真紀子の大予言

 田中真紀子さんがまだ外務大臣として奮闘していた頃、彼女が自民党の将来について次のようにテレビインタビューに答えていたのをご記憶の方も多いと思います。

 それは 小泉内閣が自民党の最後の内閣になるでしょう。 

 これには驚いた。冷戦の終結で自由主義経済体制が勝利した事によってこれを守ることを唯一の旗印にしていた自民党は、その時使命を終えていたので早晩解体または弱体化するであろうことは誰もが予感していたので、真紀子さんの発言にさほどの違和感は無かったが、事もあろうに自民党内閣の有力閣僚がしかも毛並み抜群の真紀子外相から飛び出したことに少なくとも私は驚いたのである。

 自民党から轟々の非難が集中するぞと信じていたのに、非難らしい非難も反論も無いのに拍子抜けした。そのかわり皆が寄ってたかってメデァまで動員して引き摺り下ろしたから反論以上の懲罰だったのかもしれない。

 さて問題は目下騒がれている自民党総裁選だが、なにやら断末魔のあがきに見えるのは私だけだろうか。指揮官を失った烏合の衆がそれこそ右往左往して、立候補するのしないの隣の動きをみてからだのと確たる信念も燃えるような政策への熱情も伝わってこない集団に成り下がったのだろうか。

 高い理念を持たない集団はたとえエリート集団であろうとも人々の信頼を失い凋落の運命を逃れることは出来ない、と真紀子さんは予言したのだろうか。そのことに気付いておられない自民党の先生方も一昨日行われた埼玉県知事選挙の結果には冷水を浴びた事だろ這う。

 間もなく行われるであろう衆院の総選挙では自民党は大敗し小泉内閣が自民党最後の内閣になる という 真紀子の大予言 が的中するかもしれない。