代表幹事挨拶
21世紀を迎え、我々が考えなければいけない事はなんでしょう。全てを取り上げるときりがないので、今回は一番私が思う事について取り上げたいと思います。
「人間はパンのみによって、生くるにあらず」という言葉があります。今の全世界の諸問題を考える前に、このことを考えなければいけないと思います。なぜなら、個人は個人の事、国は国の事、事の大小はあれども、自分たちの事ばかりを考えていては乗り越えられない壁に、私達21世紀を生きていく者達は直面します。理想と現実という言葉があります。本音と建前という言葉があります。多くの人は、時を経るにしたがい理想を忘れ現実に流され、本音を飲み込み建前に従います。20世紀までは理想が現実の前に多くの場合、屈したと言えるでしょう。しかし、これから人類が直面する様々な問題において、理想が現実の前に屈したとしたらどうでしょう。「大丈夫だよ」と、何も考えずに言っていられる場合ではないのです。
では、どうすればいいのでしょうか。その答えは、個人は他人を信じ、国は他国を信じ、自らの努力だけでは解決できない問題に取り組んでいくことだと私は考えます。自分の周りの環境が変わるのを待つのでは、おそらく何も変わらないでしょう。自分が変えていくんだ、我が国から変えるのだという信念を持って行動する事が大切です。2001年8月 大川 元