| 魔女狩りの世相は不健康 |
世の中は閉塞感にとらわれているのだろうか。 異常な言動が目をひく昨今である。 とんでもない犯罪はもう常態化している。 それも、はみだした若者の言動ならばまだ救いようもあるが、立派な肩書きをお持ちの方々や日本を代表するような大新聞が異常発言を繰り返すに至ってはもう救いようがない。 それも確信をもっての言動ならばまだ容認も出来ようが、視聴率や販売部数を増やす為の大衆迎合行動であるだけにやり切れない思いでいるのは私だけだろうか。 こんな事をしていると それでなくても新聞が社会に対する影響力を失いつつある時だけに残念である。 その典型的事例が昨今の年金未納問題である。 今更ここでおさらいをするまでもなく未納責任追及の大合唱である。 正に魔女狩りの様相を呈している。 このヒステリックな世相の行き着くさきに、悪魔が待っていることは私達が敗戦という形で苦い経験をしているではないか。 もう忘れたのかなぁ。 共産党が年金加入任意期間の未加入の責任は追及しないと言う声明が新鮮に聞えるようでは情けない。 実はみなそう思っているが、政争とはそんなもんじゃないんです、奇麗事では政権は取れません、と言うならそれは間違っている。閉塞感にとらわれた人々は 人の不幸は蜜の味 と劣情感を満足させてくれる事を望むが、それは不健康な社会だ。 ギリシャの民主主義が没落して国が弱体化したのも、有能な政治家を次々と例の 陶片追放投票 で失脚させた衆愚政治が齎したものだと、偏見と独断で私は信じている。 羨望はいいが嫉妬は慎むべきである。 社会的嫉妬は国を滅ぼす。 ただ先日の朝日新聞の世論調査で、小泉さんは任意加入時の未加入でも責任はあるが辞職する必要はない が七十五パーセントであったという報道に、国民の常識は健在だなぁと正直いってほっとした。 この数字は私の過剰な老婆心を笑っていた。 それにしても政権交代を期待している民主党の対応は情けない。子供じみた世論に迎合して人気取りを企んでいるが、世論を甘く見てはいけない。また七百万世帯の購読力に恐れをなして、公明党の神埼代表の言動を不問にしているのも何時ものことながらバランスを欠く。 とにかく世の中は不条理な事が多すぎるが、世の中はそういうものなんです。 と瀬戸内寂聴さんは言っていたが。 |