4月

4月29日

 GWで祝日だが極悪にはとんと関係がない。それどころか棚卸で帰宅は23時20分。更に追い討ちをかけるように社長が来たので日中はおおわらわだった。

まるでコンビニ部門の仕事の邪魔をしにきているようなものだ。

 我々は極悪の子会社ではあるが、仕事の仕方はあくまでコンビニ本部の意向に従っている。それを極悪に合わせてどうするというのだ?

 強がりを言うようだが、我々は極悪の流儀で仕事なんかしたくない。そんなことをした暁には一発で子会社は難破だ。書きたいことは山ほどあれど、睡眠時間を確保するため食事も入浴も掃除も洗濯も投げ打って今夜も寝るとしようか。
 

4月27日

 昨夜の準備不足が祟ったかデジカメの電池充電が不充分で、上野動物園の動物達を撮り切る前に電池切れとなった。更には東京駅で全国の駅弁を売っている店が確かあったはずと思ったが、これも時間が無くて東京駅名店街の下調べもできずにいきなり行ったところ見事に分からず、1時間余りも駅構内をうろうろした挙句、空腹のあまり近くのロッテリアに飛び込むはめになってしまった。

 しかし今日は日曜日にして久々の晴れ。屋外で楽しむには絶好の日よりだ。上野公園も桜の時期は終わったものの、結構な人手である。
 動物を撮るのは難しい。しかもデジカメの電池がパワー不足のため高解像度モードが使えない。孔雀クンはわれわれの前で華麗な羽を広げて大サービスをしてくれているのだが、結果はごらんの通り。
 レッサーパンダを撮ったがこんなもん(汗)。 
 パンダ君も昨日出張先のメキシコから帰ってきたばかりで過労気味かなあ。日本って動物まで酷使する国なのか。
 
 


4月26日

 今日はうざいマツが休みで気が晴れやかと思いきや、朝からトヨピーの機嫌が悪い。トヨピーとマツ、仲のいい二人に共通していることは、自分の思い通りにならないと他人やモノに当たるのだ。

 子供っぽいと言えばそのとおりだが、二人とも三十路前後なんである。面構えは立派なオヤジなのにねえ。

 案の定、「らいおん丸」とぐうさんが話していたら、すぐにトヨピー、韓国人パートのUさんのところでこっちを見ながら陰口を叩きはじめた。

 癪に障ったので、ケータイを取り出して通話しているフリをしながら彼らに聞こえるような大声で、
「またぐちぐち陰口叩いてるぜ」
と言ったところ、ギョっとした表情になって、こっちを睨みつけた。

 自分たちは陰口好きなくせに、言われるのは嫌いなのかい。

 言われるのが嫌なら自分たちも言わなきゃいいんである。そろそろぐうさんも反撃に出てやろうかい。

 「ねこ」にそのことを言うと、
「あの二人、自分たち以外全員の悪口言ってますよ。ああ、こういう人なんだあと思って、もう話半分にしか聞きませんけどね。あたしも女だけど、女の腐ったような性格じゃないですかあ

 なるほど、トヨピーとマツは腐っていたのか。

 腐っていると女性に言われて気付かずなおも他人の悪口を言いふらすトヨピーと舎弟のマツこと金魚のフン、いや臭い臭い。

 ぐうさんもあせらず奴らをギャフンと言わせる手段でも考えよう。


 一方、弟子から今夜飲もうという申し出があって快諾した。極悪コンビニ部門では大トラブルがあって下手をすると帰れない可能性もあったがウソをつきまくって定時退社したのだった。

 だが、待てど暮らせど弟子からの連絡が途絶えたまま。40分本厚木駅で待って19時45分にきち君から着信。
「今新宿」

 中野ー新宿間の空白の1時間。そしてぐうさん、弟子双方出向いてもおそらく9時近くにはなるだろう。残念だが明日はぐうさんは朝早く予定がある。そのためにも下調べもしなくちゃならないのだった。そして溜まった洗濯も、溜まったHPの更新も。

 弟子よ、予定がある時は連絡を密にしてくれることを願う。ぐうさんだって弟子と会って話したいのだから。今夜はまことに残念至極だ。


4月22日

 疲れを引きずったまま新規推奨商品出荷2日目。ただでさえかったるいのに、カッパ野郎マツがやけに突っかかってくるので非常にうざい。こっちは無視を決め込んでいるのだが相手はひたすらこっちが怒るのを待っているようだ。

 他人のことより自分がどうして女性に相手にされねえか考えた方が近道じゃないのかという気がするんだが。ぐうさんは別にマツの邪魔をしている訳ではなし、てめえが女性から避けられているだけの話ではないか。

 あ〜〜〜〜〜うざい

 こっちとしちゃあ、もうマツの醜悪な顔を見るのうんざりしているんだが。

 でもってぐうさんの前で人事のトドJr.にひたすらゴマすっていやがる。そして、
「どうだ!」

と言わんばかりにこっちを得意げに振り返るんであった。

馬鹿

 ぐうさんはトドJr.になんか興味ねえよ。ゴマすったからどうしたってんだ?

 とにかくまともに相手にすると疲れを倍増させてくれる奴だ。こんなチンピラのようなのがのさばっている極悪もねえ。だから極悪会社なのか。


4月21日

 一夜明けて一週間が始まる。当然の如く地獄である。新規推奨アイテム70近く。それも玩具がやけに多い。玩具はベンダー泣かせなのだ。

 「安い」
 「かさばる」
 「箱出しが面倒」
 「ロット分け、値付けが大変」
 「色込みの契約なのに不揃い」
 「不良品の比率が高い」

 いいこと何ひとつなし。

 雑貨で目玉となる商品が貧弱な今、勢い玩具で売上を目論む本部。ベンダーは扱いに手間暇かかる玩具に内部コストがかかってコスト割れしてんじゃねえの?

 玩具メーカー、せめて外箱にJANコードぐらいつけて!

 しかも売り切れそうもないほどの数量の商品を馬鹿みたいに送り込んで来やがる。不良在庫が積み上がって今やセンターは玩具の墓場だ。

 いくら玩具を扱っているからといって、ベンダー相手に戯れている場合じゃないと思うぞ。

4月20日 大江戸温泉物語

 日曜日はまたしても雨だとわかっていたので前日から「らいおん丸」と先月、東京のお台場にオープンした「大江戸温泉物語」へ行こうとたくらんでいたのだった。

 朝、「らいおん丸」から起床の連絡が入る。それではぐうさんも厚木からバスで平塚方面へ向かって途中で「らいおん丸」が乗り込んでくるいつもの手法で平塚駅へ行くつもりだった。

 そしていつも「らいおん丸」が乗るバス停の一つ手前の停留所を通過した時点で「らいおん丸」に、
「そろそろだよ」
とメールした。

 ところが最寄のバス停から「らいおん丸」は乗ってこない。慌てたぐうさんが携帯を見ると、
「むり! 今家出たとこ」

 ぐうさんは単独で平塚駅までいくことに。

 後にきけば「らいおん丸」、いつもは中間地点でぐうさんがメールよこすのをあてにして油断しきっていたらしい。

 しかしそれでは事は収まらなかった。平塚駅で落ち合うなり彼女、
「キャッシュカード忘れたよおお!」

 銀行で降ろさなければ現金の持ち合わせがなかった「らいおん丸」、彼女の極悪ベンダーではないもうひとつのバイト先に立ち寄って先月分の給料をもらうことに。しかも交通費が入っていないらしい。

「ガウッ」
といつもは威勢の良い「らいおん丸」も今回は、
「かぅ……」
と情けない。

ともあれ我々はお台場へ向かった。

 「らいおん丸」とのお台場は2回目。いずれも雨である。というより雨の日の休日はお台場というパターンが出来つつある。前回は東京ジョイポリスで遊んだが、今回は大江戸温泉物語である。そのついでにヴィーナスフォートへちょっと立ち寄った。
 2階エントランスから中へ入るとご覧の通りショッピングモールの天井は自在に変化するスカイフィーチャープログラム。

 長居するつもりはなかったものの、ついつい奥へ進んでしまった。
 中ほどの中央にある噴水広場まで来てしまった。ここでは家族連れがさかんに記念撮影をしていた。

 こりゃあ、一見では何も語れないな。

 改めて出直してまた来るとしよう。
 時間の経過と共に変化する空(天井?)。こういう遊び心に溢れたショッピングモールは大歓迎だね。

 時間がないので店の探索までは行かなかったので次回はもっと時間をかけて見て回ることにする。
 さて本題の大江戸温泉物語。船の科学館の近く、テレコムセンターに隣接する敷地に3月にオープンしたばかり。雨でしかも日曜日とあってさぞかし混んでいることだろうと予想していたが、果たして的中した。しかし混んでいてこそここは楽しめるのだということが分かった。詳細は「大江戸温泉物語初体験」へ。

 帰りの電車の車中、「らいおん丸」が、
「こんなとこ、うちらの住んでるとこの近くにあればいいんだけどな」

 ボソリという。確かにそうだ。乗り継ぎの連続で帰宅まで2時間以上もかかるローカルな神奈川県民の叫びであった。

4月18日

 起きるのはぐうさんの方が早い。横でアザラシの「たまちゃん」よろしく横たわる「きち君」を見てそう思ったが、別にそれが自慢できる話などではない。年寄りは起床が早いってあれか?

 今日は「きち君」会社休みということで、ぐうさんはセンターまで「きち君」の車で送ってもらったが、お決まりの渋滞で30分遅刻だった。自らが人事ということかしきりに恐縮していた弟子ではあったが、そんなことは

屁でもない。

 朝は雇用契約書に定められた出勤時間の20分前に出勤しろという無謀な会社だ。そのくせ帰りはまともに帰してくれない。こんな会社の出勤に遅刻したからという罪悪感は毛頭ないのだ。

 クビにしてくれてもいいのよ。



4月17日

 本日は指定休、んでもって夜は極悪ベンダーの元社員で今は善良会社の社員である「なおちゃん」と2年振りに下北沢で飲む約束をしていた。

 「らいおん丸」も誘ったのだが意外に初対面には人見知りをする彼女、言葉を濁して結局参加せず。でもってちょっとおかんむりが入っている。しかし「らいおん丸」だって男友達と遊ぶこともよくあるだろうに、ここはぐうさんも引かない。何せ2年振りだもんね。

 午後7時半に小田急下北沢駅南口で待ち合わせ。弟子のきち君も呼んだ。2年振りに会った「なおちゃん」、ちっとも変わっていなかった。本人はちょっと太ったと言っていたけれど。きち君も合流して目指したのは下北沢では有名な居酒屋「魚真」

 のれんをくぐると早くも満席状態であった。幸い3人分の席が入り口のすぐ脇に空いたので早速乾杯した。が、ぐうさんらの直後に来店した客は以降待ち状態だった。

 2年前の話に笑い、今の双方の状態を話し合って特にマツねたでは大いに盛り上がった。

 時間が過ぎるのもあっという間。閉店時間の23時30分。

店を出て駅へ向かう途中にこれもまた有名な「山頭火」というラーメン屋さんに入る。「とろ肉ラーメン」を食べたが凄く美味しかった。これはラーメン好きな「らいおん丸」に是非お勧めしなくては。

 会社を辞めても続く人間関係は大事にしたいもんだ。近いうちの再会を約して駅で「なおちゃん」と別れる。次は必ず「らいおん丸」も連れてくるからね。

 と、本厚木までの切符を買おうとするも、その運賃のランプが券売機に表示されない。
「壊れてんのけ?」
何回か試したが駄目だった。

 「なおちゃん」が時刻表を持っていたので見てもらったら、とっくに厚木行きは終了していたのだった。「きち君」泊めて。

 そんなわけで今夜は新百合の「きち」旅館のお世話になった次第。ま、気持ちいい夜だったね。

4月15日

 今日こそは定時と皆が頑張った。皆その気で仕事をするから集中力も発揮できる。一番効率的な展開なのだ。スムーズに業務は終了し、さあ終礼だと身構えたら何とシゲ所長が行方不明。

 どこ行ってんだ?あんにゃろう!

 今では前所長のビッチよりも社員の評価は低い。残業させる所長はやはり悪なのである。それも必然性があれば納得もしよう。だが全然ないではないか。こんなダラダラ残業やサービス残業が毎日のようにある。仮に最低1時間はあるとして、社員は年間ン百時間無駄に会社にいるわけだ。

 それだけの時間を自分のために使えたら………。

 愛しい番長と過ごせるはずの「ねこ」、空しくシゲの帰還を待つほど馬鹿らしいことはない。
「こんな夜おそくまで待つってそれがどうしてシゲなのよ!」

 同感である。


アメリカ陸軍HPから。過酷な前線に立つのはまだ若い男達だ。そして27日で勝利した。ぐうさんは彼らの面構えが好きだ。

仲間の死
なお去り難く
若いがいずれも200名の兵を統率する中隊長達。
老兵M577コマンドポスト(指揮車両)!ハイテク戦にこんな30年選手も健在とは。

小隊長の命令下達。極悪の朝礼とは目付きが違う。当然か。


4月14日

 通常月曜日は新規推奨商品の発注が漏れなく各店舗から上がってくるので忙しいのだが、またとない僥倖か、そんなに思った程の受注ではなくて定時帰宅が可能かと小躍りした。

 しかし始まってしまったのだった。だらだら残業が………。

 気乗りしない雑務の残業や、上司やチームを気遣った残業などの「だらだら残業」は古来から日本ビジネスにはつきものとは言え、今ほどコストダウンが問われている時代はないはずだ。会社のコストを増大させる意味のない残業。ぐうさんは1時間新聞読んでいたものである。

 経済産業省に勤務する傍ら、数件の交流会を取材し、年間約90回のセミナーを各地で行う、時間活用術のプロ小石雄一氏は、自分の時間を「やりたいことを主体的にこなしている時間」と定義。同氏は、「タイムマネジメントで一番大切なのは「精神の健康」で、その上で時間を効率化するわけだ。そして、自分なりに時間を工夫しても、実際に残業を断るのは難しいが、そこでは「仕事の質の維持」と「聞き流し」が前提となる」と語る。会社での付き合いは4割でいいと割り切り、それでつぶされるようであれば自分にスキルのないことの証明だという。

 しかし終礼がかからなくては帰れないのでは自分のスキルもあったものではない。氏はなおも語る。

だらだら残業を自分の時間が殺される悪しき習慣だと認識すること。無理を無理と思わず、実績はあげるが、ムダをしないこと。これが、昼も夜も時間を活用している人たちに共通していること」

 残業は、本来上司の指示で行うべきもの。従って残業が多いことは上司以上に責任がある。しかし極悪はもとより多くの企業では個人の判断に任されている形になっているのが実情。少し真剣にやれば定時間内で終わるのに。

 これは企業風土と評価制度が間違っているに決まっている。毎月数十時間以上も残業して疲れ知らずで、勤務なんかできるだろうか?

 「仕事の計画性」、「仕事の迅速さ」、「目標達成志向」、「革新志向」、「自己啓発」のどれかが欠けていると残業になる可能性がある。自分の仕事が終わらないのなら何かが欠けているか、他に比べて負荷がかかっているかのどちらかだろう。

 毎回センターが「だらだら残業」をしているのであれば、マネジメントする側が「指示・命令・統率」、「リーダーシップ力」、「部下の指導力」、「部下に対する評価力」、「問題解決力」、「自職場の業務管理力」に欠けているのである。

 こうして見ると、個々の社員だけの問題ではなくてその職場の管理者のレベルが低いことにも問題があることが分かる。ただ、職場の管理者の一存だけでは改革しにくい人事考課制度にも問題がある。

 能力主義とか成果主義と言うものの、極悪では掛け声だけで現実は恣意的な評価が今なお改善されずに残っていることが最も問題なのであった。一番能無しの連中が役員なんかやっているのだから。
 
4月13日

 小泉総理は3月20日の記者会見で「アメリカは、日本への攻撃は自国への攻撃と見なすとはっきり明言しているただ一つのだ。そのこと自体、日本を攻撃しようと思う国に対する抑止力となっていることを忘れてはならない」と言い(毎日新聞3/20)、翌21日のブッシュ大統領との電話会談で、開戦演説について、「大統領は、自国民の犠牲を覚悟で決断されたのであり、これを支持するのは当然のことである。昨夜も深夜まで国会で質疑を行い、国民の理解を求めた。米国は日本のかけがえのない同盟国であり、日本も米国の信頼するに足る同盟国でありたいと思っている」と述べている。(毎日新聞3/21)

 戦後半世紀、ここまではっきりと日米同盟の重要性の認識を示した総理がいただろうか。

 実は日米同盟が発足して三十年たった一九八一年まで、「同盟」という言葉自体がタブーだった。「親友」という言葉の国家間の同義語が使われることもはばかられたのだった。それは国内に親共産主義の考えが多かったからに他ならない。

 同年の鈴木・レーガン共同声明は、「日米両国間の同盟関係」という間接的な表現で、これを使ったが、それだけで朝日新聞は、社説を掲げて、これを「危険な対米追従の坂道を滑り出した」と攻撃し、鈴木総理は「軍事的意味合いは全くない」と、当時でもすでに支離滅裂と評された説明をして失笑を買ったことさえあった状態だった。

 それからまた二十年、戦後日本特有の、氷河の歩みにも似た遅々たる変化ではあるが、遙けきも遠く来るものかなとの感があると同時に、ここまで発言した小泉総理の勇気と率直さに拍手を送りたい。

 総理は、国会の論戦で、この説を貫き通した。論戦を聞いていると、この総理の堂々たる信念の吐露と比べると、野党の反対などは建前論に過ぎない。自由党などは、もし連立与党だったなら公明党と同じかそれ以上に明確に支持したであろうし、民主党も、かつて社会党左派だった村山総理が組閣早々「安保堅持」を表明したことを考えれば、本来社会党左派より左であり得ない菅氏の態度もおのずから想像しうる。

 しかし野党の論調はまさに日本の国益を損なうような論調が並んでいる。
「米英軍が安保理の合意も取り付けないまま、武力行使に踏み切ったことは、断じて認めることのできない蛮行である。ブッシュ大統領に対し勇気をもって国際協調を求め、戦争を思いとどまらせることこそ、日本に求められていたはずである。(社民党)


 ものは言いようとは言うがどうすればここまで悪し様に書けるのか?どうせ政権など取れないからという開き直りなのか。労働問題では評価するも米国とことをたがえては日本の存亡を左右することがちっとも分かっていない(共産党)

 「国益」という観点から論じていることは評価に値するが、やはり湾岸戦争時代に苦い思いをしたことを踏まえての前進がない。(民主党)

 「国益上あくまでも日米同盟を最優先すると言うのなら、英国のように米国の対等の同盟国として生死をともにすることも、日本が激動する国際社会の中で生き抜いていくための選択肢の一つとしてはあり得る。

しかし、政府・自民党にはそのような考えも覚悟も全くない。それは言葉だけの日米同盟重視にすぎず、むしろ米国からも軽蔑されるだけである。」(自由党) 野党の中ではというよりも日本の政党の中でもっとも核心を突いた意見である。問題提起としては非常に的確に現状の日本が置かれた立場についての方向性を問うている。しかしおそらく大部分の国民はそんな覚悟もないし、しようとも思わないし、モラトリアム国家としていずれ世界史から埋没する道を知らずに望んでいる。


 日本の知識人の間では、この問題はすでに決着がついている。

 ★米国のイラク攻撃は正当
 ★安保理決議はあった方が良いが、無くても良い
 ★日本は米国の立場を支持すべし

 だが現代はテレビのワイドショーの時代である。普段芸能界のスキャンダルを論じるような人々が「庶民感覚」でアメリカは無謀な浅薄な印象論を叫んでいる。

 しかしそれでも国民は、どこかで、そういうワイドショー的な議論だけでは通らないことを知っているのではないかと思う。だから、小泉総理の発言が堂々と通るのである。

 日本の社会における政治思想の変化について改めて考えさせられる。日本の社会は、指導者の主導的な発言によって引っ張って行かれることはない。むしろ、皆がもう心の中で、このくらいは当たり前だと思った頃に、指導者が従来の行きがかりにとらわれず勇気をもって発言すれば、それが通るのである。

 二十年前は、小泉総理の発言はとても通らなかった。しかし今は通るのである。こうやって日本の社会は少しづつ健全化して行くという希望を持たせてくれる。

 小泉発言の優れている点は、日本の国家の最も必要としている点に単刀直入に切り込んでいるところにある。総理発言の前に事務当局は、テロ対策の国際的重要性、従来の安保理決議の内容などの説明を準備した。それはまさに「米国のイラク攻撃は正当か」「安保理決議はなくても良いのか」という、ワイドショーの論争における論点に答えているものである。

 それ自体は必要なことである。しかし、これだけの国際的大事件に際して、日本の国民の安全と繁栄に責任を持つ総理大臣として、まず考えねばならないことは、そんな評論家的、第三者的な善悪是非の議論ではない。

 日本の国家戦略の根源にさかのぼれば、資源の乏しい島国である日本にとっては、いい悪いは次善に七つの海を支配しているアングロ・アメリカン世界と強調して行くほかは生きる道はない。日本国民が、安全と繁栄とそして自由を享受したのは、日英同盟とその後の満州事変までの三十年の期間と、日米同盟の半世紀だったことは、否定しようのない事実であることを忘れたのか。

 しかし同盟は本来、人種も歴史も地理的条件も違う二つの国家が協力するということであり、常時その維持強化を意識していかないと、知らない間に根底から崩れて来るおそれがある。個々の親友関係を振り返って見るがいい。国家同士もそうだ。今回の総理の発言は同盟の維持強化に日米双方に相当な重みがあったと言える。

 だがこれで安心し切ることは危険である。日本の対米協調の政策の中に、軍事的協力ができないという根本的な欠陥が存在することは常に忘れてはならない。

 今回はこれで良かった。一つは米国が国際的孤立の印象を避けるために、米国を支持する国を数え上げ、その間日本の協力の内容などは不問に付したからである。

 もう一つは、ブッシュ政権の中には知日派が多く、日本が日米協力に少しでも前向きな姿勢を示すと、これを賞賛し、さらに前に進むよう勇気づけてくれるからである。これは他の米国の政権ではとても期待できない稀な条件であり、常にこうであるという甘えは許されない。

 しかもここにきてイラク復興における「米支援室」への要員派遣めぐり政府混乱 が伝えられるし野党の撹乱もある。

 やはり、ここまで来れば真剣に取り組むべき課題は集団的自衛権の行使しか残っていない。この点、もはや識者の間では誰も異論を聞かなくなっている。この問題も、もし、指導者が勇気をもって直面すれば、意外に、国民がこれを受け入れる機が熟しつつあるように思われる。あるいは来るべき朝鮮半島の危機に際して従来の立場を変更できる機会が訪れるかもしれない。(


4月11日

 昨日のぎっくり腰が悪化して会社を休んだ。歩くこともままならない。こりゃあ回復まで数日かかるんじゃないだろうか。でもまあ、こんな時くらいしか休めないからゆっくり骨休めだ。会社の利益より個人重視。

 国際社会だってそうでしょ。自分の国の国益重視。国連なんて名のホームルームは大した問題がない時はいいけど、お互いの利害がぶつかると途端に動かなくなる。しかもこのホームルームは国連分担金なるショバ代で運営されてるんだけど、金持ちほどいっぱい金を出さなくちゃいけない。お金持ちはアメリカ君と日本ちゃんの2人が突出しているから、この2人の出す金で国連は結構助かっている。

 けどいくら金出したところで1票は1票。他のメンバーと何も変わらないんだよね。いっぱいお金出すからには自分の意思を通したい時もあるのが人情ってものだけど、このホームルームにや金は出さんが言いたいことは言う連中の方が多いときた。

 それが不満のアメリカ君、折から不良のイラク君を叩きたくて仕方なかったのでことあるごとにホームルームで声高に発言してた。
「こいつ凶器持ってるぜ!」

 けどこのホームルームで最初から矛盾してるのは、もともとアメリカ君は凶器を持っているんだった。それどころかイギリス君やロシア君、フランス君、中国君まで持っている。それはもともとこの5人が胴元になって出来たホームルームだから、この5人に文句を言う筋合いはないんだった。

 でも最近では貧乏なのに弁当を買うお金を注ぎ込んででも凶器を買いに走る者も多くなった。インド君とパキ君はいつも隣の席通しで仲が悪い。貧乏なのも一緒なんだがいつも腹を空かせて凶器を研いでいる。

 でもって日本ちゃんの隣の金正日君も凶器を研ぎ出そうとしている始末。

 アメリカ君、イラク君が気になって仕方がない。
「出せよ!」
イラク君はもともと愛想が悪いから言い返す。
「ねえよ、そんなモン」

 どうしてアメリカ君がイラク君をそんなに気にするのかって言うと、かつてはイラク君はアメリカ君の子分だった頃に話を戻さなくちゃいけない。

 その頃はホームルーム全体がアメリカ君とロシア君の二つに分かれて対立していたんだね。アメリカ君がその時肩入れしてたイラン君がいきなり転向しちゃったんで、隣の席のイラク君をけしかけたのが始まり。イラク君にそっと金を渡したアメリカ君はささやいたんだ。
「イラン君をやっちゃえよ」
乗ったイラク君はイラン君と本気で殴り合って双方相当なケガをしたものだった。アメリカ君から貰った金ではとても足りなくて、ツケでフランス君から戦闘機なんかの物騒で高価なオモチャを買っていた。

 喧嘩を終えた後が大変なイラク君、ケガの治療費と借金で首が回らなくなってしまった。しかもその頃イラク君は自分ちの庭に石油沸くの知らなかったんだ。そこで目をつけたのが隣のチビのくせに態度がデカいクウェート坊や。

 なりは小さいクセにたんまりと石油で稼いでスポーツカーを乗り回している。そこでイラク君は坊やに頭を下げた。
「お願いだからお金貸して」

 坊やの返事は冷たいものだった。
「お前に貸す金なんかないよ。うせな!」

 頭に血がのぼったイラク君は坊やの庭に戦車を蹴立てて乱入しちゃった。この時イラク君は
「ちゃんとアメリカ君には断ったよ」
とは言うものの、今じゃうやむや。

 ホームルームが開かれて、
「イラク君は坊やの庭から早く出ていきなさい」
と決めたんだが、渋ったんで袋叩きの目に合った。

 こう見てくると、誰もがズルいことしてるんだけど、イラク君の要領の悪さが自分を不幸に追い込んでいるとも言える。立ち回りのうまい下手が国にもあるってことだね。

 すっかり皆に寄ってたかってボコボコにされたイラク君、更に経済制裁という村八分まで食っちゃった。薬や食料まで満足に売ってくれない。しかもその当時から凶器を隠し持っているという噂が絶えなかったし、実際に毒ガスを使ってもいたからね。

 それから時代は変わったんだ。日本ちゃんちでは変な宗教にかぶれた奴が毒ガスを撒いちゃった。兵器の中でも邪悪なのでさすがにどの国の軍隊でも使用をためらった代物を民間人が作って撒いちゃった。

 そしてアメリカ君ちには飛行機が突っ込んじゃった。テロの大規模化が始まったんだ。飛行機に毒ガス、細菌兵器、核兵器と何万人もの犠牲者を出すような物騒なものが簡単にテロリストの手に渡る時代になった。

 テロリストの大部分はイスラム教徒である。イスラム教徒はテロリストと言っている訳ではない。事実を言ったまで。ではなぜテロを起こそうとするイスラム教徒が後を絶たないのか?

 問題は西洋諸国、イスラム諸国双方にあり、どちらがより悪いということではない。そんなことを言っていては永遠に問題は解決しない。

 もしかしたらアメリカのネオコンと呼ばれるタカ派はイスラムの根本的なところに手を突っ込んで荒療治をしようとしているのかも知れない。だとしたら世界はこれからも大荒れに荒れるだろう。


4月10日

 指定休の今日、半日がかりで作成していたコンテンツをふっ飛ばしてしまった。メモリーのない非力なマシンでのコンテンツ製作は非常に危険を伴うので、こまめにファイルを保存しないといつフリーズするかわかったものではない。

 ところが夢中になって保存を怠っているときに限ってフリーズするのだから始末が悪い。最早買い換えが必要なスペックなので、メモリーを増設する気にもならない。

 ネットもISDNという低速回線のままだ。

4月9日

 大荒れだった昨日とはうって変わって今日は気温も高くいい天気だ。と、ある民家の庭に時期外れのものを発見した。

 気が早いことに鯉のぼりが。

 でもまあ、許せるね。こんなにいい天気だし、これから薄暗い澱んだセンターで日が暮れるまで仕事しなきゃならないのかと考えれば、大抵のことは微笑ましく許せる。

 でもってセンターの朝礼に出たぐうさん、人事のトドJr.の今朝の出で立ちを見て唖然とした。普段は瓢箪のようにデップリとした体型をダボダボのスーツでくるんでいるのだが、今日は作業らしくてトレーナー姿だ。それもこの暖かい日にもかかわらず、着込んだエスキモーのような格好である。

 見苦しい………。

 見ているだけで暑い。そういや崩壊寸前のフセイン独裁政権のバース党員が市民に袋叩きにあっているそうな。会長一族独裁会社の秘密警察のトドJr.も現場行きの辞令が出たら同じような運命を辿るかもな。

 そう言えば、最近とみに締め付けが厳しい神奈川センターではラフな格好で作業していたものだが、統括所長の交替に伴って、秘密警察も本社から出向してきていることでもあり、従来の規則である作業中の服装はジーンズ禁止、襟付きシャツの徹底が口酸っぱく言われるようになったのだ。

 従ってセンターでジーンズを履いているのはぐうさんただ一人という状態が暫く続いていた。別にトドJr.にどう思われようと知ったことではないし、早くクビにして欲しい程なのでそのまま通していたのだった。

 ところがジーンズ仲間が増えたのであった。それは何と「ねこ」。
大事な番長としばし離れ離れになり、さる5日にぐうさんがとっととセンターから退散したのを見て吹っ切れたのだろうか。

 会社への滅私奉公はまっぴら御免。こうなると女性の方が大胆である。「ねこ」にとって大切なのは番長であって、なんとか桶に片足突っ込んだ耄碌会長や、出来の悪い息子社長などではない。あまり番長と会えなくなったが、そのせっかくの機会を極悪の意味のないくされ残業で失うことなど絶えられないと気づいたのかも知れない。

 そう。「ねこ」の中で価値観が変わったわけだ。仕事はちゃんとするが、意味のない残業するより早く番長と会いたい。当然である。

 しかし、今日も帰れなかった。急遽出来の悪い社長が来るというので通路のライン引きというお決まりのだらだら残業なのだ。がっくりうなだれる「ねこ」。いそいそと残業指示するシゲ。ああそうさ、求めるものが違い過ぎる。

 シゲの求める幸せって…………、考えたくもねえな。


4月8日

 朝から豪雨。ミスト状の雨が激しい風と共にセンターへ吹き付
け、シャッターを下ろしているにもかかわらず、隙間から屋内へ入
り込んでくる。この湿気で商品を入れたダンボールは歪み、作業す
る方も猛烈に気持ち悪い。

 ところが河童頭のマツ、皿に水が溜まったとみえて元気がいい。
ぐうさんと「らいおん丸」が会話した途端、
「ちっ! 馬鹿かよっ!」
捨て台詞を残してフォークリフトに乗って立ち去る。

 ところがぐうさんがしばらく離れていて「らいおん丸」の近くへやっ
てくると、マツは「らいおん丸」に話しかけているのだった。やっぱり
ぐうさんが「らいおん丸」と話すのが気に食わないようだ。そんなこ
と思われてもねえ……。

 そんな河童男マツのお気に入りの女性は何人かいる。
見境ない
というのが彼の態度なのだ。他人は許せないが己はよし。随分都
合のいい奴だ。だがいずれにせよ嫌われている。こいつ一生彼女
だの嫁さん出来ないんじゃないだろうか。あまりにも身勝手過ぎる
からな。

 しかも言っちゃ何だが河童頭にピグモンみたいな顔。そして性
格悪くて意地汚いいいとこ何ひとつないのも珍しい。

 いい加減こんな奴に関わりたくないんだけど、からんでくるのは
向こうだから。いい迷惑なんである。


 


4月7日

 神奈川センターはGMS部門もコンビニ部門も総力を挙げて苦戦している。当センターでは研修設備があるということなのか、新入社員10名と営業研修生(2年目社員)ほぼ同数が研修を行っている。研修指導ということで本社人事から2名が週2日出向いてくるのだが、その2名がまた見事にセンターの雰囲気をハズしている。

 人事にいる有名なトド課長の部下でトドJr.そしてそのまた後輩の韓国人トドPrimary。トドの由来は突き出た下っ腹とこれまた突き出た尻。典型的な極悪ベンダー・マンの体型だ。

 朝礼でトドPrimaryが絶叫する。
「朝礼に全員参加しなさい!」
参加しろって、始業時間の20分前に朝礼してるんじゃ参加できないときもあらあな。
トドPrimaryはなおも絶叫する。
「社長が怒ってました。朝礼に参加できないならその日は来なくてもいい!」

 ふうん、来なくていいなら楽じゃないか。給料さっ引くなよ。引いたら立派な違法行為で訴えてやる。そんなことも知らねえのかなあ(溜息)。社長も「私は無知である」と威張っているようなもんなんだが。

 しかも特にトドJr.すこぶる評判が悪い。気に食わないセンターのことを逐一上部にチクるという風評なのだ。つまり秘密警察ね。日本の戦時中でいう「特高」

 こういう輩は人事をおん出た途端、吊るし上げ食うタイプだ。せいぜい人事から出されないよう頑張ってもらいたい。

 さて、我がコンビニ部門は慢性人手不足。特に午前中の出荷準備作業に従事するパートさんの不足は目に余る。従って午後2時近くになっても出荷作業が開始できない状態が続いている。

 当然出荷作業は遅れに遅れて午後7時過ぎ。パートさんは毎日残業だ。当然パートさん達も疲れてミスや業務の進行が鈍化していいことは何もない。

 でもとにかく人を減らせというのがコンビニ部門の大命題らしいから仕方ないのかもな。ただし繁忙期はこんな状態では壊滅だな。もうシゲ所長に聞こうとも思わないし。

 だが上には上がいる。GMS部門だ。新規得意先を開拓したはいいものの、作戦失敗だ。仕事を取ったのは極悪ベンダーの情報システム子会社。これに極悪ベンダーの物流ベンチャー子会社がからんで共配形式の業務を開始したのだったが、得意先をも含んでこれじゃあ話が違うのオンパレード!

 情報システム関係者がからんでいるくせに、システムがまったく使い物にならない。得意先と当方のシステムの擦り合わせがいい加減だったのか。しかも極悪ベンダーの情報システム子会社が鳴り物入りで開発したハンディ情報端末がひどく使い勝手が悪くて、必要な数量もない。

 おかげで割を食うのは現場の人間である。

本社サイド、おまえら頭悪過ぎ!

 頭使えねえならさっさと現場に入って汗かけよな。

何のための本社なんだか(呆)


 イラク戦争開始後17日目で米英軍はイラクの首都バグダッドの
攻略を開始した。先週はマスコミは米英軍苦戦、戦争長期化の論
調が大勢を占めていただけに意外な感じがする。軍事専門家の
間からさえ批判の声が上がっているほどだ。

 その批判とは、
☆米軍は兵力不足にもかかわらず、クウェートから北上する地上
部隊の進路を二つに分けて兵力を分散した。これは兵法の常識
に反する。自分の力を過信し、イラク軍の力を過小評価した。

☆米軍の最新兵器は優れているが、ゲリラ戦には通用しない。長
く延びた補給線があちこちでイラク軍にやられている。精密誘導爆
弾でイラク軍の指揮系統を麻痺させるという第1段階の作戦目標
も達成されていない。

☆現地の天候をよく考慮していなかった。攻撃型アパッチ・ヘリコ
プターは砂嵐の中では信頼性が低い。米地上部隊はこの2、3
日、空中支援を受けられない状態が続いた。

 そうだろうか?ぐうさんにはその批判のどれもが当たらないと思
える。米軍は別に兵力に不足を感じていない。部隊の進路を2分
したのも作戦の障害となる大河を避けて一気にバグダッドを衝く機
動力・破壊力に秀でた米第3歩兵師団と、バスラを包囲しつつ大
河に掛かる橋梁を奪取しながらバグダッドを目指す水陸両用戦に
優れた第1海兵遠征軍の特性を考慮したからに他ならない。むし
ろこれらの一緒に運用しようとしても進撃速度、部隊の特性を殺し
てしまう。

 後方の補給部隊が若干の被害を蒙ったようだが、取り立てて作
戦の足を引っ張るほどのことではない。新聞の記事は誇張され過
ぎている。精密誘導爆弾でイラク軍の指揮系統を麻痺させるという
作戦目標が第1段階であるとは誰が決めたのだろうか?あらゆる
戦術の選択肢の一つには違いないが、それが達成されなければ
次の段階へ進めないというものでもない。

 現地の天候をよく考慮していなかったというが、逆に知っていた
からこそ米英軍は早い攻撃に踏み切った側面もある。そして攻撃
型アパッチ・ヘリコプターは砂嵐の中では信頼性が低いどころか
先の湾岸戦争では高いという評価をされている。

 どうもマスコミは短絡的な報道が多過ぎる。誤報も多い。数日経
って見なければ事実がよく認識できない。現地には多数の報道関
係者がいてリアルタイムで情報を送ってくるが、あくまで記者個人
の目の前で起こったことの情報なので、整理しなければ全体像が
浮かんでこない。

 先月24日の極悪ベンダーの本社全体朝礼でイラク戦争の話が
出たらしい。それは、
「戦争の善し悪しは別問題として、戦争と経営はまったく同じことで
ある。戦争の究極の目的は相手に勝つことだ。我々のビジネスに
おいて使う言葉には軍事用語からの転用が多々ある。戦略・戦
術・作戦・指揮・ロジスティクス等、日常我々が使っている言葉の
意味を勉強して、日々の行動やマネジメントに活用せよ」
というものであった。

 ふう〜〜ん、偉そうに抜かしやがって。戦争と経営は同じだっ
て? そんじゃあここに「戦いの原則」とやらを書いといてやろう。

 アメリカ陸軍の基本教範「FM100−5 作戦」には次のようにあ
る。
 「戦いの9原則は戦略(戦域軍)・作戦(軍団)・戦術(軍団・師団)各レベルの戦いに関する一般的な基準である。

1)目標:全ての軍事行動は明確で決定的な意義を有し、達成可能な目標を追求する。

2)攻勢:主導権を獲得し、維持・拡大に努める。

3)集中:敵に対し、圧倒的に優勢な戦闘力の効果を決定的な時期・場所において発揮する。

4)戦闘力の節約:全戦闘力を可能最大限に有効適切かつ無駄なく運用する。このため、二義的意義の努力には必要最小限の戦闘力を充当する。

5)機動:柔軟性に富む戦闘力の運用によって敵を不利な状態に陥れる。

6)指揮の統一:全ての目標の追及にあたり、指揮の統一及び努力の統合に務める。

7)警戒:敵に対し予期しない利点を絶対に与えてはならない。

8)奇襲:敵が対応不可能な時期、場所ないし要領により敵を打撃する。

9)簡明:単純明快な計画及び簡明な命令文を作成して関係者の理解を容易にする。
 
戦争と経営は同じとのことだから、極悪ベンダーの至らない点を指摘してみよう。

 目標は達成可能なものにすべきで、誰が頭をひねっても達成不可能な売上目標などを立てるべきではない。

 顧客を獲得したら、顧客に逃げられないように頭を使え。獲得だけで油断し切っているとあっさりと契約打ち切りになる。

 最も大事なところに会社の資源を集中すべきで、くだらないベンチャーなどに資金を貪り取られるべきではない。

 大事でない、意義のない仕事や残業は放棄しろ。

 硬直した老体の頭より若い柔軟な頭をもっと活用せよ。

 指揮官は一人でいい。訳の分からん役員が勝手に指示すると現場は混乱するだけだ。

 油断や慢心で倒産小売業の売掛被害を蒙るような無様なことは厳禁である。

 同業他社が真似のできない何かをノウハウとして身につけよ。

 延々と40分以上も意味不明の絶叫を続ける会長はもはやフセイン以下であるから排除すべきだ。社員に方針がまったく伝わらない。命令もなにもあったものではない。

 米軍教範FM100−5は任官したての初級将校が真っ先に学ぶマニュアルである。これができていない極悪ベンダー経営陣は若いアメリカの少尉以下であることが暴露されてしまった。
 

4月5日

 半期に一度出す個人の業務目標シートの個人的アピール欄が
小さいので、誰の差し金か知らないが、A4用紙2枚以上で業績を
書き込んで提出せよとの迷惑な話が先日持ち上がっていた。

 そんなものを人事に提出したところで鵜の目鷹の目で良く解釈さ
れるはずがないではないか。適当なことをあしらって書いて提出し
たが、気に入らなかったらさっさとクビにしてくれと言いたい。

 それはそうと、今日こそは残業なしで帰宅できると踏んでいたも
のの、見事に裏切られた。トヨピーとマツがダラダラ残業をおっ始
めたのだった。何が気に食わないのか機嫌の悪いこのコンビ、当
てつけのようにいつ終わるか分からない値付けなんぞを始めたの
だった。

 折角番長が戻ってきているので、早く合いたい「ねこ」、
「どうして終わらないの?」
やきもきしっ放しで可哀想だ。

 「ねこ」、大部分のセンター社員と早く帰りたい我々とは生きる価
値観が正反対なんだよ。休日は何か楽しんだという話題を彼らか
ら聞くことはほぼまったく無いでしょう。惰性で生きているような連
中がほとんどだから。

 そこから脱出するには、
「所長、用事があるので帰らせていただきます」
と告げてさっさと帰るに限るんだ。そういってぐうさんは本当に帰っ
てしまった、呆気に取られる「ねこ」。

 そのくらいしないと帰れないよ。
 


4月3日

 待望の休日。10時くらいまで寝ていようかと思っていたが、弟子からメールが入る。小田急が都内で人身事故のため不通になっているという。被害者には誠に失礼だが、堂々と遅刻して行けと、弟子には伝えた。

 再び横になって10時に起きる。「らいおん丸」に「起きた?」とメールを送るが返答がない。2通目を送ったところでやっと返事が返ってきた。さては今起きたな…。

 今日は「らいおん丸」と横浜、本牧の三渓園へ出かけた。あいにく風が強くて肌寒い一日ではあったが、平日というのに結構な人で賑わっていた。

 普段の殺伐とした極悪ベンダーでの日々をつかの間忘却できた。夜は横浜経由で厚木に帰り、「浮浪雲」南口店で飲む。「らいおん丸」ったら「浮浪雲」グループの店の支払いが1割引になるメンバーズカードの申し込み書を目ざとく発見してさっさとぐうさんの名前を書き込んでカードをゲットしてくれた。

 最後にラーメンを食べて「らいおん丸」と別れる。充実した一日だった。

4月2日

 皆疲れている。

 連日深夜帰宅が続く。今日は季節の変わり目で、店から化粧品の大量返品とスキーリフト券が一気に返品されてきた。現場のパートも減る一方で、出荷準備作業もままならない。こんな状態でGWに突入したらと思うと今からゾっとする。

4月1日

 新しい月になったものの、極悪ベンダーの過酷さに変わりはない。立ち上がって一週間以上にもなろうか、神奈川センターのGMS部門は連日のトラブル続きで毎夜日付が変わるまで残業になり、社員達は幽霊のような顔をしている。過労死したら末代まで会長一族を祟ってやれよ。

 コンビニ部門も先月から延々と続く残業で疲労が蓄積している。しかも意味のない残業や休日出勤が続いて士気も低い。そんな時に起こるべくして大チョンボもやらかすのである。

 今日は一日それのフォローに全員が追われたようなものだった。勿論残業だ。ここ数週間は定時で帰っていないような気がする。


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