| 株式投資入門書の歴史 |
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2008.10.28 1981年 『証券蘭の見方/読み方』日興リサーチセンター編 古本屋でバブル期以前の株式投資入門書を探していたら、この本が100円で売られていた。 債券や投資信託のことも書いているが読み飛ばした。
この本の中でも次に挙げる文章は非常に興味深い。 株式の利回りを預貯金と比べて株式の割高割安を判断するのは理にかなっている。実際に、銀行に預けても 利子がつかないから株に投資しようと考える人がいるからだ。 今では想像もつかないことだが、バブル期には1年定期預金の利息は6パーセントを超えていた。そのころ僕は、お年玉を親に勧められるまま銀行に預けたことがあった。 その定期預金通帳(廃帳)が今も実家に残っている。最初の利息が6パーセントで、4パーセント、2パーセントと次第に 利息が下がっていて面白い(金儲けの観点からは面白くない。)一方、バブル期の 株式の利回りは1パーセントを下回っていた。 現在は1年定期預金よりも株式の平均利回りの方が高い。だから、まだ株式は割安なのではないか。 |
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2006.10.1 1988年『ファミコントレード株攻略本』その2 この本の第6章に「ファミコントレードユーザー(モニタ)の喜びの声」 というのがある。ファミコントレードに関する詳しい情報が手に入るかと思って、 ここに出てくる人名をインターネットで検索してみた。一人だけ古川尚美氏がヒットした。 古川氏はナムコの社員でゲームブック『ドラゴンバスター 』、『ゼビウス』の著者らしい。また、 2006年1月17日に沼津情報専門学校でメイドの衣装で講演をしたらしい。(参考) あるホームページでは古川氏が書いた書いた文章として、次のものが挙げられている。(参考) 読書をあまりしないというのは、世の中に本以外に いろいろ面白いものがありすぎるからです。映画、ファミコン、テニス、 スキーなどなど。元来ミーハーな私は、何でもやってみたい。 人生一度しかないなら、知らないことは一つでも少ないほうがいい。 そういうことで株にも手を出したのだと思う。 残念ながら、ファミコントレードの情報は手に入らなかった。 |
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2006.9.16 バブル期 1988年『ファミコントレード株攻略本』 バブル期の野村證券といえば、「1995年に平均株価が8万円になる」と予測したり、外国の報道機関が 日本株は高すぎると主張したことに対して「天動説から地動説に考えを改めるべきだ」という内容の広告を 出して、後世の笑い話の種になっている。しかし、一方で先進的なこともやっている。ファミコントレードである。遠い昔、ファミコントレードのテレビコマーシャルを見た記憶がある。その頃の僕が、株が 何なのか理解できていたかどうかは分からない。1998年に証券売買委託手数料が自由化され、 それからインターネットを利用した株取引が盛んになったのだが、ファミコントレードは 1998年よりも10年早い。今から考えればものすごく先進的だ。 『ファミコントレード株攻略本』はバブル期の入門書なので、実戦的ではない。特に「テーマ株」 を勧めている。以下原文からの引用 株を買うときはなるべくテーマに沿った株を買う方がよい。というのは、テーマに沿っていない株を買うと、いつまで待っても上がらないことが多いからである。次節の「好業績銘柄への投資法」でも、 好業績銘柄の中からなるべくテーマに沿った銘柄を選ぶのがよいことになる。 何のことはない。実は、テーマを決めているのは証券会社で、テーマに沿った株を顧客に押し付けて、 株価を操作しているだけだ。証券会社が儲かり、一般投資家が損する仕組みになっている。 そういうわけで、この本から株式投資の方法は学べないが、ごく初期の通信取引が どんなものであったかを知る上では、貴重な資料である。 ファミコントレードについてまず興味深いのが通信速度である。1200bps多くても4800bpsとある。 初期のインターネットが、56Kbps(56000bps)で、現在、僕が使っているのが1Mbps(100万bps) であることを考えるとかなり遅かったと思われる。ファミコントレードの通信料金は3分30円であり、 その他に、通信料金が距離に応じて加算されるとある。現代のインターネットカフェが60分380円であることを考えると、割高な感じがする。また、欄外の注にBBSに関する懇切丁寧な説明が書いてあり、 時代を感じさせる。以下原文からの引用
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