紅茶の基礎知識

<紅茶の歴史>

西暦
できごと
紀元前
2737
【伝説】中国における茶の起源
350頃 中国で茶の栽培始まる
805 【日本】最澄、唐から茶の種子を持ち帰り、近江にまく。
1610 オランダ東インド会社、ヨーロッパに初めて緑茶を輸入,
1630年代 オランダで喫茶の風習が広まる
1657 イギリスに紅茶が入り、ロンドンのコーヒーハウス「トマス・ギャラウェイ」が茶の販売開始
1662 ポルトガルのキャサリン王女が英王妃となり、貴族階級に紅茶を流行させる
1689 イギリス人が中国広東から独自に茶を輸入
1721 イギリス東インド会社、中国茶輸入の主導権を握る
1730年代 ロンドンに次々とティーガーデンがオープンする
1773 ボストン茶会事件
1813 イギリス東インド会社の茶輸入の独占廃止
1823 アッサム原種の発見
1833 アムステルダムで初の茶のオークション開催
1834 イギリス東インド会社、植民地のインドで茶の栽培開始
ロンドンティーオークション始まる
1867 イギリス東インド会社、植民地のセイロンで茶の栽培開始
1870年代 セイロンで、コーヒーの樹を枯らすサビ病が発生し、数年の内にこーびーばたけが全滅、そのあと地に茶園ができていった。
1875 【日本】明治政府、各地に紅茶製造伝習所を作る
1879 ジャワで紅茶プランテーション経営が始まる
1887 【日本】初めてロンドンに紅茶を輸出
1887 【日本】初めて紅茶が輸入される
1906 【日本】明治屋、リプトン紅茶を初輸入
1921(24?) 東アフリカで茶の栽培開始
1927 【日本】国産紅茶第一号「三井紅茶」(現・日東紅茶)誕生
1971 【日本】紅茶輸入自由化


<お茶の起源>
 紀元前2737年、農耕の神・炎帝神農が木陰で一休みしてお湯を飲もうとしたとき、近くの木の葉が風に吹かれて湯の中に落ちました。炎帝神農はそのすばらしい香りと味に魅了されました。その葉こそ、お茶の葉であったのです。


<中国種とアッサム種>
 紅茶や緑茶、ウーロン茶など全ての茶の原料となる木は、中国種とアッサム種しかありません。19世紀になってインドのアッサム種が発見されるまでは、茶と言えば中国が産地と決まっていました。
 中国では、有史以前から不老長寿の霊薬として緑茶が飲まれていたようです。中国で長く飲まれていたのは、発酵していない緑茶で、紅茶の原型となる発酵茶が飲まれるようになったのは宋の時代(10〜13世紀)です。
 1823年、イギリスの冒険家ブルースがインドのアッサム地方で自生の茶樹を発見し、後にそれが中国種とは別種の茶樹であることが確認されました。
 アッサム種が発見され、中国種とアッサム種との後輩が進み、各地で栽培育成が行われるようになりました。そしてダージリン、ウヴァ、ケニアといった紅茶の産地ができました。
 


<ボストン茶会事件>
 ヨーロッパで喫茶が流行するのを受けて、イギリスの植民地であったアメリカでも茶の需要が高まっていきました。当時茶貿易はイギリスの東インド会社が独占しており、また、1765年にアメリカ植民地に課税しようと印紙税法を制定しました。これに反発したアメリカではイギリス本国からの輸入商品の不買運動が起こり、結局、茶税だけを残す形で印紙税法は撤廃されましたが、茶への課税反対運動はさらに広がりました。そして1773年、ボストン茶会事件が起きました。ボストン港に停泊していたイギリス東インド会社の傭船を、先住民族の姿に変装したアメリカ植民知人が襲撃し、342個の茶箱を海に投棄したのです。 これを機にフィラデルフィアなど他の港でも同様の事件が起こり、一気に独立運動が高まっていきました。