オリンピック
その道を志す者ならば、一度は出場したいスポーツの祭典である。
世界中から選手を集めて行うだけに競技のレベルも高く
その白熱した競技は 時には見る者に感動すら与える。
例年楽しんでいるのだが、今年は何かが違う…
日本がメダルどころか、表彰台に上がれないからではない。
妙な違和感を感じるのだ。
そう、理由は 噴出している審判員不正裁定疑惑である。
事の始まりはフィギュアスケート・ペアであった。
フィギュア競技は審判員の採点によって勝者が決まる。
それ故に審判員には 競技の造詣と公平な目が求められる。
にも関わらず、その根本が崩れる事件が起きた。
審判員が不正に ロシア組に対して高得点を付けたと云う。
ここでは詳しい事は面倒だから省く
しかしだよ?
ロシア組は競技で失敗をしていたらしい。
普通だったら銅取れば良い位なモノ。
それが、金メダルなんて、真剣に競技見ていたのが正直冷めます…速やかに…
しかし、問題が噴出したのはこれからだった。
スノーボード・ハーフパイプ競技での事である。
日本人選手 中井の演技は素晴らしくメダルは確実と思われた。
審判員は、やはり10点満点中、9点付近の高得点を付けた
…が、たった一人、フランス人審判員の4点を除いて…
更にはショートトラック。
ショートトラックとは、
簡単に云うと、同時に4〜6人が一緒に滑るスピードスケートである。
同時に滑ったグループの上位2名が予選を勝ち進んで行き
準決勝→決勝と続くトーナメント形式で競技する。
この競技はとにかく接触が多い。
それ故に特別なルールがある。
故意に妨害行為(押したり、掴んだり)をすると失格。
また、妨害によって不利を受け、
尚且つ上位に組み込みそうだった場合等は、
救済処置として無条件で勝ち進む事になる。
しかし、ここでも目を疑う裁定が下された
男子500M準決勝
寺尾は3位を追走していた
ゴール手前
寺尾が差を詰め 上位が団子状態になった瞬間…
なんと先頭を滑る2名が突然転倒。
寺尾は運良く、転ぶ2名を間一髪で避け1位入着した。
しかし、審判の下した裁定は…寺尾は妨害により失格
TVでVTRが流されるのだが、接触は見受けられない。
しかも、審判に講議しても 全く受け付けて貰えないと来たもんだ。
寺尾は後日、男子1500Mにも出場したのだが
準決勝で前を滑る選手に蹴られ 後ろを滑る選手を巻き添えに転倒…
「つくづく運が無いな…」
呟いた瞬間であった。
あまりに咄嗟過ぎた言葉に私は耳を疑った。
『寺尾は妨害により失格』
ヲイ? ちょっとマテ 転ばされたら反則なのか?
十歩下がって転倒は仕方がないとしよう。
何故に、わざゎざ失格にしなければならないのか?
先程書いた様に ショートトラックと云う物は接触が多い。
この準決勝で2位に入着した選手も、レース中に他の選手を突き飛ばしている
それでも、お咎め無しなのだ。
(しかし 故意に妨害は失格にすべきじゃないか? 審判員さん)
さらに決勝さえも疑問の残る形で終わった。
レースは、韓国のキムとアメリカのオーノの一騎討ちとなった。
最後の一周辺でキムが抜け出すと、オーノも差を詰める
…がキムが壁になり前に出れず そのままゴールを迎えた。
少し後味が悪かったが、文句なく韓国の勝ちであろう
レースの仕方が上手かった
国旗を手に画面一杯に喜びを表すキム。
しかし束の間とは、この事であろう
『キム選手 妨害で失格 金メダルはオーノ選手です』
非情なアナウンスは告げられた。
たしかに不利はあった。
しかし、故意に妨害した様には見えない。
それを突然『失格』の一言で片付けられても困惑ですよ?
余談になるが、数日前 女子1500M
先頭を滑る神野が接触により転倒
転ばせた相手選手は失格になった
…が神野は救済処置が取られる事はなかった。
明らかに転ばされた選手は救済処置無しで、
故意ではない微妙な不利で失格とは、おかしな話ではないだろうか?
(コレって、余談じゃないな…(汗))
これらの話が表向きになって、
各国から審判員の採点に対する苦情が巻き起こっている。
今回のオリンピックを見ていると、
採点の偏りを奇妙な程に感じる。
少なからず点差が出るのは、採点競技の宿命かも知れない。
だからこそ、審判員には公平な目と、選手以上の集中力を持って臨んで頂きたい。
ヨーロッパでは追い風等の、自然を味方に付けた者がスポーツの勝者と云う。
オリンピックでは審判員を味方にしなければ勝者になれない
…そうならない為にも、不正疑惑が解明される事を切に願う。
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