『医療・福祉』


1999/11/18木 「医療制度改革を問う」
1999/01/19火 『薬価差益』
1998/12/29火 がんと闘う

1999/11/18木 「医療制度改革を問う」


 − 1999年11月17日(水)日本経済新聞朝刊
                   (「医療制度改革を問う」(下)) −


 前日の「医療制度改革を問う」(上)に比べ、具体的、かつ私が従来から思って
いたことを「あげつらっている」ので注視しました。
             (日本総合研究所 副主任研究員 飛田英子さん寄稿)

 彼女の指摘は、次のとおり。
  第1 公的医療保障を「生命維持のナショナル・ミニマム」に限定すること。
  第2 高齢者医療を自律的・安定的な仕組みに改めること。
  第3 医療分野へも市場メカニズムを導入すること。

 また、高齢者に関しては、医療に併せ、介護・年金制度の一本化も求めている。
 そして、「DRGs−PPS」(診療群予見払いシステム、いわゆる「定額支払
制?」)とか、予防医療の重要性、医療技術重視の評価体系とかにも言及、我が意
を網羅しています。(細かい所で、「?」もありますが・・・。)

 医療制度審議会(?)も、改革の方向性が定まらないまま、また始まるそうです
が、彼女のような人材を活用したら・・・、何て思います。

 (日本の医療界は、未だに「医師」の力が強すぎる?)

 (「医師」も専門分化し過ぎて、『「人間」を看るより「病気」を看る』と言う
  方向に変わって来てから久しい、と私は思います。)

1999/01/19火 『薬価差益』

  これは、ある病院グループのいわゆる「薬価差益率」
 です。(データがちょっと古いですが・・・。)

 薬価差益とは、診療報酬の算定根拠となる「薬価基準」
 (厚生省告示)と実際の病院の購入額との差額です。
 (通常は、20%以上の差益の病院が多いらしい。)

  差益の多い薬が多用され、また、「薬で稼ぐ」ための
 過剰処方など、結果として医療行為が歪められる可能性
 は否定できません。
 (近年、薬だけでなく「過剰な」検査・画像診断なども
  問題になっている。)

  ただ、医師・看護婦・医療スタッフの技術・経験等が
 正当に評価されず、また、「出来高払い・積上げ方式」
 の診療報酬体系にも問題はあると思います。

  慢性疾患・老人病など疾病ごとの「定額払い」の対象
 を広げる動きもありますが、最近の医療費圧縮政策の中、
 倒産する病院も出現しており、医療の人的・物的資源を
 有効に配置し、維持・育成して行く方策が切望されます。

  また、薬や治療材料の承認の透明性とか、問題が発生
 したときの対応とか、医療周辺の「近代化」によって、
 医療への信頼を回復して欲しいものです。


 (注)
  表中の『薬効分類』は大分類であり、且つここ数年来
 厚生省で検討されている薬価の「参照価格制」における
 『薬効』とは、概念が違うらしいので念のため。
11:中枢神経系用薬には「ハルシオン」など
42:腫瘍用薬にはいわゆる「抗がん剤」も?
72:診断用薬にはあのまずい「バリウム」も
81:アルカロイド系麻薬は「モルヒネ」など

1998/12/29火 『がんと闘うためのホームページ集』)

がん情報サービス http://wwwinfo.ncc.go.jp/NCC-CIS/0sj/indexj.html
国立がんセンターが提供するがんの医療情報サービス。 治療方法や治癒見込みなどの概要を知ることが出来る。
メルク・マニュアル http://www.msd-japan.com/msdj5.htm
アメリカのメルク薬品が作った医学事典の日本語版。
キャンサーネット・ジャパン http://www.nagumo.or.jp/cancer/
アメリカ国立がん研究所などのがん情報を翻訳して掲載。 ボランティア医師の医療相談も行っている。
ひらかれたコミュニケーション のための医療情報 http://www.marrow.or.jp/medoc/
アメリカ白血病協会やがん生還者ホームページをボランティアが翻訳。
キャンサートーク・メーリングリスト http://www.incl.or.jp/~muse/cancer/index.html
がん患者・家族、医療関係者のメーリングリスト。 レベルの高い医療相談・悩み相談が行われている。
Internet Hospital Japan http://www.artpia.co.jp/IHJ/
札幌医科大学が協力するインターネット上の病気相談室。
日本医療相談センター http://www.ikamera.com/mail/doctor.cgi
過去の相談例を検索して読める病気相談室。
「らくだのオアシス」紹介 http://www.nifty.ne.jp/forum/fmarrow/inform5.htm
白血病・血液疾患の患者のための相談室。

− 「日経ビジネス」(1998/12/21号)から抜粋 −