12月31日
パートさんの出勤状況が思わしくないので朝から出荷準備の現場に入る。
昼になって背後の作業台で仕事をしていた「らいおん丸」が鼻を鳴らした。
「お昼行けないよお……」
時刻はもう12時30分を回っているではないか。
「あれ? まだ昼飯食べに行ってなかったの?」
「haゲさんがこの仕事終わるまで休んじゃ駄目だって…、お腹すいたよお」
haゲ、相棒のゾンビおばさんはちゃんと昼休みを与えて「らいおん丸」には与えないとはどういうことだ?
「らいおん丸、いいよ昼行っちゃって」
ぐうさんが断りもせず「らいおん丸」を昼に行かせたのが頭にきたのが不機嫌なhaゲ。商品の値付け間違いも発覚してブルーである。しかしこれは自分が悪いのだ。
昼、コンビニ部門本社から作業応援にきているY君と話をする。Y君とは言えすでに新潟センターの所長も経験している出世頭である。今は本社勤務だが、弟子と同じ悩みを語っていたのが面白かった。
しかしながらY君とぐうさんが話しているのはどうもシゲ所長から見たところやりづらいというのがありありだ。
ふん、いたづらにこの会社で年季積んじまったかな。
2002年最後の仕事が終わった。かといって特別の感慨は沸かない。明日元日も普通に仕事だし、正月休みなどというものは極悪ベンダーにはない。24時間年中無休の店が顧客である。
敢えて今年一年を振り返って見れば一昨年よりも極悪ベンダーのコンビニ部門を取り巻く諸環境が悪化したことに尽きる。
センター社員の誰もがおそらくこの業界から足抜けしたいと考えている。ぐうさんだって弟子や「らいおん丸」がいたから辞めないでいられた。今この仕事を歯を食いしばって続行している理由は彼、彼女がいるから、それだけなのだ。
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