2003年6月の免許制度変更に伴い、四級小型船舶免許は「二級」へと変更となりました。当ページは古い情報です。
4級小型船舶操縦士免許で乗れるボートと公海区域
免許を取得すると総トン数5トン未満の小型船舶、ジェットスキーなどに乗船でき、そこから広がるボーティング、
ヨッテング、フィッシング、水上スキー、ダイビングなどの遊びが楽しめます。航行できる区域は陸岸から5カイリ=約9km沖合いまでの範囲です。
老後はマリンスポーツでもと考え夫婦で免許を取得しました。
なお当ページの情報は1996年に受験した際のものです。地域や各マリンによっては内容が異なる事があります。正確には最寄りのマリンへお問い合わせください。
| 学科講習 | 通常は数日に分けて行うらしいですが、私達は団体扱いの1日コースで、 短時間のため、かなりハードでした。帰宅後、試験日まではかなり勉強しました。 |
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| 身体検査、学科試験 | あらかじめ提出した予備身体検査証明書を参考に、 運動機能などが行われます。甲種合格の場合は1年間、乙種合格の場合は3ヶ月以内に受験申請すると身体検査は省略されます。 学科試験は6科目(一般常識、船舶概要、航海、運用、機関、法規)について全50問が出題され、解答方法は択一式、試験時間は2時間で、 合格の基準は各科目50点以上、総合点が約70点以上と言われています。 |
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| 合格発表 | |
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| 実技試験日決定 | 学科試験は全員まとめて実行されますが、実技試験は数日に分けられ、各自のテスト日が決められます。 |
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| 実技講習 | 実技講習も数日に分けられ、各自の割り当て日に受ける事になります。 インストラクタに一度の講習では無理と判断されたら追加講習も設定されます。ちなみに私の妻は2回受けました。もちろん料金は追加です。 |
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| 実技試験 | 実技試験は二人または三人に対し約60分程度の乗船時間が与えられ、 操船実技と口述試験が行われます。口述試験が実技試験の重要なポイントになります。 |
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| 合格発表 | ![]() |
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| 免許交付 | 料金は全て含めて10万円から20万円程度かかるようですが私どもは団体扱いで一人10万以下ですみました。 |
| 一般常識 | 小型船の船長心得(航海前に計画を立てる、同乗者を乗せる場合の心得、など)出題数2問題 |
| 船舶概要 | 船舶の区分(用途、船型、原動力、など)、船体各部の名称、各種設備(陽びょう、係船、操舵、など)出題数3問題 |
| 航海 | 航海計器の種類と用途(磁気コンパス、魚探、など)、航路標識、海図(海上での距離、緯度、経度進路の求め方)、海流について出題数10問題 |
| 運用 | 船舶の手入れ、各部点検方式、いかりの種類、ロープワーク、操舵方法と各種作用(吸引作用、浅水作用)事故発生時の処置、気象関係出題数15問題、 |
| 機関 | ディーゼル機関と電気点火機関の相違、4サイクル、2サイクルの比較、機関本体の概要、付属装置、伝達装置、各部の名称、計器類、バッテリー、燃料計算、など出題数5問題 |
| 法規 | 海事法規、海上衝突予防法、海上交通安全法、港則法、船舶職員法、船舶安全法、船員法、船舶法、海上審判法、海洋汚染及び海上災害の防止に関する法律、出題数15問題 |
試験員の指示に対して復唱し、完了したら「○○○おわり」と必ず発声します。例えば試験員が「右90度変針しなさい」 と指示されると「右90度変針します!」 「右よし!後方よし!」 「変針おわり!」と言います。 問題はエンジン音や滑走音の騒音の中で試験員に明確に聞こえなければいけません。軍隊式で妻はいやがりましたが問題は大声が出るかどうかです。
| 発航前の点検 | 発航前に、船の各部に異常がないかどうかの点検を行う 例えば試験員から「エンジンルームの点検をしなさい」と指示されると「エンジンルームの点検を行います」「ビルジなし」「エンジン取り付けよし」「燃料コックよし」「燃料パイプよし」「Vベルトよし」「電気系統よし」「エンジンオイルよし」 「バッテリターミナルよし」「バッテリー液よし」「エンジンスイッチよし」「エンジンルームの点検を終わります」と言う具合です。 1つでも欠けるといけないらしいです。 |
| ロープワーク | 実際に結べるかどうか試験される詳細はこちら |
| ハンドコンパス | 目標物の方位を実際に測定し、目盛りを読み取る。 |
| 操船 | 発進、直進、増速、減速、停止、変針(左右45度、90度、180度)、後進、蛇行、人命救助、着岸、離岸があります。 特に難しいのが人命救助です。予告なしに試験員がヴイを落とし「右(左)げん落水者あり」と伝えられます。 すかさず「右(左)げん落水」「落水者確認」「救命ブイ投下」「風下より救助に向います」「エンジン停止」「救助ねがいます(同乗者へ)」 「救助完了しました」と言う具合ですが、最初の瞬間で風の方向、ブイまでの距離を見極め、どのコースからブイに近づくか判断します。 問題はエンジン停止しても蛇足でしばらく停止せずブイへ届かなかったり乗り上げたら失敗です。 1回だけ失敗が許され、2回目で完全に不合格です。風の強さ、方向、波の状況などが大きく影響します。 |
| 口頭試問 | 10−15問を口頭で出題され、それに答える試験。実技試験の中でも最も重要 例えば「船体に穴があいた場合、どのような行動をとればよいか」とか 「右げん側からヨットが近づき、衝突のおそれがある時どうするか」など頭で分かっていても、どう表現するかが問題で教科書のマル暗記で 試験にのぞみました。 |
合格基準点:300点満点に対し、210点(70%)以上が基準となる。どの項目が何点かは公開されません。口頭試問がかなりのウエートがあるらしい。
| 教科書マル暗記でも困る事がある | 「エンジンルームの点検」を指示された時の事です。 バッテリターミナルのゆるみに気がつきました。教科書では「バッテリターミナルよし」と記憶していたので「よし」以外の言葉を用意していませんでした。 「ゆるみあり」と答えるべきか、「異常あり」と言うべきか一瞬迷って「ダメ!」と言いました。試験員も慣れたもので「アッソ−閉めといて」と言われただけでした。 |
| 理解していなくても試験は合格する | 試験が終わって帰宅する車中で妻が 「エンジンルーム点検でビルジ良し」って言うけど「ビルジ」って言う「ネジ」はどこにあるの?と質問するのです。 「ビルジ」とは船内に溜まっている水の事です。二人で大笑いしました。要は理解していなくても試験は合格するのです。 |
| 試験員は人格者とは限らない | 私の試験員は紳士的でいかにも人格者の感じでしたが、 妻の方は悲惨だったようです。老試験員で、いきなり大声で怒鳴り、アホ、バカ、の連発で最後はブイを床にたたきつけたりしたらしく、 一緒にいた若い男性(二人一組で試験を受ける)はガタガタ震えてかわいそうに思ったそうです。 皆さん受験者は礼儀正しく低姿勢なので試験員の中には自分が偉く地位の高い人間になったと勘違いする人がいるようです。 でも結婚して20年以上になるが、妻にそんな度胸があるとは、新たな大きな発見でした。 |
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