち君」の臭いには敏感
だ。人事情報を喉から手が出るほど欲しがっている。

 「きち君」、センターの中へ入ってまずは「ねこ」と話す。居
合わせたマツが親しく「きち君」と話そうとしていたが、マツが
思っているほど「きち君」、マツには警戒している。もっとも温
和な表情の「きち君」はニコニコしてマツの話しを聞いていた
が。

 定時上がりのぐうさん、待っていた「きち君」と伊勢原の居
酒屋へ。マツが、
「きちさんとどこへ行くんですかあ?」

ぐうさん、
「別に」

(余計なこと聞くな!)
内心、首を突っ込みたがるマツに不快な思いが沸きあがる
が口には出さなかった。

 居酒屋で飲んでいるとやはりセンターにきていた「ズラ君」
から「きち君」に電話が入る。やや後に「ズラ君」も合流した。

 やはりぐうさんにとっては「きち君」と同期仲間が一番相性
がいいようだ。職場が変わっても付き合いがあるのはここま
でだから。

 彼らの後輩ではサディやS君がいたものの、今では頻繁に
は会えない遠方へ転勤してしまったし。
 

 7月25日

 「敵」とどう折り合いをつけるか?

 敵を作らない人は自分の葛藤に悩む。

 敵を作る者は自分の行動に悩む。

 今更ながら振り返ればぐうさんに敵って多いなあ(溜息)

 だったら辞めればいいじゃないって言われそう。

 そこで反論、味方がいる限り会社は辞めない。

 明日は味方で集まろう。



 7月21日 ねたみ

 日本社会の根本は「ねたみ社会」である、との社会学者の
指摘があった。そう言えば思い当たるふしがある。

 「らいおん丸」とぐうさんとの関係。

 荷受Gのリーダーのぐうさんとメンバーの「らいおん丸」。こ
れが基本である。

 元来ぐうさんは「らいおん丸」が登場する前から、荷受・格
納Gは個口検品→内容検品→仕分け→搬送→格納が流れ
るように行われるようにチームワークを大事にしてきた。

 それは仕事以外にも波及し、食事は一斉に、休憩も一斉
にというセンターでは唯一のグループである。コミュニケーシ
ョンにも留意しているので風通しは良い。唯一の例外は「番
長」だが、これはもうメンバーの信頼を完全に失っているの
で、やはり遅かれ早かれグループ放逐だろう。

 「らいおん丸」はグループの流れに乗ったに過ぎない。中
でも検品という彼女のツボにはまった業務で、「らいおん丸」
は今や無類の信頼をメンバーから受けている。どういう訳か
他のパートさんより低い時給で汗を流しているのは不憫でも
あり、いつまで働いてくれるかはわからないが、グループに
いる間は大事に使いたい気持ちがぐうさんにはある。

 「らいおん」以前にも若いパートさんが採用されたことはあ
るが、大部分が年配のパートさんなので話が合わなくて長
続きしない。

 幸い荷受にいるのは同時に入ったパートさん1人だけなの
でこれまでは問題もなくやってきた。

 ところが出荷作業管理の年配のパートさんの間で良から
ぬ噂が立っているようだ。
「あの娘、評判悪いよ! 挨拶もしない
で。注意しなさい!」
あるパートさんに大声で言われたのだ。

 「誰に挨拶しないの?」
ぐうさんやグループのメンバーにはちゃんと「お早うございま
す」、「お疲れ様でした」と挨拶しているから、これは年配
のパートさんに対して挨拶しないのがい
けないらしい。

 しかし荷受で検品している限り、出荷作業管理のパートさ
んと会うことは滅多にない。まさか出向いて挨拶し
とでも言うのだろうか?

 実の噂は「ぐうさんと娘は仲が良過ぎる」

 らしいのだ。別に隠しもしない。仲はいいが、それだけでし
ょう。これまで昼休みは階段を使って2階の食堂へ上がって
いたパートさん達が、わざわざ荷受の現場を通って作業用
のエレベーターを使って上がるようになったのには呆れた。

 監視しているつもりらしい。

 事は女性だけでは済まなかった。午後に検品がズレ込む
と積み込み作業の若い配送ドライバー達が

 「ロリコン」

 とか言い出した。名前を出さずに卑怯だ。自分達は店のア
ルバイトや「らいおん丸」をナンパしようとしているのに、大体
そういった感情でぐうさんは「らいおん丸」に接しているので
はない。彼ら、彼女らからすればネット上での男女のやりと
りも許せない行為に映るに違いない。

 レベルが低いと言えばそれだけの話だが、「らいおん丸」
にいわれのない実害が及ぶことは阻止しなくては。

 今日、帰阪していた弟子が戻ってくる。「らいおん丸」は弟
子におみやげをおねだりしていたので、弟子にも「らいおん
丸」と親しくしていただこう。


 7月20日 繁忙期かセンター運営失敗か?

 7月に入って、いや7月に入っても遅く帰る日々が続く。今
日は何ヶ月ぶりかの2連休なのでようやく自宅のパソの前で
落ち着いて日記が書ける。

 こんな状態を作り出した要因はいくつもある。

フェアの実施期間だった
 期間中、フェア対象商品の受注が上がり、出荷作業もそれ
だけ時間がかかる。一方で入荷も応じて多くなり、荷受け格
納時間が延びる。フェア対象商品はセンターではなく、本社
サイドで一元管理している(メーカーの増産が間に合わない
ためか)のでセンター間の商品移動が多発して在庫管理担
当者は移動処理に追われる。

ガチャボックスの新規推奨が増えた
 コンビニの売上に占める雑貨の割合は、回転率が悪いこ
ともあって年々減少傾向にある。本部の雑貨担当部門が地
起点を置いているのは玩具だ。中でもガチャボックスは頻繁
い新規推奨を出している。この商品の梱包形態がベンダー
の出荷方式には向いていない。

出荷作業管理の人選を誤った
 元来出荷作業管理GはO君とツユが長らく担当してきたの
だが、O君が大阪へ転出、代わりに在庫管理Gからhaゲが
出荷作業Gへ移った。これが最大のミスだった。

 ツユより入社時期は後だげ年上のhaゲ、いつしかツユを
出しぬいて主導権を握るようになる。これで仕事ができれば
文句もないが、仕事はしない、出来ない、口ばかりのこの男
のおかげで出荷作業はボロボロになってしまった。

 彼が担当してからというもの、全国のセンターでも上位を
保って来た納品修正率は最悪センターに転落した。作業時
間も大幅に伸びてパート人件費を圧迫している。

スーパー部門の商談会が重なった
 コンビニ向けの仕事に特化しているセンターなので、本来
スーパーとは何ら関係がない。が、不良ベンダー自体はス
ーパーやホームセンターなどの別業態にも商品を卸してい
る。その他部門の商談会が行われたため、センターに他部
門の営業やバイヤー、メーカーの営業が殺到して手がつけ
られない状態になった。

 社長も商談に乗り込むので清掃、整理に駆り出され、営業
がコンビニ部門の仕入事務所を勝手に受付窓口にしたらし
く、スーパー本部から電話が殺到して事情を知らないコンビ
ニ部門の事務が麻痺しかかった。勝手にこちらの電話を入
れ替わり立ち替わり営業が使うので、コンビニ部門が店やメ
ーカー、本社に電話を掛けられなくなったりで、いい迷惑で
あった。

人件費抑制の方針でパートが出勤でき
なくなった

 この指示がどこから出ているのかは知らないが、作業人
員はDP出荷作業だけでも従来の19人から14人に減って
いる。それだけ時間もかかるしパートもこの暑さで冷房もな
いセンターで疲弊する。

 第一出荷前の棚入れ商品揃えすら間に合わない惨状だ。
このままでは社員が現場へ入ってフォローするしかない。

当然、社員は疲れ果てていやになる

 ツユが退職決意。シゲ所長の懸命の説得にもかかわら
ず、今月で辞める。ツユが抜けた穴をどう埋めるのか?現
在ぐうさんらのグループは目一杯である。とすれば日頃仕事
を大してしていない「悪の枢軸」から投入するしかない。

 「悪の枢軸」を投入したところでもともと仕事しない連中だ
から出荷作業が好転するはずはないのであるが、員数合わ
せではそれしか方法はない。

 これから盆休み前の取り入れやらでもっと忙しくなる。やれ
やれ。


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