問題・課題・主題 ヤルデア研究所 伊東義高
生物である人間は自分にとって都合の良いもの(得・好きなもの)と都合の悪いもの(損・
嫌いなもの)を選り分けて生活・生存をしている。そして個体繁栄と子孫(種)繁栄の
実感の高い状況を幸福といい、その反対を不幸といっている。
・ 眼前に何があるのか、それが得か損かが分らないなら問題である。………不安
・ 眼前に好きなもの一つがあり、それを獲得できるなら幸福である。…………喜び
・ 眼前に好きなもの一つがあり、それを獲得できないなら幸福ではない。……不満
・ 好きなものを獲得できるのに、それが許されないなら問題である。…………悩み
・ それを獲得できそうだが、どうしたらよいか分らないなら問題である。………困る
・ 眼前に嫌いなもの一つがあり、それを回避できないなら不幸である。………諦め
・ 眼前に嫌いなもの一つがあり、それを回避できるなら不幸ではない。………安心
・ 嫌いなものを回避できるのに、それが許されないなら問題である。…………悩み
・ それを回避できそうだが、どうしたらよいか分らないなら問題である…………困る
・ 眼前に好きなもの二つがあり、両方獲得できるなら大幸福である。…………大喜び
・ 眼前に好きなもの二つがあり、どちらかを選べるなら幸福である。…………喜び
・ 好きなものを選ぶ時に、どちらがより良いか分れば問題はない。……………安心
・ 好きなものを選ぶ時に、どちらがより良いか分らなければ問題である。……迷い
・ 選ぶことは出来ても、うまく実現できるか自信がないなら問題である。………困る
・ 眼前に嫌いなもの二つがあり、両方回避できるなら不幸ではない。…………安心
・ 眼前に嫌いなもの二つがあり、どちらかを選べるなら大不幸ではない。……まし
・ 嫌いなものを選ぶ時に、どちらがより悪いか分れば問題はない。……………まあまあ
・ 嫌いなものを選ぶ時に、どちらがより悪いか分らなければ問題である。……悩み
・ 選ぶことは出来ても、うまく実現できるか自信がないなら問題である。………困る
[問題のまとめ]
・ 回避・選択できない嫌いなものは、不幸であるが問題にはならない。 ………諦め
(分明文化の発達により、回避選択範囲が拡大して諦めは低減化する)
・ 意欲と能力はあるのに、それが許されない状況なら問題である。……………悩み
・ 幸・不幸が選択次第の場合で、選択に自信がないなら問題である。…………迷い
・ 対象選択や方法選択ができても、実現力に自信がないなら問題である………困る
[ 問 題 と は ]
・ 幸福追求・不幸回避の強い欲求があること。………無欲求なら問題にはならない。
・ 幸福追求・不幸回避が条件的可能であること。………絶対不可避なら諦める。
・問題意識に困るなら………関連情報収集・仮説検討
・公私対立に悩むなら………代替願望・環境条件改善
・対象選択に迷うなら………有意差情報の収集と判断
・方法選択に迷うなら………事前評価、手段開発改善
・解決方法に困るなら………能力練磨、利用資源増強
・ 問題とは「解決すべき」「解決したい」「解決できる」の一部欠如である。
・解決すべきの要請は社会的な「立場」「役割」「自律」…から生じる。
・解決したいの領域は主体的な「経済的満足」「文化的満足」「生理的満足」…
・ 解決できるの条件は「多く」「巧く」「早く」「安く」「楽に」…である。
[ 課 題 と は ]
・ 他から求められている問題解決である。
・ 失敗が許されない問題解決である。
・ 一般に実現化条件が限定的である。
・実現すべきもの;目標が設定されている………どんなもの・こと
・実現すべきレベル;目標水準が設定されている………どれくらい
・ 一般に実現化手段は選択的である。
・手段設計と実行手腕で成功度が評価される………何をどうする→どうなったか
・各種OR手法、DTCN…が有効である。
[ 主 題 と は ]
・ 自ら求めている問題解決である。
・ なんとか成功したい問題解決である。
・ 一般に実現化条件は特殊的・可変的である。
・ 一般に実現化手段は個性的・独創的である。
・各種創造技法、芸術的発想…が用いられる。