巻頭ページの一言

ヰタ・セクスアリス


「もう、昼間っからなに見てんすか」
「いや、これは、藝術だよ、君」
「代表って、こういうの好みっすか」
「いや、好みってか、なんてーか、結局、何でもいい」
「ミもフタもないっすね」

コメント

自分では、自分のことをかなりスケベだと思っている。世の中の
男のスケベ心を全部足して人数で割って、「スケベ平均濃度」を
算出したら、高濃度なほうに分類されるのではないかと。

写真をやっていたが、その主目的は「女の写真を撮る」ことだっ
た。写真部に在籍していた頃、「主に何を撮りますか」と聞かれた
ら、「女と神社仏閣」とよどみなく答えていた。

その割には、私の「女性遍歴」というものはまったくたいしたこと
がない。フーゾク以外で関係した女性というのは片手で足りてし
まう。彼女をとっかえひっかえしてその女性のグアイを事細かに
レポートしてくれる友人に、羨望と軽蔑の入り混じった感情で接し
ていたものだ。

私のファーストキスは高校三年、初体験に至っては二十歳のとき
だ。今の若者(うわぁ)にとっては信じられないことかも。実際、私
の年代でもかなり遅かったはずだ。それでも私のスケベ濃度は
充分高かった。

漫画家のみうらじゅん先生のエッセイに、青少年の性の悩みを語
ったものがあった。中学〜高校の男子生徒の頭の上には大きな
鉢が載っていて、その鉢の中にエロネタがたぷんたぷんに入って
いる。少しでも動くとそのエロネタが溢れこぼれて、皆にバレてし
まう。バレないようにするため、頭を動かさないようにして行動す
る。つまり、まじめなふり、女性には(さほど)興味がないふりをし
てしまう。そして結局、エロネタは自室で一人になったときに炸裂
するという。♪きゅっきゅきゅー♪きゅっきゅきゅー♪

このエッセイを読んで、やっと気がついた。自分そのものだ。

私は「女に関してはガツガツしてない」というえぇかっこしぃのため
に淡白なふりをしていたのだ。これではいかん、よしこれからは
体全体でスケベになろうと決心した。

だがしかし、もはやその体がついてこないんだよなぁ。疲れるから
女口説くのやめた、なんてことを考えるようになった自分が悲しい
わ。この娘ホテルに連れ込んで裸にひんむくまではテコでも動か
んぞという強靭な意志をもたねばならんのだが、そんな元気どこ
ほじくったら出てくるんだ、頼むから教えてくれ。

私のファーストキスを奪った一学年下のあの娘は、今どこでどー
しているんだろー。
2002/04/14



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