| 実母の虐待六十三パーセント |
先日の新聞で児童虐待の特集記事が載っていたが。その調査記録に思わず息を呑んだ。虐待の加害者が数値順に並べてあったが何とその筆頭が実母で全体の63%で、次いで実父の26%その他教師とかさまざまであった。密室内の家庭の実像は外からは計りがたいので、この数字がどれだけ真実を伝えているかは知り得ないが、様々な社会現象と照合しながら考えると虚構であると一蹴できないように思うがどうだろう。 さてそれが真実に近いと仮定して考えるのもあながち無駄ではあるまい。 何故かくも多数の母親が子供を虐待するのだろうか。昔は子供の虐待は継母と相場がきまっていて、お涙頂戴式の安物芝居の定番であった。 ところがこの調査では実母である。虐待されて育った人はまた子供を虐待するという調査結果もみたことがある。これは悲劇の連鎖であって誠にお気の毒な次第ではある。 しかしそれだけとはとても思えない。この検証は素人に出来るわけはないが皆で考え知恵を出し合う責任はある。 まず、何故虐待に走るのかを自分の子育て経験の中から探る事は出来るように思う。精神論から言えば何よりも 耐える ことであ。泣き叫ぶ子供には 耐える しか方法がない。 昔から 泣く子と地蔵には勝てない という金言がある。このことはとても大切だと思う。次に子育てには金がかかるので若い夫婦には辛い生活になる。 私達の時代のように皆が貧しければまだ我慢も出来るが、世の中は富裕層と低所得層の差が顕著になりつつあり、低所得で子供がいてとなると生活は益々圧迫され、気持ちのゆとりを失い、笑って済ませる子供のいたずらさえ許せなくなり、激しい折檻と甘えてくる子供を突き放すという修羅場へと追い詰められていくのではあるまいか。 そこで子供は社会の宝と言う理念に立ち、低所得層には養育費をもっと支給すべきではあるまいか。 金持ち喧嘩せず もまた金言である。その他女性には男性には窺い知れない何かがあって虐待に走ることもあるそうだが真否の程は知る由も無い。いずれにしても実母が我が子を虐待するなどと言う、おぞましいことを無くするような努力をするべきだと新聞記事を見ながら思った。 |