世界の人口門題とご都合主義

 第一次オイルショックで世界が大混乱した記憶を持つ人が少なくなってきている為か、最近のメデァは国内は勿論先進各国での少子化問題を大きく取り上げている。

 あのオイルショック後は、 地球上の資源は有限であるからそれを食い延ばす為には人口問題に真剣に取り組もう、 というものだった。その事は世界のコンセンサスが得られていた。

 中国などは世界に先駆けて一人っ子政策を強行して、世界人口問題フォーラムでアメリカ大統領夫人でもあったヒラリー代表から 産む産まないは個人の自由だ と噛み付かれる一幕もあったことをご記憶の方もおおいことでしょう。

 事ほど左様に爆発的に増加の一途をたどる世界の人口問題は深刻であると認識されていたのである。ところが最近の風向きは少子化が問題で、さすが昭和十五年頃のキャッチフレーズであった 産めよ増やせよ とはあからさまには言わないがそれに近い圧力をかけ始め、森前総理にいたっては生まない奴は怠け者だと公言してはばからない始末である。

 私も地球ががどのくらいの人口を養う事ができるのかは知らないが、少なくとも過密よりはゆったりとした緑に包まれた自然環境で生活する事ができればその方を選択する。

 心配するな バイオで十倍の食料増産できるし。海上にマンションを建てる日も遠くないんだと言う人も多いが何となく不安はきえない。そんな話ではなくて最近の少子化への警告はもっと生臭いのである。少子化は年金制度の維持が困難になるとか労働人口の減少で国力が衰退するだのひいては国民の消費購買力が減少して経済の国際競争力が落ちてやがて国民が自力で食べることすら不可能になる。

 この手の話が派手に横行している。近視眼的にはそれを否定する力は私には無いが あのオイルショック時に皆が人口抑制に同意したのはもっと次元の高い話ではなかったのか。最近の有識者や政治家また官僚諸君の論調は余りにもご都合主義ではないですか。