BTT「あるべき姿」について         ヤルデア研究所 伊東義高

1)言語的解釈 ・原語;solution after next=the solution(3) after the next solution(2) solution=approach to the target ・解釈;今理想案に向けて第一歩の問題解決(1)=目標到達(1)に取組んでいるとする。 その時にその問題解決(1)=目標(1)だけに目を向けずに、それは次の問題解決 (2)=目標(2)のためのものであり、さらにはまたその次の問題解決 (3)=目標(3)のためであるものだという視点から見直して、必要か十分か、 最効率的か…を確かめつつ王道(最も期待確率の高い路線;regularity)を進めという意味。 ・訳語;あるべき=@あるであろう(未来の推定) =Aあらねばならぬ(義務)、A’あって然るべき(当為・当然) =Bあることが出来る(可能) ・解釈;文脈からするとA’に近い。『理想に近づくのは当然である』というところから、『道標として、 あって然るべき』の意味と伺える。しかし、@とAの語義が絡んでくることから、解釈に混乱が生じる。 特に「先の先から見た…」「未来指向」「自分達の問題解決後に行われるであろう競争相手の解決策」… の言葉に引っ張られて『未来において実現するであろう』との意味推定が強く作用する。 2)基本的解釈 ・理想案(先の先から見た有るべき姿)は『これから実現させる問題解決であって、遠い未来に描いた 最終理想像とを結ぶ路線上にある目標』という意味に伺える。 ・この理想案は目的展開から得られたものである。目的展開には過去も未来もない。現在のテーマについて 「場の設定」で限定された関係者の期待(そのものが自分にとって、どんなものであるか、何のためのものか… 意味・目的・機能・価値…)を積上げたもの[掘下げたもの]で、最終的に主観的な本質期待に結晶するもの として提唱されている。その次元は現在である。そこから何のステップもなく未来領域に転座して道標になって いることが、混乱を深めているのではないか。 ・目的展開で得られた「理想案」への途中の「着眼目的」の策定は『問題解決の目標』を明らかにする『企画』 であって、「先の先から見た有るべき姿」による検討はその目標に合目的的に到達する『計画』である。 『企画』と『計画』とを峻別しないで、続けて説明すると混乱に輪を掛けることになろう。 3)ヤルデア流説明 (『 』についての詳しくは別論参照) ・『問題』は全て四部構造を持つという前提に立つ。 ・『目的』・『本質』は上部構造に属するものとする。 ・『企画』・『予想』は未来構造に属するものとする。 ・『組成』・『基盤』は下部構造に属するものとする。 ・『因縁』・『経緯』か過去構造に属するものとする。 ・まず、「問題とは何であるか」について多面的に調査・分析・検討する。 ・どんな因縁・経緯で問題にまでなったものか(過去構造) ・どんな要素・基盤の上に成立っているものか(下部構造) ・どんな本質・目的の下に作られているものか(上部構造) ・どんな状況変化の中で解決が期待されるのか(未来構造) ・過去構造・下部構造を参考にして『目的展開〜 着眼目的』を設計する。 ・『上位目的』『着眼目的』を未来構造に年次設定し予想環境と対置する。 ・『実行目標』について『理想目標』『予想環境』に照らして再検討する。

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