中国の反日デモについて

 先日中国で反日デモが暴走して日本大使館や領事館はては民間の建物までが損壊を受けたとテレビが放映していたのでその惨状を見ることが出来たし、又デモ隊の様子も目の当たりにする事が出来た。

 突然の出来事に皆が驚いた、身に覚えの無い罪状を読み上げられたような気分の人が多かったのではなかろうか。 これは韓国の大統領が突然に日本の過去の罪状を読み上げて非難を始めたのと同じで、こちらも鳩が豆鉄砲を食ったような妙な気分になった。 それも韓流とかいってヨン様に皆がうつつを抜かしていた時だけに腰の抜ける思いをした人も多かった事だろう。

 小泉さんではないが、その国にはそれぞれ家庭の事情があっていろいろあるんでしょうが、それだけの分析で終わりとしたらこれまた軽率の謗りは免れまい。

 火の無いところに煙は出ないと昔から言うが今度の騒動には本当に火は無かったのだろうか。 何もないのに数万人の人々が大騒ぎ始めたり、一国の大統領が他国を非難中傷するだろうかと、普通の人は考えると思うがどうだろうか。

 火種はあるのだ。それは宣戦布告もしないで中国全土に数百万の軍隊を送り込み、多くの中国人を殺傷したし、又朝鮮には植民地支配で「創氏改名」を強いて彼等のプライドを傷つけ恨みを買っていた。 戦後日本は公式に謝罪を繰り返したしその極めつけは村山談話であった。

 それで小康状態が続き皆がやれやれと思って、企業進出もあり人の交流も格段に進み、首脳どうしの往来もあり皆が安心していた関係を、小泉さんが靖国神社を派手に参拝して壊してしまった。 これを見て日本の保守勢力が重しが外れストレス解消とばかりに、隣国が嫌がることを臆面も無く言い始め、又行動にも移し始めた。

 中国のデモは怪しからん、韓国大統領は解っていないとナイーブな議論が巷間横行しているが、日本はいま大変な岐路に立っており、歴代内閣が絶対しなかった決断を小泉さんはしたのではないだろうかと不安である。

 それは日英同盟でロシヤに勝利したように、日米同盟で中国と戦うという決断をしたのではあるまいか。  アメリカにある戦略本部を日本に移す事が決まりかけたそうだが、それが雄弁にその事を物語ってはいないだろうか。  夢物語である事を願うが。