2002年11月26日
昨日は、松江市男女共同参画懇話会を傍聴しました。いよいよ松江市も条例制定に向けて最後の段階に入って
いるようですが、出された事務局案が市民案とあまりにもかけ離れていたため、意義をとなえる市民からのパプリック
コメントが、たくさん寄せられた中での懇話会でした。10人近い傍聴人が見守る中、パプリックコメントについてどのように考えていくのかの討論がまず行われました。懇話会の委員の名簿をはじめ、前回の議事録要旨、パプリックコメントのひとつひとつの内容など委員に渡っている資料がすべて私達傍聴人にも配られていた上に、条例の事務局案、市民案もホームページ上にも載せられていたのであらかじめ、見ておくこともできたこともあり、委員会の討論もよく理解できました。
また、これに至るまで45回も市民ワークショップを重ねられたということを聞いて、出雲市の条例が作られた経緯を知っている私にとってはうらやましく思えました。
さらに驚いたことは、傍聴人が意見を言えたということです。3人の方がそれぞれ事務局案に対する意見、また、男らしさを強いられ苦しみ、引きこもりになったり自殺をしている人がいることを考えれば、男性にとっても重要な条例になるはずなどの意見が出されました。寄せられたパブリックコメントも18件66項目にわたり、市民の関心の高さを思わせました。ちなみに出雲市の条例のときに寄せられたパプリックコメントは、わずかに2通でした。
松江市の場合、条例制定に至るまでできるだけ市民参画できるように配慮されており、また、市民自身も関心を持って
見守っている人々が、多くいることを考えれば、出雲市のように条例を作っただけで終わらないように思えました。
委員長が、男女共同参画と環境問題は、21世紀に取り組まなければならない重要な課題であると何回も確認しておられたのが印象的でした。

2001年10月25日
大田市にある島根県女性センター、アステラスで島根県の男女共同参画の推進に関する条例についての中間まとめの報告と意見を聴く会がありました。提供された資料によると島根県男女共同参画行政推進会議の委員は、11人です。相変わらず団体の長の方が多く、出雲市の懇話会のメンバーが2人もいて驚きました。しまねパートナープラン21によると女性人材情報登録者数は、520人もいるのになぜ、いつも同じようなメンバーになるのか不思議です。報告の後、質問の時間が設けられており、様々な意見が出ました。一番、印象に残ったものは、益田市の女性団体の方の意見でした。その団体が、益田市内でとったドメスティック、バイオレンスについてのアンケートで(女性1000人が対象)これまでに夫から何らかの暴力を受けた人が7.7人に1人、命にかかわるものや、けがなどさせられてしまった人が21人に1人という割合でいるのに公的機関に相談した人は、4%しかいなかったという結果だったそうです。それなのに中間まとめには、被害者の救済措置の規定がなく、推進会議でもほとんど話し合われることはなかったとか。今月の13日、DV法ができ、少し前進したものの、救済機関の充実は、一層求められます。島根県の条例にも是非、盛り込んでいただきたいと願っています。また、積極的改善措置について目標数値をいれることによって、条例が生きたものになるように思います。できれば、出雲市のような曖昧な条例名(男女共同参画による出雲市まちづくり条例)にはしないで欲しいとも思います。この中間まとめを見たい方、また、意見のある方は、こちらへ

「男女共同参画による出雲市まちづくり条例」が策定されるまで

出雲市は、この条例にむけて意見書の作成のための懇話会を設置し、20人の委員の内、6人を公募しました。

分野

男女別

所属

地域

JAいずも女性部長

地域

出雲市自治協会連絡協議会長

家庭

出雲市PTA連合会副会長

職場

商工会議所婦人会長

職場

出雲市建設業協会副会長

職場

長浜町企業懇話会事務局長 

職場

連合島根出雲地域協議会議長

人権

弁護士

副委員長

健康

島根県立看護短期大学教授

委員長

社会教育

出雲市公民館協議会長

学校教育

出雲市立学校長協会長

福祉

主任児童員

団体

出雲市ボランティアセンター副センター長

行政

出雲市助役

公募

主婦

公募

フリーライター

公募

島根県の非常勤嘱託員

公募

女性団体事務局長

公募

主婦

公募

主婦

以上のような構成でしたが、所属をごらんいただけばわかると思いますが、市が決めた公募以外の委員は、地域などでりっぱな肩書きを持った方ばかりでした。私は、公募で選ばれたのですが、どういう基準で選ばれたのか、わからないままです。後で聞いたところによると公募以外の14人の委員で決められたそうです。これを聞いたとき、何となく変な気分でした。選んだ人と選ばれた人が、対等に議論をしなければならないのですから。他の地域では、どういう決め方をされているのでしょうか。

第1回懇話会(7月)

 この日は、市長の挨拶、自己紹介、総務部長、女性センター長の挨拶などがありました。

第2回懇話会(8月)

委員長、副委員長の挨拶からはじまりました。

委員長「意見書が地域からかけ離れたものになってはいけない」

副委員長「スウェーデンに行った人の話から、女性も権力を持たなければならないと感じた」

私が、この日、会議を公開にして欲しいと提案したことについて、自由に意見が言えないなどの反対意見は、あったものの、受け入れていただきました。

8月の終わり、政策課長から、出雲市の男女共同参画について勉強したい方には、いつでも応じますと言われたので私ともう一人の女性の委員で話を聞きにいきました。

印象に残ったのは、これまで出雲市の女性政策は、教育委員会で教育的に取り組む部分が多かったが、今後は、市長部局の政策課に移して政策的に全庁あげて取り組むと話されたことでした。

しかし、2001年4月からは、、教育委員会改革で、女性政策係は、男女共同推進係となり、文化企画部、市民学習課にあります。政策的に取り組んできたことを今後は、文化的に取り組むようになるようです。

第3回懇話会(9月)

出雲市役所の総務部長に女性が登用されたとの報告がありました。2つのグループに分かれて話し合いをしました。3地区で公聴会をが開催されることになり、私は、塩冶地区の公聴会に参加することになりました。

塩冶地区の公聴会(10月)

発表者 4人、女性3人、男性1人

発表者が10分程度発表をし、懇話会委員が質問をしました。

その後、会場も交えた意見交換をしました。

第4回懇話会(11月)

総務部長が挨拶をされました。

各地区で行われた公聴会の報告と感想を発表しました。

第5回懇話会(12月)

第6回懇話会(12月)

これまでの話し合いをまとめた意見書の案を修正する作業をしました。

第7回懇話会(1月) 

市長に意見書を渡しました。

市が意見書をふまえた条例案を定例市議会に提出しました。(2月)

男女共同参画による出雲市まちづくり条例が全国の市町村に先駆けて公布、施行されました。

意見書の基本理念

*性別により差別されたり、暴力を受けたり、固定的な役割を強制されたりすることがない、

男女とも人権が尊重される社会

*自立した個人として、一人ひとりがその能力を十分に発揮でき、多様な生き方が選択でき

及び尊重される、自己決定権の確立された社会

*男女が、家族的責任及び社会的責任をともに担うことによって家庭、地域、職域、学校その他の

あらゆる分野における活動に対等な立場で参画し、責任を分かち合う社会

*政策.方針決定過程への男女共同参画による成熟した民主主義社会