| 日朝間の骨肉の争い |
北朝鮮との国交正常化を目指して小泉さんは戦後初めてアメリカの喜ばない自主外交の第一歩を踏み出した。 これには大方の人々が驚きと共に賞賛と不安の思いを抱いた事だろう。 少なくとも私は驚きとある種の昂揚感に大袈裟に言えば痺れた。 何故ならば戦後の歴代内閣でアメリカの意向に反した外交政策を展開した人は一人もいなかったのだから。 アメリカの意向に反しさえすれば自主外交でありそれはよい事であるわけではないが、今までの外交では余りにも自主性が欠けていた。 アメリカに追従する事が国益に沿うものであるという側面は否定は出来ないが、それはアメリカが理念を持ち使命感を持っていることが前提であって、自国の国益追求に走り出した時の追従は危険だ。その位の事は自明の事で誰でも考えてやっているとは思うが。 今度の北朝鮮国交正常化交渉は、アメリカが長年に渡る米朝交渉でも埒があかずてこずっている最中に日本が割り込んだのだから、アメリカにしたら不快感があって当たり前でそれは理解できる。 それでもよく我慢して認めたものだと内心感心している。 しかし日朝国交正常化は錦の御旗であって、世界が認めている隣国を認めないと言うのは異常である。 早く解決とかするべき問題であるから、それに向かって二回も気の重い北朝鮮に足を運び、見たくも無い人と会談をした小泉さんの努力には、まだ成功はしていないが賞賛されてしかるべきであろう。 アメリカが日朝国交正常化交渉を不快に思ってはいるだろうが、日朝間には拉致問題解決という人道問題があるのだから、素直に認めて応援をして欲しいものである。 日朝国交正常化交渉の最大の難関は拉致問題だが解決の糸口さえ見えてこない。 むしろ悪化の一路を辿っている。 賢人はいないのかなぁ。 人権問題であるだけに日本の世論も余りにも情緒的に過剰反応し過ぎているのではあるまいか。ここまでもつれてくるとやはり冷静になって両首脳が合意した 「拉致問題は国交正常化交渉の中で解決していく。」 という所から仕切りなおすのが近道だと思うがどうだろう。 しかし現状でこれを言うと命がけかも知れない。日朝の歴史を見ると日本人の大半は朝鮮からの渡来人であることは事実なのである。 互いにそれを認識しているだけにの骨肉の争いとなり、凄惨なものになる可能性がある。 凄惨な争いとる不幸を阻止するのが政治家を志した人々の責任だろう。頑張って欲しいものである。 |